CERVELOとカリバー(TTバイク)

 トライアスロン用のチャリがほしい続編。
 定番はカリバー。2004年ハワイ・アイアンマン・トライアスロンを制してから翌年、馬鹿売れ。
 昨年、ほんとは僕もこれを買おうとしていたのだけれども、予約殺到納期未定であきらめてオルベアORCAにしたという顛末あり。フレーム28万円(専用シートピラーつき)。

 実業団鉄人部NKロケッツの宮さまからcerveloを勧められた。
 赤と黒がすごくいい。かなり高い。フレーム41万円。

 同じく宮さまといっしょに購入を真剣に企んでいたマイナー本命モデルがBMC。ただし緑のフォナックカラーがよかったので、2006年モデルで赤白になって意欲はダウンフォース。最高峰のタイムマシーンは色以外で憧れるが、フレームだけで120万円だ。


 

俗悪な小学生の名前

そしていつも思う。社会をどんどん俗悪なものにしているのは私の世代なのだ。小学生の名前の変遷を見れば歴然とわかる。このクソ世代がやっていることが。
絲山秋子『沖で待つ』「勤労感謝の日」)

 2006年最初の芥川受賞作家になった絲山秋子さんは、日本で初めてまともな女性総合職小説を書いたことで評価された。女性総合職第1期生の彼女らは新人類と呼ばれていた。
 小学校のクラス名簿を見る。明子とかよし子とか、子のつく名前はクラスにだいたい2人ぐらい。子のつく名前を娘につけたかったのに、そうしなかった。うちも俗悪な名前になっているかもしれない。
 天皇家の愛子さま。さすがだ。子をつけながら古くさくなく強い独自性がある。
 妹ができたら何という名前にするのか娘に訊かれた。
「オレンジ」
「ひっどーい」
「いや、みかん、だったかな」
「おとーさん、みかん、あんまし好きじゃないじゃない」
「好きな名前をつければいいってもんじゃないさ」
「ねえ、あけみ、にしようよ」
 あけみ?
 う、うーん、それはどうかなぁ・・言葉を濁した。確かに伝統的な名前ではあるが。それにしてもいきなり、なんで「あけみ」なんだろう?


沖で待つ

沖で待つ