小学生最後の夏休みのいちばん最後は、広島。
原爆資料館を娘に見せておきたいと思っていました。
平和記念公園周辺をランニングしながら、川べりにたたずみ、この川に水を求めてたくさんの人が浮いていたのだと思いを馳せ、話しあいました。おとなになっても娘の胸のどこかに残ってくれるといいのですが。
資料館をみたあとは、ランニング時にチェックしておいた広島お好み焼きの店に。屋台風の店では、往時はビジネス客でごったがえしたといいます。今はビジネス街もすっかりさびしくなってしまったと店主が言っていました。
この豪快なキャベツ。
麺もいっしょにいためます。
クレープのようになった小麦粉焼きをキャベツにのせて、こてでぎゅっぎゅっと圧力をかけると、
じゃーん
広島風お好み焼き。もちろん、おたふくソース。
小さなこてで食べる現地風の指導を受講中。
そうそう。豚インフルエンザ流行にもかかわらず、広島の人はほとんどマスクをしないそうです。
町の人々とすれちがったりしただけですが、人としての礼節がしっかりしている、と感じました。地方に行っても、最近はこういったところが崩れているところも多く感じるだけに、印象に残った町でした。
代々の広島市長が世界のどこかでくり返される核実験に、一回一回送り付けていた抗議文書のレリーフが、壁一面に貼ってあったのを思い出しました。