aka rui heya ゆーきゃん 初めてのワンマンライブ

sole cafeにて

 昨日は紫野のSOLE CAFEで生音にて、弾き語り。今日は磔磔に於いてwith his best friendsでバンド演奏。最初の予定では一日どころか二日とも行けないと思っていたけれど、どっちも行けた。今日は遅くても開演には間に合いたいと思って休憩取らずに働いていたのに、なかなか仕事が片付かずに16時くらいから焦り始めてイライラして・・・17時に上がろうと思ってたのに終わらず、何とか18時に仕事を終え、油小路から急ぎ足(半分走りながら)で富小路まで。開演30分前―もう少し遅ければ椅子に座ってゆっくり見れなかったかもしれないので、よかった。よかった。
 好きなバンドさんやアーティストが何組も居て、ゆーきゃんは曲だけでなく、その声が特別だ。あの少し高音になって突き抜ける声は丁度あたしの胸の中の何か感じるところと同じ波長をもっているのではないか。惹きこまれて心が高まるのと同時に胸騒ぎのようなものを同時に感じてそわそわする。いてもたってもいられない、不安な気持ちと言うべきか。タバコのようなもの?と最近思い始めてきたのだけど…他の人たちはどのように感じているのだろう。
 昨日のソロはどちらかと言うと1枚目の音源を中心として、ゆーきゃんには珍しくMCでトークを交えながら、そして2回の休憩を挟みながら19時から2時間ゆっくり。【This is the song for you】や【マリー】を聴いて、胸にこみ上げてくるものがあって、胸騒ぎと言うかゾクゾクしてきた。マイクを通さないからもちろん、扉の向こうには雨の降った後をクルマが走っている訳で、その音がノイズになるのでなく、「すべてがゆーきゃん」という言葉のまま、そう。とても自然だった。元々しとしと降る雨っていうのは好きだったけれど、雨音(雨雫ではなく、雨の存在を教えてくれるような音)がこれほど心地よくあったなんて、気付かなかった。

ひかり

ひかり

 SEで流れていた曲はFISHMANSで、ゲストとして山田稔明(GOMES THE HITMAN)―。1曲を除いて、全て音源化はされていないらしい。由来の場―帰るべき場所をテーマとした曲があって、将来のことをいろいろ考えて一人でバカみたいに迷っているあたしには、なんか思うところがあって、それが否定なのか共感なのかは分からないけれど、とても気に入ってしまった。30分強の演奏の後はbest friendsの登場。
 「ちょっとし自慢のメンバーなんで」と昨日少し照れながら宣伝してたゆーきゃんの言葉を思い出す。まさに、そんな感じの演奏。やっぱりサックスがとてもいいパンチ効かせてると思う。ロマンチックをアクセントに。バンドでしか聞けない曲に好きなのが多いので、もう、毎回楽しみで仕方ない。【8月のブルー】をやってくれるとは!!
 あと、一番大好きな【エンディングテーマ】をいつやるかなーと心待ちにしていたら21時を過ぎてしまって(磔磔は音止めが厳しい)、え?今日聴けないの?と思ったら最後の最後にやってくれた。もう、どうにかなっちゃいそう。ぐわっと心中を掴まれた気分だ。1時間半の演奏はあまりにもあっという間で、すぐに終わってしまった。でも虚無感ではなく満足感で気持ちは満たされている。いくらでも音を吸収できる、そんな気さえした。アンコールは【sang】―ピアノの音色とゆーきゃんの歌声、それだけで十分だ。

sang

sang

 帰り道の空気は冷たく湿ったいたけれど、暗闇がとてもきれいに感じた。夜なのにシャキッとして、また新しいスタートラインに立てそうな気がした。


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