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それなしで生きてはいけず、それがあっては本当に生きられない 〜 今日マチ子『cocoon』を読む〜 その1

COCOON

COCOON

・・・あれはたしか、たぶん俺が中学校から高校のころまでであったか、「この空は偽物だ」という妙な錯覚を感じていた時期があった。別に日常生活に支障があったわけではない。ただ、夏の青い空などを見ていると、それが妙に芝居の書き割りのように感じられてならない、そんな瞬間が時々あった。いつかあれはバリバリと音を立てて破れるのではないか。たとえて言うなら『ウルトラマンA』の超獣バキシムの登場シーン、あんな感じ。
http://pulog1.exblog.jp/1305135/
大学に合格し、慣れない学生生活で右往左往しているうちに、そういう感覚は薄れていったが、その後もふと「にせものの空」を感じることが時々はあった。
もっとも、今ではまったく感じない。
あれはいったい何であったのか。「この現実が舞台の劇のように、たとえば『8時だヨ!全員集合』の舞台セットのように、崩壊可能なものであればいい」という願いの表れだったのか。
そんなどうでもいい自分の思い出話はおいといて、今日マチ子の『cocoon』の話をしよう。
・・・あれはたしか、1990年代のいつごろであったか、テレビの討論番組を見ていた時のこと。「従軍慰安婦なんてなかった。大日本帝国は立派だった。そうでないと言う人々は反日だ」と主張する例の特殊な人々と、日本近現代史研究の吉見義明先生が議論をしていた。特殊な人々の一人が、吉見先生にこういうことを言った。あなたはなぜまた、従軍慰安婦なんぞというものを調べようという気になったのか、どんな興味でわざわざ過去のそんなことを調べるのか、と。要するに「大学の歴史の先生なのに、わざわざ昔のそんないやらしいことに興味を持つなんて変態じゃないの」ということだ。すると吉見先生は冷静にこう答えた。「あなたは過去のことというが、戦時の性暴力の話は過去のことですか。性と暴力や強制をめぐる問題は過去のことなんですか。わたしはいつも現在の問題を解く手がかりとして歴史を調べていますが。」
質問者は虚をつかれたのか、その話はそのままとなり、話題は別のことに移っていった。
そんなぼんやりした自分の思い出話はおいといて、今日マチ子の『cocoon』の話をしよう。
・・・SF作家の山本弘さんの本が面白くて、これまでずいぶん新書や古書を買い集めている。新刊であれば入手は容易だが、絶版になった本はamazonあたりで買い求めるしかない。さてどうしようか・・・と思っていると、面白いことに自宅の近くの小さな古書店で、彼の絶版本を20冊くらい発見したりする。そんなわけで最近は楽しい読書生活を送っているが、彼の作品の中でこんな話が出てくる。詳細は省略するが、「虚構と現実は人間の中では等価」という話だ。「マンガやアニメの物語も、過去の歴史や実際に経験した思い出も、脳内で再生するという点では同じ」、そういう内容だった。これはもちろん、「虚構と現実が等価」と言っているのではない。「人間の中では」、かつてあった現実も、メディアを通じて得る虚構も、脳内で再生される情報のひとつにすぎない、ということだ。それはSF的な発想の一つでもあるが、一方で山本さんの本には「人間はすべて認知症」という言葉も出てくる。知性や理性を否定しているのではなく、これは警句というものだ。
そんな自分の日常の話はおいといて、今日マチ子の『cocoon』の話をしよう。
・・・今日マチ子といえば、まいにちまいにちポコポコと色つきの悪夢や白昼夢を走り書きしたかのようなあのブログ「センネン画報」http://juicyfruit.exblog.jp/の人であり、たまに雑誌でその作品を目にすることもあるが、そのときはなんとなく「ふーん」と読んでそれっきり、でも独特の画面をなんとなく記憶する・・・そんな漫画家だ。
 俺は「センネン画報」については、あまり一気に読まないほうがいい、という感じがしている。一度に大量に読むと「酔う」感じがする。おばあちゃんが「子どもにギンナンをあまり食べさせると有害」とか、筒井康隆が「夢の無意識をあまりのぞきすぎると危険」とか言うのと同じような理由で、まあたまにチラッと見るだけならいいんじゃないの、でも健康のためには摂り過ぎは毒だよ、それが今日マチ子
そんな今日マチ子が、沖縄戦を題材にマンガを描いたと、あれはたぶんコミックナタリーか何かのニュースで読んだのだ。「ええっ、そんなことが可能なの?」と、その時は思った。と同時に「それは読みたいな」と猛烈に思った。日常系四コママンガの感覚で戦争というテーマに接続した傑作が、こうの史代の『夕凪の街 桜の国』や『この世界の片隅で』だった。ならば日常妄想系webマンガの感覚が戦争に接続した時に、どういうものができるのか。
(つづく)

藤原書店が劉暁波の本を出す

ノーベル平和賞 劉暁波氏の著作邦訳・藤原書店社主
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/101018/bks1010180758001-n1.htm
>藤原社主は「隣の国で民主化の動きが起きていることを伝えたいと思った。市民の手で民主化をつかみとる運動には、日本人も学ぶべきところが多い」と話す。・・・

・・・藤原書店といえば雑誌『環』。

(上の関連記事)08憲章の基本理念

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B6%E5%85%AB%E6%86%B2%E7%AB%A0
>自由 - 言論、出版、信仰、集会、結社、移動、ストライキやデモ示威等の権利
>人権 - 人は国家の主体であり、国家は人民に服務し、政府は人民のために存在する
>平等 - 公民は、社会的地位、職業、性別、経済的状況、種族、皮膚の色、宗教や政治思想にかかわらず、その人格、尊厳、自由はみな平等である
>共和 - 「皆による自治と平和な共生」、分権制と利益バランスを求める
>民主 - 主権は国民と国民が選んだ政府にある
>憲政 - 法治によって政府権力を制限し行為の境界を主張する

・・・漁船にさえナメられるような日米安保条約自衛隊なんかアテにしないで、
中国に日本国憲法を輸出するといいんだよ(@∀@)

というタグを作ってみた。

・・・もちろん山田玲司の不死身連載漫画(いっぺん打ち切られたのに強引に復活した)が元ネタだ。
実は俺はあんまり絶望とかはしない方なんだけど(@∀@)こういう話が必要な人も世の中にはいるだろうから、まとめて置いておこうと思ったのさ。

>中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。
>でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。
・・・
>広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
>中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。
>ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。
東京海洋大客員助教授・さかなクン
http://www.asahi.com/edu/ijime/sakanakun.html

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.3) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.3) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

さかなクンとの対談を収録

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」