「ミッドナイトイーグル」

原作はおもしろかったし、
「壮大なスケールで描く山岳サスペンス・アクション」
という宣伝文句に惹かれて、気になっていました。
公開は11月23日ですが、たまたま試写会にいく機会があったので、見てきました。
ラスト20分くらいはかなり盛り上がりました。それだけでも充分楽しめたと思います。
ただ、山に関する描写はどうにもこうにも…。
「『氷壁』以来約50年ぶりの本格山岳映画」というのはかなり言い過ぎ。
山のシーンは、スキー場のゲレンデでお散歩しているようなお気楽さで、緊張感なし。
エフェクトで吹雪っぽく見せてますが、冬の北アルプスとはとても思えず。
そのほか、細かい部分をいうと、(フィクションだとしても)それはありえないだろ、という部分多数。
西穂で雪山取材して、巨大扇風機で吹雪を作り出したらしいですが、やはり作り物は作り物。
節減に墜落したステルス機(ミッドナイトイーグル)は、ロケセットだそうで、さもありなん。


原作を読んだのが8年前で、内容はあまり覚えていませんが、ラストはこんな話だっけ?
山岳描写に関しては、小説のほうがずっといい感じだった気がします。
もう一度読み返さなくては。


公式サイト
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ミッドナイトイーグル (文春文庫)
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