20091008
■[文学] My Unwritten Books
台風の日。我が家の鳥獣たちのかたわらで、ひさしぶりに一日じゅう家にこもり読書をして過ごした(こんな過ごしかたをしたのは本当にひさしぶり。2、3年ぶりだろうか)。
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- 作者: ジョージ・スタイナー,伊藤誓,磯山甚一,大島由紀夫
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2009/09/19
- メディア: 単行本
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近所の書店にて、これは図書館で十分かなと思いつつ中身を覗いていたのだが、所収の章「人間と動物について」に強く激しく触発されていまい、気がついたときにはもう本書を手にレジ前に並んでいて万事休す。
偉い人にしか書けない素敵な本。
こういう本は、ものすごくたくさん本を書いた人か、あるいはまったく一冊も本を書かなかった人が書くと、とてもかっこよくキマる。中途半端な輩(たとえば小生とか)では冗談にもならない。
■[文学] 善悪の根源
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- 作者: 川上未映子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/02
- メディア: 単行本
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帯の「善悪の根源」云々というキャッチコピーにつられて購入。
この人の作品を読むのは初めてだし、ふだん新刊小説をほとんど読まないので、テキトーなことを述べるのも気が引けるのだが、しかしせっかく読んだのでテキトーに記すと、前半は村上春樹の「私小説」で後半は永井均の「倫理学」、といった印象。とはいえ、べつに彼らを思い起こしたというだけのことで、この作品を貶すつもりはぜんぜんなく。完成度は高いと思う。
気に入った登場人物はなんといっても主人公=僕の「母さん」(継母)。ちょっと抜けたところを感じさせるし、微妙にユーモラスで好感を持たざるを得ない。この人がいなければ作品は完結しなかったであろう。最後のシーンで作品が救われている感じがするのも彼女のおかげと思う。








