思えば小市民しかり古典部しかり近作は人間の悪意について自在に描くことが可能なのだと知らしめてくれる作風ばかりが続くが、受け入れるでもなく拒絶するでもなく正面からぶつかって且つ飲み込まれないパーソナリティを持つのが折木というキャラクターに築かれてきた強みで、彼ならこの悪意に満ち満ちた世界であっても大丈夫だしなんとかしてくれる、と単衣に思えることほどありがたいことはない。という話になっている。善性は守られなければならない(二回目)。
悪文だけど酔ってるので直さない。