三重県北中部で大きな地震

 4月15日12時19分ごろ休日出勤で会社の食堂で食事をしていると大きな揺れを感じ立ち上がった。食堂は会社の中でも一段と高い3階に当たるところであるので横揺れはいっそう大きく驚いてしまった。食堂のテレビは棚から落ちそうになったが何とか踏みとどまった。15秒から20秒は揺れていたような感じだ。すぐさま食堂から避難し、守衛所前に集合した。我会社は三重県の北部に位置する製造業である。こんな大きな地震はこの20年で始めての体験であった。
 怪我人の報告や火災は無い様でともかく工場内で仕事をしている人の安全確認を行ったが、全員無事がすぐさま確認できた。後は休出者での設備目視確認。次に危険物の漏れ確認。最後に電源を投入し、異常の確認をマニュアルに基づき行った。幸い大きな異常は確認できなかった。

 この地震の直後から携帯はもちろんの事、一般電話も不通になり、公衆電話だけが生きていた。高速道路も不通、電車も止まり、一時的にはパニック状態であった。気象庁の発表によると三重県北部の亀山市震度5強、津、鈴鹿市などで震度5弱を記録したといい、震源地は三重県中部で、震源の深さは約一六キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・4と推定。三重県の被害は亀山城の石垣が壊れたり、ドライブインの天井板が落下したくらいで大きな被害は出なかった模様。

 この区域は昔から活断層が危険とされているところであり、有名なところでは「布引山地東縁断層帯」があり、マグニチュード7.3程度の地震が発生すると推定されるところでもあります。18時過ぎにも震度4の余震があり、1週間くらいは気をつけなくてはならないといわれております。