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繭の図書館

2010-01-11

台湾雑記その一 本と本屋

| 20:41

台湾最大の本屋チェーンは誠品書店である。台北周辺にやたらある。

これが何と二十四時間営業なのである。

台北ナビ 誠品書店

http://www.taipeinavi.com/shop/81/

誠品網路書店(中国語サイト)

http://www.eslite.com/index.aspx


しかも、日本でいうところのジュンク堂で品揃えはいいし、内装も綺麗。本だけでなく雑貨類も豊富である。

この本屋を二、三軒回った(本屋だけで十軒ほど回っている・・・)。

店内を見回して、驚いたのはこちらでは立ち読みではなく「座り読み」が当たり前なのだ。ところどころに椅子も用意されていたが、ほとんどの人が床に胡坐をかいて本を読んでいた。

そこでふと思った。

「立ち読み」っていつうまれたのだろうか?

皆さんの学校にもあったと思うが、二宮尊徳像は「歩き読み」であるが、「子曰く・・・」の『論語』は基本的に座って読んでいるイメージがある。江戸東京博物館江戸の本屋の店頭が再現されているが、当時は店先で本を読んだのだろうか。「読書空間の近代」を考える上で、「立ち読み」とは意外とおもしろいテーマかもしれない。

閑話休題

この本屋ではこんなものを買った。

『The reader 誠品・學』の2009年7月号、90元

http://www.eslite.com/product.aspx?pgid=1009901872289中国語

『週刊宝島少年』No833、2010年2+3号、東立出版、85元

上は、この書店の出している都会的な情報誌らしい。この号は、MRTという台湾鉄道の特集。世界各地の電車のある生活が紹介されている。

下は、なんだかわかりますかね?

週刊少年ジャンプ』の台湾版です。小生はジャンプを久しく読んでいないので、知り合いに見せて日本のものと比較してもらった。

すると、以下のことがわかった。

1掲載作品が少ない。

2まだこの回か。つまり、時間差がある(当然だ)

3作品ごとの連載時期がズレている。つまり、日本の雑誌をそのまま訳して出している、というわけではないようだ。

本屋に漫画という棚があったが、あるのはほとんど日本の翻訳である。『バクマン。』はもう最新巻が並んでいた。とうことは、日本と同じくらい連載が進んでいるということだ。ひらがなの作者名は、そのままというのが結構あった。

小説の棚には、――

万城目学があった・・・・・・。関西がわかるのだろうか。

森見登見彦があった・・・・・・。京都がわかるのだろうか。

西尾維新があった・・・・・・。地名以前に、あの言葉遊びをどう訳しておるのだ!!

台湾オリジナルのものもないわけではない。

売れているらしい「軽小説」(いうまでもなく、ライトノベルである)を買ってみた。

『吾命騎士6』(日本でだったら絶対こんな中途半端な巻は買わない。表紙はBL調)

http://www.eslite.com/product.aspx?pgid=1001182411909437

マンガがついていたが、あまりうまくはない。

帰ってきてきづいたけれど、そういえば福嶋亮太が「軽小説」について論考を書いていた*1。パラパラめくって、これは東方語ったものよりよっぽど、おもしろい仕事だなーと思っていたが、まだちゃんと読んでいなかった。見返してみると、何と台湾オタクカルチャーを紹介している。次回、詳しく触れよう。

読書空間の近代―方法としての柳田国男

読書空間の近代―方法としての柳田国男

ぜったいに復刊すべきである。柳田論として注目されたが、私は原作のファンでもある『はてしない物語』論が、たまらなく好きだ。

思想地図〈vol.1〉特集・日本 (NHKブックス別巻)

思想地図〈vol.1〉特集・日本 (NHKブックス別巻)

ただのメモ

蒲田行進曲』を見た。

Mother2』の実況プレイ動画を見た。

*1:「物語の見る夢――華文世界の文化資本東浩紀北田暁大編『思想地図』Vol.1、NHKブックス、2008