NOVATION LAUNCHPADのユーザーモードで遊びながら作曲*メロディやコードを図形でとらえて、あまり深く考えずに指を動かす感じ
ABLETON LIVEとLAUNCHPADの使い方の例です。
まずは設定から・・。
LAUNCHPADのユーザーモードでパッドを光らせる
1.ピアノの音源を挿したMIDIトラックを用意して「PIANO」と名前を入力します。トラックの状態は「IN」にします。
2.光らせるためのMIDIトラックをひとつ作ります。同じくトラックの状態は「IN」にします。MIDIの入力を「PIANO」からにします。さらにMIDI OUTは「LAUNCHPAD」を選びます。これで、弾いたりシーケンスを再生したりするとパッドが光るようになったはずです
コードを押さえて遊ぶ
(↑ LIVEの「CHORD」デバイスをトラックに挿して「メジャーセブンス」の音を鳴らしたときの形です。他にもいろんなコードの形を探してみると面白いかも。)
ひとつパッドを押さえて下さい。そのまま次にひとつ上のパッド、さらにひとつ上のパッドの左ななめ上を押さえてください。メジャーコードが鳴るはずです。
このときの指の形をそのままキープして好きなところへずらしてみてください。ピアノの鍵盤と違って同じ指の形のままコードチェンジができます。
また、コード進行の発想がギターのように柔軟になるのもこの白鍵、黒鍵の区別が無い並び方のおかげです。
MIDIでマルチトラック録音して遊ぶ
ユーザーモードの演奏をマルチトラックでMIDI録音するには以下のように設定します。
録音用MIDIトラックを好きなだけ作り、すべてMIDI OUTを「PIANO」へ設定してやります。
(音源を挿したMIDIトラックにはクリップをレコーディングはしません。)
以上のような設定をプログラミングしたうえで、
俺の遊び方は、LAUNCHPADを弾いて2小節ループのリフを
録音したものに4小節のベースラインを加えて、8小節のメロディを足して・・といった感じです。
これがドで、これがレで・・といって確認することもありますが、途中からは単に形としてとらえていきます。メロディやコードを図形として把握してあまり深く考えずに指を動かす感じです。
それが曲になるときもあればならないときもあるといった感じですがとても楽しいですよ。
MIDI録音したメロディが光って再生されるのを見ると、テトリスのブロックのようなかたまりに見えます。これがその曲で使っているスケールだったりコードが視覚的、直感的に表されたものです。
今鳴っている音だけが見え、残像でコードやスケールが図形化されます。さわれます。触ると音が鳴ります。DAWのピアノロールよりも直感的です。
このようにLAUNCHPADのユーザーモードは遊んだり学習したりするのに活用できます。
いままでメロディを作る作業のとき、メロディの動きがどうにも抽象的に感じられて覚えにくく効率が悪かったのですが、この方法だとメロディの動きが地図上の通り道みたいになり、「最初は右から上って次は左から上った。左からのほうがグッとくるな。」といったふうになり、俺的にはかなりやりやすい方法が見つかった気がしています。
ちなみにLAUNCHPADのユーザーモードは4つのエリアに分かれていて数字の順番につながっています。
Novation Ableton Live用のMIDI PADコントローラー LaunchPad