「桃太郎」脱税摘発
アダルトビデオの販売で売り上げを伸ばしていた東京の会社が、法人税５千万円近くを脱税をした疑いが強まり、東京地検特捜部と東京国税局は、２０日朝から関係先の一斉捜索に乗り出しました。
法人税法違反の疑いで捜索を受けているのは、東京・文京区にあるアダルトビデオ販売会社「桃太郎」本社や社長の自宅などです。関係者によりますと、「桃太郎」は、アダルトビデオやＤＶＤの制作、販売で売り上げを伸ばしていましたが、架空の仕入れを計上するなど、利益があがっていないように見せかける手口で、これまで２億数千万円の所得を隠し、法人税５０００万円近くを脱税した疑いが持たれています。
商品仕入れを架空計上し、約8500万円を脱税したとして、東京地検特捜部は20日、法人税法違反容疑で、アダルトビデオ制作販売会社「桃太郎」（東京都文京区）の実質的経営者矢野情二容疑者（47）ら3人を逮捕し、関係先を家宅捜索した。3人はいずれも容疑を否認しているという。
調べによると、矢野容疑者らは共謀し、桃太郎が商品を仕入れたように装って架空経費を計上。2003年11月期までの3年間で、同社の所得約2億8400万円を隠し、約8500万円を脱税した疑い。
ＡＶメーカー「桃太郎」が脱税容疑で東京地検特捜部に摘発された。バッキー関連なので記事をリンク＆引用しておく。
どこがバッキー関連か？
バッキーは2004年12月に“直腸損傷事件”で栗山龍ら8名が逮捕されるまで全日本ビデオ倫理審査会（AJVS）*1に加盟していた。
2004年5月のある会合で「倫理審査会の偉い方」が中村件臣監督（強姦致傷、傷害容疑で裁判中）に対し「お前は無茶やれ」という言葉をかけて中村を感激させている。
（略）
今日は、メ−カ−やショップさん達の会合で、新作の発表と説明に参加。
特にパンティ−仮面作品とハリケ−ン監督作品の説明。*2
ひつこい位に、犯罪やってま~す。無茶やってま~す。
で、 余った時間で、
適当にエロサップ[加太]作品と若ボン作品を宣伝しといた。
会合に来ていた、倫理審査会の偉い方に個人指導されてました
『お前は無茶やれ』いゃ−最高の褒め言葉を頂きました。
ちょい酔いさめて来たので寝る。
（出典はバッキーのケータイサイト「ホワイトデイズ」。同文が過去ログ倉庫にも収録されている。）
全日本ビデオ倫理審査会（AJVS）はバッキーの犯罪ビデオに対して「倫理会審査済み」のお墨付きを与え、あまつさえ中村件臣に「無茶やれ」とハッパをかけていたのである。栗山龍と撮影スタッフは逮捕・起訴されその裁きは司法の手に委ねられたが、バッキーの犯罪ビデオを黙認していた業界団体AJVSの“倫理”はいまだ不問に付されている。
そのAJVSの親玉が、今日脱税摘発を受けた桃太郎なのである（AJVSの理事長は桃太郎の代表取締役・熊谷次郎）。→ AJVSの会員一覧
というわけで、これはバッキー関連のニュースなのである。
追記。
共同通信の記事は熊谷次郎も逮捕されたと報じている（熊谷社長の名前は産経の記事にも出ているが、その時点では未逮捕）。
東京地検特捜部は２０日、法人税約８５００万円を脱税したとして、法人税法違反容疑で東京都文京区のアダルトビデオ販売・制作会社「桃太郎」のオーナー矢野情二容疑者（４７）＝新宿区＝ら３人を逮捕、関係先を家宅捜索した。
ほかに逮捕されたのは同社社長熊谷次郎容疑者（３４）＝文京区＝と、会社役員大谷友寛容疑者（３５）＝港区。いずれも容疑を否認しているという。
調べでは、桃太郎社は架空の商品仕入れを計上するなどして、２００１−０３年１１月期に法人所得約２億８４００万円を隠し、法人税約８５００万円を免れた疑い。
（共同通信） - 6月20日19時32分更新
