雑記:子供の貧困問題

最近巷でよく言われる「子供の貧困問題」って、考え方が共産主義的で共感できません。
食べるものにも困っている子供がいたら助けてあげるべきだ、ということには賛成です。しかし親の経済力が子供の学歴格差を生むような社会になってはいけない、とまで拡大解釈されると「それは違うだろう」と脊髄反射したくなります。
僕が鬱病を克服しながらブラック業界と言われるソフトウェア産業で働き続けているのは、別に自分が裕福な暮らしをしたいためではありません(……もちろん裕福な暮らしができるなら、ウェルカムですが)。一番の理由は、子供に必要な教育を受けさせたいためです。親が子供に残してあげられる唯一の財産は教育だと言われますが、僕もこれに同意します。仮にとても収入の低い家庭が我が家と同等の条件で子供に教育を受けさせることが可能なのだとしたら、僕のこの20年間の苦労はなんだったんだ、ということになります。
だから僕は「子供の貧困問題」に対して斜に構えずにいられません。無条件な公平とは不公平の裏返しなのです。