株主優待:王将フードサービス/ダスキン

最近、実は株主優待関連の手紙が次々ときていて、整理するのが億劫になりかけています。この手の手紙ってこないときはまったくこないのに、くるときはどんとくるので。
というわけで、まとめてご紹介を。
今年第21号となる株主優待オリックス(8591)。プロ野球の会社です。
株主カードを提示することで、いくつかのホテルの宿泊やプロ野球公式戦の観戦、すみだ水族館の入場、有料老人ホームの入居、レンタカーの割引などを受けられるとのこと。割引という制度に興味がないし、オリックスという球団は嫌いだし、水族館にいくような年頃でもないし、老人ホームにいくほど老いぼれてもいないし……。そもそも株主カードなんてすでに紛失してしまったし……。
もらっても使い道のない株主優待です。



今年第22号となる株主優待王将フードサービス(9936)。餃子の会社です。
大阪地盤の中華料理チェーン店ということもあり、神戸で暮らしていたときには同店をたまに利用していました。
10年前、大連に長期滞在していたとき、毎日のように夕食をここで食べていました。僕自身は「海外にいったら郷土の店に入るべき」派ですが、仕事で海外に滞在していると「付き合い」もあり、日本料理の店にいかざるを得ないのが現実です。ただ、大連の餃子の王将は日本の餃子の王将より「安くて美味い!」でした。経営難で今は中華人民共和国から撤退したようですが。
株主優待の品物は、同店で利用できる食事券1,000円分です。1,000円だと家族を誘っていくわけにもいかないし、どうやって消費しようか考え中です。自宅の近所にあるので、消費する気になればいかようにもなりますが。
もともとこの株は株主優待目当てではなく、キャピタルゲイン狙いで買ったものなので。思惑どおり含み益になっており、ありがたい銘柄です。


今年第23号となる株主優待ダスキン(4665)。お掃除の会社です。ミスタードーナツの会社といったほうが通りがいいのかもしれません。我が家ではドーナツを食べる習慣がありませんが、たこ焼きのホットランドを買ったついでに(?)、ドーナツもいっちゃえ!みたいな勢いでこの銘柄を買いました。
この銘柄は最近好調で、いい具合に株価が上がってくれています。
株主優待の品物は、同店で利用できる食事券1,000円分です。餃子の1,000円とはわけが違い、単価の安いドーナツの1,000円なら利用価値があります。
ダスキンミスド)も僕の自宅の近所にあるので、消費したいときに消費できて便利です。やっぱり株主優待(食事券など)は、自宅の近くに店舗があるかどうかが購入する際の重要な決め手になります。


善は急げとばかりに、株主優待を利用してミスタードーナツで買い物をしました。僕が選んだのはドーナツポップMセットです。一口サイズのドーナツ16個入りで、520円です。今夏に投入された新商品みたいで、僕が店にいったとき女の子を連れた母親もこれを買っていました。
株主優待がなければ、一生この食い物と出会うことはなかったでしょう、たぶん。
株主優待銘柄への投資は、ギャンブルに通じる金儲けとしての楽しみと、ギャンブルに興味のない家族へのご褒美という両面で、なかなか優れた投資法だと僕は評価しています。
今朝の読売新聞で「亭主がスマホゲームで半年で100万円も課金していることを知り、離婚さえ考えるようになった」みたいな人生相談が掲載されていました。僕の場合、株主優待銘柄などに投資(=ギャンブル)していて100万円を越える赤字を被ったこともありますが、「優待で恩恵も受けているし、しょうがないよね。ほどほどにしなよ」で円満に済んでしまいます。

すでにご存知かもしれませんが、情報処理技術者の制度がまた変わります。従来の情報セキュリティスペシャリストという資格が廃止され、来春より情報処理安全確保支援士という超ダサい名称の資格に変わります。
それだけならまだしも、この資格は登録制になります。今までのように試験に合格しただけではダメで、19,700円の登録料を支払わなければいけません。さらに継続して講習を受講しなければいけないらしく、この講習料が3年間で140,000円!とムダに高額です。
僕みたいな情報セキュリティスペシャリストの有資格者は、決められた期間内(再来年の夏まで)に登録料や講習料をちゃんと払いさえすれば、情報処理安全確保支援士として認められます。が……。どう考えても個人で負担できる金額ではありません。
少なくとも、これまでの情報セキュリティスペシャリストはいわゆる難関資格で、実務経験のある技術者でもほとんど合格できない程度の難易度です。僕もそこそこ苦労して合格を射止めたような気がします。それなのに今回の制度改正は、まるで頑張った人への罰ゲームみたい。
自分を含めて、今後この有資格者がどのようになっていくのか、興味津々です。