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漫画研究所 所長のcomics blog

日本のマンガが文化として広く世界に認められるようになったのは周知の事実ですが、さらなるマンガ文化の発展を応援するブログです。 具体的な目標はマンガ制作者の文化勲章受章です。それも遠い日ではないと確信しています。

2009-05-14

はんなり/スペリオールNo.11小学館

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はんなり! 2 (ビッグコミックス)

はんなり! 2 (ビッグコミックス)

本日は作画:柴門 ふみ「はんなり!」からです。

その前に、今回の表紙「AZUMI」ですが、先日このブログにて設定に疑問を投げかけましたが、今回の展開とても面白かったです。もう少し様子を見てから、また取り上げさせていただきます。

では、「はんなり!」です。本作品は以前「テレパルF」(現在休刊)に連載されていた「ザ・ゴールデン 」と登場人物、ストーリー設定同じですので、続編と考えてもよろしいかと思います。で、ヤングマガジン「P.S. 元気です、俊平」以来のファンとしては申し上げにくいのですが、絵が荒れて、すでにマンガとしては下手な絵としてしか読み取れません。かつて講談社漫画賞でノミネートされたとき(1983年)に審査委員の一人(石ノ森 章太郎だったと記憶)の「絵が下手」との講評を読んで「この作品はこの絵柄が正しい」と憤りを覚えたのは昨日のことのように思い出されます。ところが現在は、とにかく人物、男性の描写がひどく、人間に表現になっていません。また、美術品、少しは調べて描いているのでしょうが、古九谷の壺も美しさ、伝わりません。見ていてツライくらいです。いつ頃から作者の漫画に違和感感じたのか思い出すと「華和家の四姉妹」当たりからでしょうか・・・。

その昔、ヤングマガジン誌上にレオタード姿を披露してくれた作者の勇気や、田舎から出てきた若者たちの恋愛物語に、本人の姿を重ねているような熱い情熱が大好きでした。

ご存じのように「東京ラブストーリー」で社会現象を巻き起こし、トレンディドラマの立役者として、文化人として、一時代を築き、すでに望む目標が無くなったのでしょうか。林 真理子と同じ扱いを受ける現状に(嬉しいことなのか?)満足しているのでしょうか。

悲しいことに、この作品からは以前の作品に対する愛情や、一コマに対する思いが全く感じません。

ザ・ゴールデン (ビッグコミックス)

ザ・ゴールデン (ビッグコミックス)