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2018-06-27 コネクタ端子のハンダ付けあれこれ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

コネクタの半田ディップに関して、仕様書やカタログには、推奨半田付け条件の項目が記述されている。

ユーザーさんから温度設定について、海外メーカーの表示と試験リポートについてご指摘を受けた。
そこで、仕入れ先メーカーに問い合わせ、状況説明を求めた。

そのメーカーの製品図面には、半田温度:260℃(=500℉)最大5秒とだけ記述されいる。

これはハンダ付けの種類でみるとどうなるのかすべてにこれだけで良いのか等など。
フローもリフローも、はたまた手半田もこれだけでは不十分ではないか。

たとえば、手半田なら、半田ごて温度について国内メーカーはちゃんと記載していると。
確認したが、確かに記載されている。

某国内メーカーのカタログには、推奨手半田条件として、半田ごて温度が350±5℃、半田時間が3秒以内と記載がある。またその他某国内メーカーでは、それに加え、半田耐熱性という規格項目を示し、コネクタ性能に影響する樹脂部の溶融がないことと記述があり、先ほどの推奨温度と同値が記述されていた。

一般的に、鉛フリー半田の溶ける温度(融点)は、217℃ですが、電子部品の最適な半田付け温度は、もう少し高く250℃ほどと言われる。(引用先:http://www.soldering-guide.com/archives/50380587.html

指摘を受けた海外メーカーの記述だが、半田温度:260℃(=500℉)最大5秒は正しい表記と頷ける。
つまり、メーカーとして品質維持の重要条件が『性能に影響を与える樹脂部の溶融があないこと』である。

この際、改めて知ったことだが、コネクタメーカーが手半田こて温度を示すのはどれほど実際作業品質に参考になるのだろうかという疑問だ。コネクターに最適な半田温度が250℃とすれば、”状況によって”半田こての温度は、設定範囲が変わるはずだ。状況とは、基板厚さと全体寸法、ランドの寸法、コネクタの端子の寸法等などコネクタメーカーは知る由もない、ユーザーだから知ることのできる状況だ。
つまり、ユーザーが実際の半田付けするそれぞれの”状況”により、半田ごて温度の最適化をはかる必要がある。さらに細かく言えば半田ごて先の形状とサイズ(太さ)が影響するので、これも確認項目となるようだ。

個人的な趣味の範囲と違い、製造ラインでの条件となるとシビアな条件設定が必須だと今回改めて思ったので、備忘としたい。

2018-06-11 メーカー選択の難しさ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント


コネクタに関しては後々調達品質上で問題が発生するが、これは最初の段階で開発設計者なりの判断が不十分な場合に起きやすい。

ポイントは、
1.メーカーと製品のマッチング(製品のmustとなる部分が設計と加工に反映されている見極めができること)

2.選択製品の実際の対応状況(品質、納期、価格、◎対応性)ここでいう対応性とは、顧客側の目線でデータ作成や調査をしてくれるか等。


メーカーと製品のマッチングも、重要な採用検討要素の一つだ。
つまり、どこのメーカーにもコア技術というのがある。
そして、コア技術を生かした製品なら安心して使用できる。

選択製品の実際の対応状況は、例えば初めて作った新製品だったとしたら、やはり修正されるべき時間(バグ)をすこし置くべきだし、不十分な設備対応によって納期に追われることもない。


開発段階では兎に角、手に入ることが先決だ。
確かに少量のサンプルが手に入れば良いかも知れないとは理解できる。

しかし、賢くやるなら、サンプルに課す目的を細分化すれば直ぐに判断ができる。
寸法確認を重点的にしたいのか、それとも環境特性を確認したいのか等など。
そのことを技術者は責任を持って、探す商社などに情報提供することが大事だ。

お客様からの問い合わせに際し、口にされる何気ない情報は実際の困ったケースとして結構生々しさがある。

2016-11-11 Unibrain製Firewire800ケーブルコネクタの品質不良

Unibrain製Firewire800ケーブルコネクタの品質不良

UnibrainのFireWire800ケーブルであるが、お客様へ納入後、受け入れ検査でモールドの欠けを指摘され、至急の良品交換の要請を受けた。お客様は個人ではなく、産業分野のお客様、または大学の研究室と言ったところです。

また、数年前から、USB3.0のアダプタボードについて、特にマシンビジョン向けなど高度な技術と品質を必要とする製品として納入してきました。
しかし、昨今動作不良が散見するようになった。Unibrainはファブレス企業のため、ものづくりの現場から直接的に得られない不利な面が現れているように思う。

Unibrainは、ケーブルについて伝送上は問題ないはずだからそのまま使って問題ないと言ってきた。この返事に驚いた。

輸入品商売では、いつも輸入商社はお客様の品証の方と基本的な考え方の相違に直面することが多い。海外のメーカーの一般的なスタンスでは、外観不良(Appearance)という点におまり重点を置かないように見える。

外観には、欠け、色相なども、日本のお客様はきめ細かな管理をしている。インターフェースのコネクタの外側の白い樹脂など、しばしば色相について製造ロットの管理の悪さが要因となって問題となる。全数交換と要求を受け、メーカーとの間で埒のあかない窮地に嵌まり込んだことも少なくない。アジア圏の企業は、何とか折れて交換に応じるがその他は中々応じない。

話題をUnibrainに戻すと、ケーブル品も多種あるので一定の受注規模に応じ、様々なハーネス業者に指定仕様を受諾生産させるが、コネクタについてはブランドを指定しないようだ。コストの面からか、あるいはメインのケーブルの性能を確保すれば、コネクタ類は標準と判断しているのだろうか。

しかし、IEEE1394コネクタでもUSB3.0コネクタでも、一応公開された互換製品のはずだが、実際はメーカー間で金型設計の違いにより、公差やRの取り方などにばらつきがでてくる。基本的には嵌合するのは勿論であるが、コネクタの接触というのはそんな簡単ではない。特に伝送速度の高いものに使うコネクタは、樹脂のクラック一つでインピダンスも狂ってくるということがある。

Unibrainは、ハーネス業者の管理をきっちりすること、コネクタ部品にも伝送の性能に影響することを知ってもらいたいが、何度言っても聞く耳をもたないのがとても残念だ。あまりにもブランド力に頼り、今まで良かったことを誇るが、本当に冷静になって商品の見直しを期待したい。