2012-05-30
■英語論文が出ました。Norihide Mori(2012) "The Image and the Real: A Consideration of Sartre’s Early Views on Art"

英語論文が出ました。
Norihide Mori(2012) "The Image and the Real: A Consideration of Sartre’s Early Views on Art," Aesthetics: 11-24.
http://www.bigakukai.jp/aesthetics_online/index_en.html
2009年に『美学』に載った論文「初期サルトルの芸術論における想像と現実」(http://ci.nii.ac.jp/naid/110008464954)の英語版です。
微妙に議論や言葉遣いを修正しているので、できれば英語版のほうを読んで欲しいところではあります。
あと、以前出してたウォルトン論文も正式にリポジトリに上がりました。(これについてはこっちのエントリで→●)
森功次「ケンダル・ウォルトンのフィクション論における情動の問題――Walton, Fiction, Emotion」(『美学芸術学研究』29号、2010年)
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/51237
いちおうこっちのファイルだと、文字データがちゃんと埋め込まれてるので検索が出来ますね。
では。
その他の業務報告としましては、
今年は夏に香港の現象学セミナー(7-8月)に参加して、うまくいったら11月に現象学会のワークショップに出る予定です。
あとできるだけ早く翻訳仕上げます・・・。
2012-05-15 分析美学の勉強会。次回(6/5)は神経美学の論文を読みます。

次回は神経美学の論文を読みます。
2012/06/05、20時、@東大本郷美学研究室です。
読むのはこれ。
William P. Seeley. "Can Neuroaesthetics Earn Its Keep?"
http://abacus.bates.edu/~wseeley/Seeley%20APA-C07.pdf
なぜこの論文を選んだかというと、6/15(金)に一橋大で神経美学をテーマにしたシンポジウムが開かれるらしい*1ので、その予習も兼ねてのチョイスです。
本人のCVはこんな感じ。
http://abacus.bates.edu/~wseeley/SEELEY-wCV.htm
この本では、ノエル・キャロルと共著で論文書いてますね。
神経美学は、近年盛り上がりを見せてますが、まだわたし勉強不足でなんとも言えません。
これを期に、ちょっとお勉強します。
将来、脳神経学者と共同研究とかできたらいいなあ。
では。
*1:正式な情報はまだ出てません
2012-05-06 京都に行ってきます。

あしたからしばらく京都におります。
イギリスからNick Zangwillという先生が来日してて、立命館で集中講義をするということで、ちょっと聞きに言ってくるのです。
あとは関西の分析美学者と研究打ち合わせ的なことができればサイコー。
授業の概要はこんな感じです。
2012年度立命館大学大学院
先端総合学術研究科「特殊講義?」(ニック・ザングウィル客員教授)
日時:5月7日(月)〜11日(金)各日三〜五時限
(三時限 13:00〜14:30/四時限 14:40〜16:10/五時限 16:20〜17:50)
教室:創思館406
●授業カリキュラム(それぞれ Theme / Key Word)
5月7日(月) 通訳:鍾宜錚(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
・Mind and Body(心と体)
(1) Mind and Body: Mental phenomena / The mind-body problem
(2) Materialism and dualism / Arguments for dualism, and arguments against it
(3) Consciousness: Nagel's bat, and Jackson's Mary / Eliminitivism
(Churchland)
5月8日(火) 通訳:李惠珍(東京大学大学院人文社会系研究科)
・Aesthetics(美学)
(4) Aesthetics, Hume's Standard of Taste / Kant on Taste and Nietzsche's
critique
(5) Nature of art / Art, creation and imagination
(6) Formalism / Aesthetics of nature
5月9日(水) 通訳:鍾宜錚
・Ethics(倫理学)
(7) Morality / Moral Realism
(8) Moral motivation / Indifference
(9) Consequentialism / Loyalties
5月10日(木) 通訳:李惠珍
・Aesthetics(美学)
(10) Representation
(11) Music
(12) Art
5月11日(金) 通訳:鍾宜錚
・Free Will(自由意志)
(13) Free will / Hard and soft determinism; compatibilism and incompatibilism
(14) Van Inwagen's consequence argument / 'Could have do otherwise'
(15) Phobias, addiction, education, indoctrination, autonomy / Agent causation
※シラバスは以下です。なお通訳配置の都合上、シラバスの順番を一部組み替え・修正
してあります。
http://online-kaikou.ritsumei.ac.jp/2012/syp/show.php?course_code=31823
立命館の吉田寛先生によれば、「授業は英語で行われますが、通訳およびサポート(TA)が付きますので、英語に自信の
無い人も安心して受講して下さい」とのことです。
では。
関西方面のかたがた、よろしくおねがいします。夜とか。
2012-04-13
■分析美学を学べる大学2012年度(平成24年度)

2012年度に行われる英米系美学の授業のまとめです。
情報漏れがあるとおもわれるので、もし「うちの大学でもこんな授業あるよ!」というのがあればお知らせください。
最初に講義系の授業を、そのあとに購読の授業をまとめてます。
ちなみに去年のはコチラ→★
ます講義から
「分析美学」は、二つの側面によって特徴づけることができる。一つは、メタ批評・メタ美学という側面。美や芸術作品を直接対象とはせず、美や芸術を語る言説の論理構造を研究対象とすることによって体系的理解を洗練する「分析哲学の一分野」としての美学である。もう一つは、経験科学的美学の基礎づけ的側面。情報理論や生物学・心理学によって得られた知見を美や芸術作品の研究に直接応用するための概念整理としての学である。論理学的・規範的な前者と、実証的・記述的な後者という互いに対照的なアプローチを比較検討することから、美や芸術への新しい展望を模索しよう。両アプローチがともに、形而上学的思弁を旨とする「上からの美学」に抗して各個解決を図る「下からの美学」であることに注目したい。ただし、分析哲学の主流がいつしか形而上学(存在論)となっている現状に照らし、分析美学の一般傾向の枠内にきわめて形而上学的な思索の可能性が胚胎していることにも論及する。
http://catalog.he.u-tokyo.ac.jp/ug-index
教科書 Elisabeth Schellekens and Peter Goldie (eds.) The Aesthetic Mind: Philosophy and Psychology,(Oxford, 2011)
この本の内容に則しつつ、講義をするっぽいですね。*1
http://seijo.e-jugyo.jp/search/4200.php?Jyugyo_Code=20120102041061
Nick Zangwill集中講義 5/7-11
集中講義の一部で、美学の授業をします。あつかうテーマは「Hume’s Standard of Taste」「Kant on Taste and Nietzsche’s critique」「Nature of art」「Art, creation and imagination」「Formalism」「Aesthetics of nature」。
美学の教科書はRobert Stecker (2005) Aesthetics and the Philosophy of Artです。*2
This course will cover central issues in the philosophy of mind (mind and body, and free will), moral philosophy (metaethics, moral psychology, and normative ethics), and aesthetics (art and beauty). There will be discussion in the seminar.
http://online-kaikou.ritsumei.ac.jp/2012/syp/show.php?course_code=31823
西村清和「プラスチックの木で何が悪いのか」火曜2限*3
人工芝や造花をはじめとして、人工のレプリカが自然物や自然環境にとってかわるという動きは、われわれが思っている以上に身近におきており、また受けいれられている。そうした動きは、環境倫理や環境美学の観点からして、はたして悪いことなのか。この問いは、じつは芸術作品における〈美的〉価値と〈倫理的〉価値の相関という、ふるくからの美学のアポリアにつながっている。本講義では、この問題に対するひとつの解答を探る。
https://gslbs.adst.keio.ac.jp/
つぎに購読系の授業を。
文献 A. Danto, The Abuse of Beauty , Open Court , 2003
http://syllabus.chs.nihon-u.ac.jp/kougi/master_index.html
西村清和「美学特殊講義」
文献 Nelson Goodman, Languages of Art, 1976
http://syllabus.chs.nihon-u.ac.jp/kougi/master_index.html
これはいろいろと論文を読む授業らしいですね。読む論文は松尾先生がセレクトしたものの中から、学生と話し合って決めるとのこと。
去年からの続きだとすると、Costello, Diarmuid (2008) "Danto and Kant, together at last?"を読むことになるらしい。
http://www.geidai.ac.jp/life/pdf/art2012_09.pdf
樋笠勝士 文献講読VB(英語)「分析哲学と分析美学」木曜3限
文献 P.Lamarque & S.H.Olsen(ed.) Aesthetics and the Philosophy of Art, Blackwell, 2006
The Routledge Companion to Aesthetics, Routledge,2001*4
分析美学の問題意識には、「芸術」の定義や概念について、その存在性格について、その「美的」内容や価値について、作品の理解や解釈について、など、芸術や美学に関する本質的な問いがあります。P.Lamarque & S.H.Olsen(ed.) Aesthetics and the Philosophy of Art, Blackwell, 2006 を主に使用して、今回は特に「文学」に焦点を絞りたいと思います。最初に「文学とは何か」についてP.Lamarqueの綜合的な論文を読み、その後、分析美学系のJ.M.Robinson,S.H.Olsen,P.Lamarqueらの論文を読む予定です。
http://www.sophia.ac.jp/syllabus/2012/index.html
※追記(2012/05/19)
倉田剛 分析形而上学の原典講読 金曜6限
Amie L. ThomassonのFiction and Metaphysics (1999)を受講者全員で読み解く。この著作(『フィクションと形而上学』)は、最もシステマティックな虚構的対象論の一つであるだけでなく、分析形而上学の営み全般を知る上でも重要な書である。
あとは、群馬県立女子大とか京都大学でも、英米美学系の授業ありそうなんだけども、シラバスがまだ出てない。。。
とりあえず、以上。
また情報が入りしだい、追加していきます。
情報をお持ちの方は、お知らせいただけると、わたしが喜びます。
2012-03-30
■次回の分析美学研究会はStanley Cavell

次回は
Stanley Cavell, "Aesthetic Problems in Modern Philosophy," in Must we mean what we say?, 2nd ed., Cambridge University Press, 2002.
を読みます。
詩はパラフレーズ可能か?といった話です(たぶん)。
ちなみにカヴェルといえば、もうすぐ新訳がでる模様。
新年度で、いっちょ分析美学でも手出してみるかー、という方は是非どうぞ。
春は新しいことを始めるにはいい季節です。
ちなみに、こんど京都の立命館大学でNick Zangwill氏の集中講義があります。(5月7日-11日)
扱われるテーマは多岐にわたってて、全部が美学の話では無いですが、最後の方は分析美学の話もするようですね。
詳細はこちら
http://online-kaikou.ritsumei.ac.jp/2012/syp/show.php?course_code=31823
あと、Zangwill氏は東京でもいくつか講演します。
ひとつはコチラ。4月26日
あと、美学研究室で27日にもうひとつレクチャーするっぽいのですが、そっちは公開になるかまだ微妙。
(まぁ頼めば入れてくれるかもしれんが。)
では。
