SF2本、インド映画1本、DVD借りてみる。




1本目は「アルマゲドン

ブルース・ウィリス主演の98年の映画で、同じ
隕石衝突映画「ディープインパクト」のあとに
日本では公開。「ディープ」は映画館で見て、
まあまあと思い、アルマゲドンはあえて見なかった。
最後に、ウィリスは、小惑星で核爆弾を起爆する
ため命を捧げて、一人娘にかなりいいセリフを
言ってたが・・・・・「インディペンデンスデイ」
ジェット機でUFOに突っ込んだおっちゃんも、
自爆して、ヒーローになってたが・・・・
911のテロ前に作られた映画は、アメリカ万歳、
アメリカが世界の警察だ、みたいなストーリーが
多い。911を境にして、映画監督達が自爆で、
結論を導く手法をとらなくなった・・・・


映画自体は、よきアメリカ、ハッピーエンド、
犠牲者は出たが、第2次世界大戦で勝利した
アメリカ映画の感覚。悪くはない。
ただ、NYのツインタワーが自爆テロで被災した
状況を考えると、やはり自爆テロ前じゃないと
作れない映画で、いま作ったら、かなりの批判
を浴びる作品だ。


ベトナム戦争で撤退後、70年代のアメリカ映画は、
強いアメリカを描けず、かなり屈折した映画が
多かったが、実はこの時期に、数多くのアメリ
映画の名作がでている。
いまも、当時と似ていて、大不況で、アメリカの
威信は失われている。
アルマゲドンとは話がそれたが、こういう時代に
珠玉の名作が現れるものなのだ。


ディープインパクト」「インディペンデンス
デイ」よりいい映画だが、カールセイガンの
「コンタクト」よりは、SFとしてはかなり落ちるが、
娯楽としてはいい作品。






2本目は「アポカリプスー地球最後の日」

これも隕石衝突ものの映画。小隕石が地球に断続
的に、ぶつかり、妻と二人で、娘の住むLAへ、
いろんな災害をくぐり抜けながら、会いに行く。
娘はUCLAの学生だって言ってたけど、ちょっと
いただけない。UCLAの学生が怒りそうなほど、
勉強してるようには見えない(笑)きれいだから
まあいいか・・・


サスペンス仕立てにしようと監督は試みているの
だが、サスペンスになってない。変にキリスト教
の教義を出してきて、間の抜けた展開になっている。
娘を探し出す途中、人が消えたり、わからない事が
多すぎる。また、娘を探り当てるのも、あり得ない
展開だが、探り当てるなら、もっと感動的に仕立て
ても良かっただろう。

911自爆テロ以降の作品に見られがちな、
無感動さが、よくない。あり得ない展開なら、
アルマゲドン」仕立ての感動がほしい。
時代だから仕方ないか・・・・

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3本目は、「ムトゥ 踊るマハラジャ」95年の
インド映画。

ストーリー展開は別として、面白い作品。
特に、ムトゥと恋仲の女優がいい。
何回か、踊りのシーンが出てくるが、これも
いい。
女房は、インド女優の声が甲高く、「うるさい
からヘッドホンつけて見て」だって。子供達には
好評だった。


インドには10年か20年かに1回、ガンジス川
インダス川の神を祭る祭りがあって(一度NHK
見たが)、
そこに、即興の歌い手グループが、100組くらい
出てくる。結構、踊りもあり、歌もありで、
面白かったが、この映画、その祭のノリだね。

インドの女優は、豊満型が多いが、あまり
世界的には受けないかもしれない。個人的には、
実にいい。


ただ、ストーリーの展開はちょっとしつこいよね。


ムトゥ 踊るマハラジャ [DVD]

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