Hatena::ブログ(Diary)

街森研究所 RSSフィード

街や森で思うことがある。心に残ることがある。訴えたいことがある。
日本各地の樹木や自然、風景を見て回りつつ、この記録をつけている。

2010-02-25 恐羅漢山・樹木レポート

[]銀世界へ行ってみたいと思いませんか;恐羅漢山

f:id:conokix:20100225183945j:image

 冬芽観察と雪山登山をしたくて、2月20日に広島県と島根県の最高峰である恐羅漢山(おそらかんざん・1346m)に登ってきた。恐羅漢といえば、中国地方ではスキー場としてよく知られている。中国地方西部では、島根県邑南町(おおなんちょう)の瑞穂ハイランドと並んで、雪が多いスキー場として人気がある。この日も、前日雪が降ったこともあって積雪95cm。ベストコンディションだ。

f:id:conokix:20100225183943j:image

 リフトを使えば山頂そばまで一気に登れしまうのだが、ゲレンデを横目にマンサク製のかんじきを履いて、樹林の中を地道に登る。今日は天気がよくて風もなく、新雪が降り積もった樹氷の中を歩ける絶好のハイキング日和。朝から多くの登山客が訪れているようで、登山道は既に立派にラッセルされていた。雪景色はやっぱり美しいなぁ。快適だなぁ。

f:id:conokix:20100225184657j:image

 昼飯は温かい雑炊を作って食べる。こんな美しい雪景色の中で食べれるのは最高だ。ベテラン登山愛好家のお二人と登ったので、料理もお任せのお気楽登山。慣れない雪山の美しさに見入って、歩くスピードもつい遅くなる。

f:id:conokix:20100225184627j:image

 標高が上がるに連れ、木々の枝につく雪の量が増えて樹氷がすごくなってくる。落葉樹の樹氷は繊細なガラス細工のよう、スギの樹氷はまさにモンスターみたい。そこにまぶしい日光が差し込み、深い青空が広がる。雪山常連さんには当たり前の景色かも知れないが、僕にとってはこの世のものとは思えない銀世界だ。多くの人にこの自然の美しさを見てほしい。

f:id:conokix:20100225183935j:image

 山頂に着いた後は、スキー場のゲレンデにビニールの肥料袋を広げ、尻で滑って降りる。この無様な格好(写真は僕です)を、登山用語のグリセードを文字って「シリセード」と呼ぶらしい。もちろんこんな格好でゲレンデを滑る人はいないし、自分も初体験だ。ボーダーたちの視線も熱かったが、かなり楽しい冬山ハイキングであった。

【今日見た主な樹木】
ヤドリギ実、アカミノヤドリギ実、トチノキ、サワグルミ、ハリギリ、キハダ実、ヤマトアオダモ、ホオノキ、スギ、カラマツ植林、ブナ、ミズナラ、クリ、ミズメ、クマシデ、サワシバ、アズキナシ、ナナカマド、カスミザクラ、ハウチワカエデ、コハウチワカエデ、アサノハカエデ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、オオカメノキ、ヤブデマリ、ヤマボウシ、ミズキ、コシアブラ、エゴノキ、ハクウンボク、オオバアサガラ、アサガラ、アオハダ、ノリウツギ、イヌガヤ、イヌツゲ、クロヅル、ツルアジサイ、イワガラミ、ツタウルシ、ヤマブドウ、ツルウメモドキ実、サルナシ、マタタビ

fumfumfumfum 2010/03/02 20:05 やっぱり雪景色はきれいですね。ページを開けたとたんに「おお、」と思いました。冬芽の収穫もたくさんあったようで良かったですね。
私はスキーはしないのですが主人が富山県の出身なので以前見た砺波平野の散居村の真っ白な雪景色が目に焼き付いています。
ホームページの表紙は今月の葉が貼りかえられていて一気に春が来たようです。こちらは今日もちょっと寒い雨が降っています。

conokixconokix 2010/03/04 15:44 fumfumさん、ご感想ありがとうございます。雪景色はやっぱり「おぉ」ですよね。この山は、トチノキやサワグルミなど湿った土地を好む木が尾根にたくさん生えていて、富山などと同じ日本海型の気候を感じる場所でした。もう今週はこのスキー場は積雪ゼロ状態のようで、すっかり春が訪れたようです。