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街や森で思うことがある。心に残ることがある。訴えたいことがある。
日本各地の樹木や自然、風景を見て回りつつ、この記録をつけている。

2011-07-06 妙義山の樹木レポート

[]群馬の奇岩・妙義山に登る

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 すごい岩山、というイメージがある群馬県南西部の妙義山(みょうぎさん・1104m)に訪れた。赤城山、榛名山(はるなさん)とともに、群馬では上毛(じょうもう)三山として知られる山だ。車や電車の窓からもその姿はよく目立つが、ネットで下調べをしても植物の情報は意外に少ない。岩山は木が少ない印象があるが、実際に訪れてみると、中腹あたりまでは立派な森があり、谷筋にはケヤキやハルニレ、オニイタヤなどの大木が多く、林内にはアカシデやヤマトアオダモの他、メグスリノキやミツデカエデ、イロハモミジなどのカエデ類も目立つ。紅葉の名所と言われるのも納得だ。


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 林内でも岩の多い場所は、嫌というほどコクサギだらけだ(上写真)。西日本では石灰岩地に生える珍木も、妙義山ではすぐ見飽きてしまう。岩の上にはヒメウツギやヤマブキも生えるが、植生はかなり単調といえるだろう。林内の低木がやけに少ない場所もあるので、シカが多いエリアもあると思われた。


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 奇岩が立ち並ぶ急峻な山肌が、なんといっても妙義山の醍醐味で、鎖場も多く、かなりスリルのある岩地にも道がついているので面白い。中でも第一石門、第二石門はアクセスも比較的よく、高所大好き症の人にはオススメである。展望を期待するなら、第四石門までぜひ足を伸ばしたい。上写真は第四石門より第一、二石門方面をのぞんだ風景。いやぁ、中国の山奥に迷い込んだような珍景である。そんな岩尾根には、アカマツ、ネズミサシ、ミズナラ、ツガ、サビバナナカナド、マルバアオダモなどが張り付いている。もちろん尾根全体はツツジ科が多く、アブラツツジ、サラサドウダン、ミツバツツジ、ホツツジ、コメツツジなどが見られる。

 この他、ジゾウカンバやゴヨウマツ、ブコウマメザクラなどもあるらしいが、私が歩いた場所では見つけられなかった。今回は標高900mあたりまでしか登る時間がなかったが、再度訪れる機会があれば、山頂の鎖場にもチャレンジしてみたい。

ちぇちぇ 2011/07/27 00:28 私も以前妙義山に登りました。
個人的に興味をもったのは、カスミザクラとチョウジザクラでした。
草本も結構おもしろい場所でしたが、岩山を登り降りしながら絶壁の植物を観察するのは大変でした。
植生が単調なことで、初心者にとっては何度も同じものを観察できて、自然に復習できるのがよい場所でした。

通りすがり通りすがり 2011/07/27 01:37 全く同じタイトルの本があるのは紛らわしいです。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/478409850X/ref=olp_product_details?ie=UTF8

conokixconokix 2011/07/28 11:20 >ちぇさん
妙義山のような岩山は草もさぞかし面白いのでしょうね。私は草には目が行ってないので...。確かに植生が単調なことにメリットもありますね。こんなにヤマトアオダモやコクサギが多い森は初めてで、それはそれで印象的でした。

>通りすがりさん
「全く同じ」ではないのですが、紛らわしくて恐縮です。ただ、ここ7年で樹木や葉っぱ図鑑の類似本が異常に増えており、似たようなタイトルや中身の本がこれ以外にも続々出ており、タイトル決めにも一苦労でしょう。本のタイトルは、著者よりも出版社側の意向で決まることが多いので、ご意見は出版社に伝えた方が効果があると思います。