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街や森で思うことがある。心に残ることがある。訴えたいことがある。
日本各地の樹木や自然、風景を見て回りつつ、この記録をつけている。

2014-06-21 沖縄移住レポート

[]沖縄に引っ越しました

 2014年2月28日午後3時、僕たち一家は鹿児島港に到着した。8人乗りの愛車の中は、パソコン一式、布団、1週間分の衣類、米、それに妻と2歳の息子で満載状態。ここから、本土と沖縄を結ぶ唯一のカーフェリーであるマルエーフェリーに乗り、24時間の船旅を楽しむ。出港は18時だが、積載作業のため3時間前から港で待たねばならない。車のすぐ横では、何台ものフォークリフトが大きなコンテナを持ち上げ、次々と船に積み込んでゆく。離島で暮らす人々の元へ運ばれる、たくさんの食料、荷物、そして思い。この巨大な船が向かう先に、子どもの頃から夢見た南の島の暮らしが待っている。

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 山口県の海のそばで育ち、海や魚が好きで、漠然と南の島に憧れていた。中学2年の夏、家族旅行で奄美大島を訪れて感動し、新婚旅行は南の島に来たいと思った(実際はハワイ)。二十歳の時、沖縄・伊江島にある友人のおばぁの家に一ヶ月間居候させてもらった。素潜りや魚釣り、サトウキビ畑の手伝いなどをしながら、沖縄の生活文化と温かい人柄、ちょっぴり寂しさを体感した。大学卒業後に沖縄でフリーター生活をする計画を立てたが、結局は断念。友人には「お前いつ沖縄行くんだよ?」と笑われたものだ。それ以来、何度か旅行で南西諸島に訪れたものの、移住はいつしか消えかけた夢になっていた。

 35歳で結婚したのを機に、流れが変わった。妻は那覇で約1年暮らした経験があり、南国好きで移住願望が強いので、いつか沖縄移住できればいいねと盛り上がる。となると、その年に生まれた息子が小学校に上がるまでが引越の最適期。移住の決断は勇気がいるけど、悩んでる暇はない。廿日市の不動産屋から教わった九星気学でも、南西の方角に引っ越すには2014年が最高の年と分かっていた。だから、沖縄での仕事に多少の目処がつくと、なるようになれで決断。僕は平穏で安泰な人生より、変化に富んだドキドキ・ワクワクの人生を選ぶ。

 引っ越し先は、利便性がよく、自然も都会も楽しめる沖縄本島の中部がベスト。工場や基地の影響が多い東海岸より、綺麗なビーチが多い西海岸がいい。そのエリアで認可保育園にすぐ入れそうなのは読谷村のみだった。ということで、もともとイメージのよかった読谷村に決定。引っ越し日は、仕事や保育園入園手続きの関係で2/27に決定。2/16に家探しのため4泊5日で沖縄に訪れ、帰宅後1週間で引っ越すハードスケジュールだ。家探しは、ANAのレンタカー付きツアーを利用し、家族3人で行った。僕たちが望む物件の条件は以下の通りだ。

  1. できれば3LDKの庭付き一戸建て
  2. 海が見える(妻の強い希望)
  3. 緑豊かでのどかな環境
  4. 家賃7万円以下
  5. バス停や保育園へのアクセスがよい

 妻は1年前からネットで沖縄の物件探しを始めていたけど、庭付き一戸建ては総じて高く(家賃10万クラス)、数も少なくなかなか見つからない。理想の一戸建てを見つけるためにアパート暮らしをする人も多いというから、条件1はよほど運がよくないと厳しいようだ。

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 2月の沖縄は曇り空が多い(写真は物件探し中に現れた虹)。それでも晴れた日は半袖姿の人も多く、さすがは南国だ。到着した日からさっそく不動産屋を訪ね、チェックしていた物件を次々見てまわる。しかし、思ったより眺めが悪かったり、部屋のイメージが違ったりして、ピンと来ない物件ばかり。あまりに良い物件がないので、既に入居者が決定している絶景のアパートを参考までに見させてもらうことに。ここは妻が1年前から目をつけており、当初は第一希望だったものの、数日前に入居者が決まったという残念な物件だ。すると、海を見下ろす絶景が断トツで素晴らしく、あまりの美しさに妻が超凹んでしまった。見に来るべきではなかったか。仕方ないよ、となぐさめつつ、万が一キャンセルになったら電話をくれと不動産屋に伝えた。その日は、妻は悔しさのあまり物件探しをする気になれず、残波岬を散歩してホテルに戻った。

 翌日から気を取り直してまた物件探し。一戸建ても含め、合計15件ぐらい見てまわっただろうか。その結果、綺麗な海が目の前の古びたアパートを発見。海好きの妻はこのアパートに決めたいようだが、僕は正直気に入らず、生活のイメージがわかない・・・。そして決断の最終日。ここでドンデン返しがあった。妻もまだ迷いがあるようで、朝の移動中にオラクルカードをやってみた。オラクルカードとは、困った時に神の導きを教えてもらうカードで、タロットカードに近いイメージだ。すると、妻が引いたのは「今すぐあなたに奇跡が起こります」というカード。とっさに妻が携帯を見ると、不動産屋から着信履歴が! 掛け直してみると、なんとあの絶景アパートの契約がキャンセルになったというのだ。すぐにその物件を再び見に行き、その場で即決して契約にこぎ着けたのであった。

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 いやぁ、すごい家探しだった。どうなることかと思ったけど、こんな経緯で巡りあった今のアパートに感謝。時々とんでもない奇跡を起こす妻らしい出来事であった。(実は引越後にもう一つ奇跡があった。このアパートに住む隣人が、僕の友人の仕事仲間だった。ビックリ!)

 帰宅後、大忙しで引っ越しの荷物整理。友人に挨拶まわりをする時間もほとんど取れず、両親の手を借りてなんとか荷作りをした。今回の引越を依頼する業者は、「引越のサカイ」と合い見積もりを取って、価格も内容も上回った「アリさんマークの引越社」。広島から福岡までトラックで運び、福岡からコンテナで船に移し、1週間後に沖縄の自宅まで運んでもらう行程だ。引越当日は、重たい本の箱を3つも重ねて運ぶアリさんマークの若者に驚愕したものだ。荷積みが終わったあと、僕らはドタバタの中、家族3人でマイカーのセレナに乗り、鹿児島へ向けて出発したのであった。

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 参考までに、広島→沖縄への引越費用は以下の通り。実際はこれに加えて、引越時に処分し、引越後に買い足した家具類が10万円程度あるが、2ヶ月前から引越業者に予約したこともあり、思ったより安く済んだ。引越中に照明のガラスが割れるトラブルがあったが、業者が代用品を買ってくれた。ということで、アリさんマークは印象のいい引越会社だった。

項目金額
物件探し旅費(大人2名4泊5日)100,000円
引越業者(3tトラック)250,000円
フェリー代(車+大人2人)100,000円
高速道路・ガソリン代(広島→鹿児島)20,000円
合計470,000円

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フェリーから見えてきた沖縄本島最北端の辺戸岬。

fumfumfumfum 2014/06/28 15:15 念願の沖縄生活、ドラマチックな幕開けでしたね。
奇跡が起こった=ご縁があったお部屋なのでしょう、今後の幸せな生活が保障されたわけです!
沖縄への長い間のあこがれ、占いによる時期の設定が家族にも好都合の時期でこれも結ばれた縁なのでしょう。
こうなると沖縄生活は長くなりそうですね(^_^)v

お部屋探しの間のお二人の会話は耳にそのまま聞こえてきそう・・帰ってからの引っ越し準備も目の当たりに見える感じで・・・(秦野でもそんな感じだった・・なんて(^_-))

それにしても素敵な眺めのお部屋ですね、このくらいの距離に見える海には安らぎを感じます。青い海を見ながらの生活うらやましい限りです。
お部屋からの絶景に実はもう何も言えないくらいに・・本当にうらやましい(^_-)-☆

conokixconokix 2014/07/01 11:24 ありがとうございます。来るべきして来たのかな、と思える出来事でした。秦野、山口、広島と、地域地域でいろんなご縁ができるのですが、あっさり去ってしまうことをいつも申し訳なく思っています。引っ越し族の宿命でもあります。
内陸育ちで海に憧れの強い妻には最高のロケーションになりました。冬は北風がすごかったです。

CATLIONCATLION 2014/07/19 16:33  久々に拝見したら、沖縄に移住! ドラマチックな家探し、気力が伝わってきました。すばらしい眺めですね。こういう部屋から夕日を眺めて、毎日感動しているんでしょうか。

 家では今年2回目のハイビスカスが咲いていますが、沖縄では年中見られるんでしょうか?

conokixconokix 2014/07/20 10:08 夕日ではなく朝日が差し込む部屋なので、朝は6時頃から暑くて大変です。近くの残波岬は夕日がきれいな場所で、沖縄は緯度が低いせいか夕日が鮮やかな紅紫色に色づいて美しいです。沖縄ではハイビスカスの花はほぼ一年中見られますよ。

CATLIONCATLION 2014/07/23 10:35  朝日の当たる家でしたか。今の時期はちょっと厄介な暑さですが、ご来光が拝めるというのは荘厳な気持ちになりますね。紅紫色、いやぁ全く南国の夕日です。「残波岬」という響きもロマンチックです。昔、夏の日が沈んでから群青の空の色に感動したことがあります。自然の作る色は本当に素晴らしいです。
 今朝は朱色のハイビスカスがまた開きました。一年中見られる沖縄は羨ましいです。でも、いつも見られないから、余計この花が愛おしく感じられるのかも知れません。