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2-28

競走馬における兄弟・姉妹

| 23:22 |  競走馬における兄弟・姉妹を含むブックマーク

競馬ファンには常識でも、一般にはあまり知られていないことについての小咄を(好評ならばシリーズ化)。

ブログで「全妹」とか「半弟」といった聞きなれない単語が、たまに出てきていることにお気づきでしょうか。これは、言うまでもなく、馬同士の兄弟姉妹関係を言い表す用語なのですが、それを理解するためには、競馬界でのある約束事を把握しておく必要があります。

大事なことなのですが、競走馬の世界では、同じ父馬を持つ馬同士は決して兄弟姉妹とは呼びません(つまり、「腹違いの兄弟」という概念がないということ)。兄弟姉妹と呼び合うのは、同じ母から産まれた馬同士だけなんですね。これでもうお分かりだと思いますが、異父兄弟・異父姉妹については「半兄」「半弟」「半姉」「半妹」、そして、父親も同じ場合(要するに、血統表がまるっきり同一の馬)は「全兄」「全弟」「全姉」「全妹」といって区別するわけです。

全兄弟の間柄で、年長者も年少者もともに活躍した馬といえば、誰でもすぐに想起するのは、アグネスフライト号(2000年ダービー馬)とアグネスタキオン号(2001年皐月賞馬)で、いずれも父サンデーサイレンス・母アグネスフローラ。少し前になると、「太陽の王子」モンテプリンス号とモンテファスト号もそう(父シーホーク・母モンテオーカン)。兄弟揃っての天皇賞馬です。

半兄弟の関係で活躍した馬というのは結構いますが、なんといっても、ビワハヤヒデ号とナリタブライアン号は、実力・話題性ともに抜きん出ていましたね。一年違いの兄弟でしたが、結局、直接対決は実現しませんでした。三冠馬である弟は、今は天国の競馬場で静かに兄との一騎打ちを待っています。この二頭の母はパシフィカスビワハヤヒデの父はシャルードナリタブライアンの父はブライアンズタイム。余談ですが、ナリタブライアンにはビワタケヒデという全弟(1995年生まれ)もいまして、こちらも重賞ウィナーでした。今、彼は種牡馬として、亡き兄の分まで頑張っています。

実戦経験のないルーキー馬の競走(いわゆる「新馬戦」)は、どうやって予想するのか、という質問を受けたことがありまして、まあ色々あるのですが、兄あるいは姉の能力と実績というのが大きな要素であることは間違いないわけです。もちろん、兄姉が強かったからといって、弟妹たちも同様の力を有している保証はありません。

遠藤登『競馬兄弟伝』が参考になります。ただ、本書で何度も出てくる「愚兄」「愚弟」といった言葉は、生理的に受け付けられません。

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2-27

中山記念 阪急杯・予想

| 08:56 |  中山記念 阪急杯・予想を含むブックマーク

フロックなし(ここ十年、一番荒れたときでも馬連8440円)の伝統の一戦。ここからG1戦線に羽ばたくのは誰か――

  ◎ バランスオブゲーム

  ○ メイショウカイドウ

  ▲ エアシェイディ

  △ カンパニー トーホウシデン

まぐれ勝ちがない、ということで、ここは消去法。重賞実績や当該距離での好績が少ないアルビレオ・ハスラー・ロイヤルキャンサー・エルカミーノ・カナハラドラゴンなどは、残念ながら、ここを降りてもらう。それ以外なら誰が来てもそんなには驚かないという面々ですが、能力上位の二頭を挙げるなら、バランスオブゲームメイショウカイドウ

バランスオブゲームは鉄砲を全く苦にしない、というよりも久々のレースでは常に目覚しい成績を収めています。目立った逃げ馬が見当たらない今回の中山記念、先行して前残りというシナリオがかなり現実味を帯びている。

メイショウカイドウは武とのコンビだとほぼ無敵。前走(小倉大賞典)は57.5を背負わされての勝利で、今回はそこから−0.5。死角らしい死角といえば、中山(を含めた関東)でのレースでパッとしていないということぐらい。

この二頭が三着以内に入るのはほぼ確実として、あと一頭をどれにするかが腕の見せ所。カンパニーの評価が巷では高い。菊花賞は流石に長過ぎたということで措いておけば、京阪杯で、今回も出てくるエアシェイディグレイトジャーニーエイシンチャンプといった有力馬に先着しているので、確かにここは推したくなる。

が、ここの▲は、エアシェイディ。これは、「前走がAJCCで、掲示板に乗った馬は確実に来る」という某情報通のアドバイスによります。サクラチトセオー2着、キングオブダイヤ1着、ローゼンカバリー2着、ダイワテキサス1着、アメリカンボス1着・・・・・・本当にそうですね! カンパニーと同じくらい注ぎ込んで構わないでしょう。

トーホウシデンは、何となく。往年の力走は期待できませんが、応援したくなります。

高松宮記念を睨んでの阪急杯も、そんなに荒れることはないと思いますが、ちょっと難しい・・・。

  ◎ ギャラントアロー

  ○ キーンランドスワン

  ▲ アドマイヤマックス

  △ カルストンライトオ ワンダーシアトル

まず、ギャラントアロー評。GI獲りに非常に近い位置にいるプレシャスカフェに、前走は1/2馬身差でして、ここ数ヶ月で著しく成長した馬だと思います。マイルをこなせるスタミナを持っているというのも重要なセールスポイントですね。前を行くカルストンライトオを目標に出来るのも良い。

中波乱を期待するということで、キーンランドスワンを○。今となっては、アドマイヤマックスのほうが人気も力は上でしょうが、高配当を狙います。アドマイヤマックスは、とにかく不可解なダート挑戦(根岸S)がありましたから、そこからどう立て直したかがポイント。落鉄の影響で、足にダメージが残っていなければ良いのですが。

香港での傷心がまだ癒えていない(?)カルストンライトオに大外、しかもいきなり59キロはシビアです・・・。本番前の叩きということで、動きもあまり良くなかった。とはいえ、現役最速馬として、みっともないレースはできないので、せめて、3番4番手争いをしてもらいたい。穴として、もう一頭ワンダーシアトル。もうピークは過ぎたという感が強いですが、去年6月(バーデンバーデンカップ)には軽ハンデながらもカルストンライトオに先着していますし、そのときにマークした1.07.3という時計は、このレベルでも十分通用することを示しています。

スナークスズラン(1400メートル以上はノーサンキューの、生粋のスプリンター)もすごく気になりますけど。

横浜国際女子駅伝プレビュー

| 09:11 |  横浜国際女子駅伝プレビューを含むブックマーク

今日は私的な記念日でありますが、ここは日本チーム(特に坂本直子選手)に快走してもらって祝ってもらいましょう。

最後の最後まで誰がどこを走るのか決まらなかったのですが、坂本選手は4区。土佐選手はアンカーになりましたね。しかし、前日の会見では二人とも弱気発言。相手を油断させる戦術・・・・の可能性は低いですね。大丈夫か、日本。

まあ、精一杯頑張ってもらいましょう!

画像もある記事はコチラ→

  1. http://www.daily.co.jp/newsflash/2005/02/25/162867.shtml
  2. http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20050225ie23.htm
  3. http://www.yomiuri.co.jp/hochi/sports/conts15.htm

相変わらず写真うつりが悪い。

中山記念 阪急杯・結果

|  中山記念 阪急杯・結果を含むブックマーク

  1 バランスオブゲーム  ◎

  2 カンパニー  △

  3 アルビレオ

  4 エアシェイディ  ▲

  5 ダイワバンディット

(○メイショウカイドウ7着)ダイワバンディットが先手を切り、人気薄のエルカミーノもそこに絡むという展開。このメンバーと、今日の中山の馬場を考えたら、明らかに妥当な作戦です。しかし、中段前方にいたバランスオブゲームアルビレオの方がもっとうまかったということか。

バランスオブゲームは直線に向かったところで勢いをつけたら、そのままポーンと行っちゃったという感じ。最後はカンパニーも相当アクセル踏んだけど、勝ち馬にはまだまだ余裕があった印象。強い。一昨年(2着)の雪辱を果たしました。おめでとう〜。

メイショウカイドウは最後まで見せ場を作れず。

  1 キーンランドスワン  ○

  2 カルストンライトオ  △

  3 ウインクリューガー

  4 アドマイヤマックス  ▲

  5 シルヴァーゼット

(◎ギャラントアロー7着)○―△の馬連で6800円ですか。まあまあですね。キーンランドスワンにしてみれば、復活の大駆けという感じで、7番人気に貶めた競馬ファンを見返したというところ。おめでとう〜。阪神競馬場は良馬場との発表だったけど、昨日の雪の影響がまだあったかも。

それにしても、カルストンライトオは見事。斤量59キロであの力走ですよ。来月の本番でのプレシャスカフェメイショウボーラーとの三強対決が楽しみになってきましたね。今回は時計が平凡だったので、比較は難しい・・・。

ウインクリューガーは体重+10キロで、見るからに太めでしたが、ここで絞り込んだらちょっと面白いかも。GI馬の底力というのももちろんあるだろうけど、それよりも岩田ジョッキーはなかなかの乗り手だなぁ、と思いました。

横浜国際女子駅伝

|  横浜国際女子駅伝を含むブックマーク

日本代表が大会新記録で3年ぶりの優勝。ちなみに坂本直子選手は、体調不良で出場を辞退。残念ですが、次は3月13日の全日本実業団ハーフマラソンでの勇姿に期待しましょう。

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2-26

アーリントンC・予想

| 11:35 |  アーリントンC・予想を含むブックマーク

ダイワエルシエーロの半弟、ビッグプラネット(父ブライアンズタイム)、フサイチエアデール号の近親、ライトニングボールなど、血統的に興味深い馬が出ていますが、実績面では見劣りする馬が揃った今年のアーリントンC。良血で、なおかつ阪神のマイル戦では群を抜く成績を残す武の騎乗とはいえ、新馬戦あがりのビッグプラネットが一番人気になっているようでは・・・。

  ◎ インプレッション

  ○ マルカジーク

  ▲ エイシンヴァイデン

  △ ロードマジェスティ サクセスドマーニ

阪神開幕日で内枠を引いたインプレッションが決める。前走の若駒S、ディープインパクトに負けてしまったのは仕方ないとして、多くの評論家が分析するように、2000は長過ぎた印象。調べてみると、母シェイクハンド号は、ニュージーランドトロフィーの前身ニュージーランド4歳Sにも勝っています(1995年)。阪神マイルなら、新馬戦1着(1.37.0)、500万下1着(1.35.6)と、勝つだけでなくて着実な上積みを示しているだけに安心感がある。脚質も有利。

この小粒メンバーなら、マルカジークにもチャンス大。ちょっと走り過ぎのような気もするけど、経験豊富と言い換えよう。

そして、エイシンヴァイデンも阪神は2戦2勝で、しかも唯一の3勝馬。一頭だけ57キロというのが気になりますので、頭にはできないけど。朝日杯のときは少し期待していました。

ロードマジェスティの場合、オッズが10倍を切るようなら魅力減ですが、最終的に人気がないようなら抑えておきましょう。ジュニアカップではなかなかの強さを見せましたが、ちょっと不思議な感じのする馬です。叔父にタバスコキャットがいます。

穴勝負は、サクセスドマーニで。このレース、かつては外国産馬が強くて、しかも馴染みの薄い血統の馬がよく走っていました。

アーリントンC・結果

| 16:06 |  アーリントンC・結果を含むブックマーク

経験と実績が物を言うはずの春の3歳マイル路線で、大変なことが・・・。

  1 ビッグプラネット

  2 セイウンニムカウ

  3 インプレッション  ◎

  4 マルカジーク  ○

  5 ロードマジェスティ  △

(▲エイシンヴァイデン6着)ビッグプラネットは、人間の陸上競技なら「フライング」だと言われても文句はいえないくらいの好スタート。そのままハナを奪って、最後の直線では更に一伸び。強い・・・。2戦目にして重賞勝利は、もちろんお姉さんより早い(エルシエーロも3戦目で達成だから、栴檀は双葉より芳し)。おめでとう〜。

最後に怒涛の差し脚を見せ付けたセイウンニムカウが二着。朝日杯のときもそうだったのですが、この馬の場合もう少し距離があったほうがいいかも。

インプレッションはスタートで出負けしてしまい、あの時点でかなり苦しい展開。そして、最後の直線では、結果的に前のビッグプラネットが邪魔になって、脚を余しました・・・。かなり不運だと思うので、ここは見限らずに。

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2-25

Old Pal

|  Old Palを含むブックマーク

おれおれさん、Mさん、おつかれさまでした〜。

私が注文した赤いカクテルは「オールドパル」、日本語に訳せば「古い友人」です。おれおれさんは言うに及ばず、Mさんとも酒を通じて何年も前からの友人だったということで。

オールドパルは、ライウィスキーベルモットカンパリを同じ割合でステアしたもので、アルコール度数は高いですが、さっぱりとして喉越しの良いカクテル。世間にはあまり知られていない一品のようですが、「アフィニティ」と同様に、親しい仲間で集まったときに注文するのが一興かと。

おれおれおれおれ 2005/02/26 23:39 おつかれさまでした。
さいきん散財気味で金融引き締めにかかります。
相変わらずあそこのカクテル美味しいですよね。僕は好きです。

consigliereconsigliere 2005/02/27 09:13 また誘ってください!

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2-24

『モルトウィスキー・コンパニオン改訂版』

| 23:16 |  『モルトウィスキー・コンパニオン改訂版』を含むブックマーク

今年中に出ると某バーテンさんから伺ってましたが、結構早くお目見えしましたね。(ちなみに奥付には、「2005年3月1日 初版第一刷発行」)

旧版と比較して、500ボトルの情報が追加(帯の宣伝文句による。まだチェックはしていないです)。そして、いかにもモルト入門者の目を意識した作りになっていますね。冒頭部はウィスキー関連の総論・概論に約80頁を費やしており*1、内容も大幅に改訂増補されています。今後、古本屋などで旧版を容易に入手できるようになるでしょうが、改訂版が断然お勧めです。(目を通した限りでは、旧版に載っていたボトルのテイスティングノートに変更はないようですね)

とはいえ、実は、こういった本の「テイスティングノート」にはあまり目を通さないようにしています。先入観を持つと、舌がそれに引きずられるので・・・。飲んだ後にこういった類のハンドブックの記述を見て、「おお、そういう表現法がありますか」と勉強するわけです。

「??」と首を捻ってしまうテイスティングノートもあり、それも一興です。リカーの味わいというのは、飲む人が歩んできた人生が反映されますから。

試みに、一部の読者にも馴染みのあるウィスキーについての、ジャクソン氏のテイスティングノートを書き抜いておきましょう。自分が感じ取った味わいの記憶を紡ぎ出し、それと比べてどうでしょう。

まずは、ブラッドノック10年(花と動物)

UDV時代に発売。見つけるのが困難になっている。

色:琥珀

香り:かすかにシェリー、芳しくフルーティ、レモンのよう。

ボディ:よりフルで、しっかりしている。

味:多くの変化を楽しめる。シェリーの感じで始まり、シリアル系の草っぽさをへて、花やフルーツ、レモンのような特徴に至る。

フィニッシュ:またもや驚くほど主張が強い。

点数 85

そして、好評だったハイランドパーク25年

色:琥珀色から銅色。

香り:限りない複雑さ。ラムとレーズン、クリスマス・スパイス、乾燥したヘザー、軽いスモーク。

ボディ:層をなしている。

味:熟成感、完全な均衡。チョコレート、ナッツのようなオーク。上質なタンニン。軽いスモーク。

フィニッシュ:長く、繊細、苦いオレンジと芳しいレモンをともなう。

点数 95

最後に、序文(「もう秘密ではない」)の印象的な一節を引いておきましょうか。

もはやモルトウィスキーを、スコットランドを愛する人々のために用意された一部の地域のものとして見なすことはできない。

*1:書式の話になりますが、行詰めというか行間隔は、旧版よりも広くなっているので、読みやすくなっています

おれおれおれおれ 2005/02/24 23:56 味や馨りの表現というのは主観ですからね、どうしてもわからないものがありますよね。ちなみにハイランドパーク25年にかんしては、そういわれてもようわからん、うまけりゃいいじゃんくらいにしかおもえない自分の浅学さにとほほです。

consigliereconsigliere 2005/02/26 01:12 >うまけりゃいいじゃん
真理をついてはいるけどね〜。ああだこうだ言うのも楽しくはないですか?

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2-23

the Macallan 1874 Replica

|  the Macallan 1874 Replicaを含むブックマーク

当分は日本に戻ってこないだろうと思っていた旧友と図書館でばったり。幽霊を見たかのような大騒ぎ。なかなかの条件で就職が決まったとのことで、羨ましい限り・・・。私はいつになることやら。

というわけで(?)、酒。100年以上前のマッカランの味を“再現”したとの触れ込みで*1、だいぶ前から気にはなっていましたけど、なんとなくミーハーっぽいからと避けていました。

もちろんシェリー樽香はしますが、焦げた蜂蜜のような独特なアロマがありました。味わいはビッグで、思った以上にエステリーな感じ。フィニッシュに渋みというか、苦味が残ります。最初はこれも心地よかったのですが、三十分もすると少ししつこくなりますね。

*1:誤解がないように言いますと、マッカラン蒸留所は、実際にオークションで本物の1874年物を落札し、それを味わい(!)、その味をもとにいろいろヴァッティングして作ったのが、このレプリカ版です。別に、テキトーに作ったわけではないようです。

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2-22

『中国の歴史04 三国志の世界』

| 10:51 |  『中国の歴史04 三国志の世界』を含むブックマーク

講談社から刊行中の「中国の歴史」シリーズ(全12巻)の一冊(先月刊行)。いわゆる旧「中国の歴史」シリーズでは、三国時代に関する記述は川勝義雄『魏晋南北朝』(第三巻、1974年刊)のなかに含まれていましたが、新シリーズでは、それを後漢〜三国(第四巻)と魏晋南北朝(第五巻)に分割。日本人になじみの深い三国時代に対する比重が増しました。

それはそれで結構なことですが、「本書のひとつの目的」が、

われわれがよく知っている小説『三国志演義』(中略)を手掛かりとして、われわれにとってあまり馴染みのない本来の三国時代の歴史を描いてみることにある。 (16頁)

というのは、正直いかがなものか。私のような熱烈な演義愛読者にとっては、このような方針で叙述されても問題はないです。しかし、これは形式上は、「中国の歴史」シリーズという、大陸王朝の通史を構成する一部分です。要するに、出版の建前として、三国の物語に馴染みのある読者層だけを対象にしているわけではなく、『三国志演義』に一回も触れたことのない人にも本書を手にとってもらいたいわけです。それを、例えば、

歴史書が記す赤壁の戦いの経緯は以上のようであった。しかし『演義』はこれをもとに壮大な物語を作りだす。まず黄蓋の偽の降伏のために苦肉の計、曹操の船団を連結させるために龐統による連環の計、(後略) (91頁)

「苦肉の計」「連環の計」と言われて、ピンと来る人は多くないはず。「苦肉の計」は後でも出てきます。

この周魴の髪を切る計略は、あるいは『演義』における赤壁の戦いでの黄蓋の苦肉の計のモデルになっているかもしれない。 (181頁)

こういった書き方をするならば、一歩踏み込んで『演義』の物語の展開を紹介しておくべきではないかと感じました。

そういった『三国志演義』愛好家を想定しているからでしょうか、話の流れが前後する箇所が目立ちます。確かに演義愛好家なら三国時代の簡単な歴史くらいは頭に入っているので混乱しませんが、そうでない読者は困ると思います。巻末の年表が詳細なので、そちらをご参照ください。

それはさておき、この本の優れた特徴の一つは、

陳寿の正史『三国志』は魏を正統として、また羅貫中の小説『三国志』は蜀を中心にすえて、それぞれ三国の歴史を描いた。いずれにせよ三国のもう一方の当事者である呉は脇役にすぎない。しかしこの脇役の呉こそ、実は三国という時代を演出し、そのキャスティングボートを握った影の主役であった。三国時代に関する書物は数多いが、呉を中心にしたものはおそらくないであろう。脇役の呉からこの時代を見れば、これまで気がつかなかった側面が見えてくるかもしれない。これが本書のさらなるもう一つのねらいである。 (21頁)

というところです。全体を通してみると、「呉を中心に」叙述しているというのは少し言いすぎの印象でしたが、それでも、蜀・善玉、魏・悪玉という構図のなかで魏の名誉回復を図るものが従来は圧倒的に多かったなかで、この試みは新鮮でした。特に、呉の参謀、魯粛の再評価を果たしたのは大変良かったと思います(井波律子『『三国志』を読む』でも、すでに触れるところがありましたが)。魯粛の外交手腕がなければ、三国鼎立という状況はなかったでしょう。劉備への荊州の割譲について、

これは周到にして大胆な計略であろう。自分が圧倒的に優位に立ちながら、大局的見地から弱い相手に大きく譲歩することは、むずかしい政治的決断である。 (98頁)

とした上で、

しかし魯粛のこの深慮遠謀は、正しく理解されなかった。孫権さえも、魯粛の死後その功績を回顧して(中略)荊州を劉備に貸したのは失策だったと述べている。しかしその後の歴史の経過を見ると、荊州をめぐる抗争のせいで呉と蜀の同盟関係がぎくしゃくしたことが、両者滅亡の大きな要因であったことは歴然としている。 (99頁)

と述べる箇所は、歴史を読み解く醍醐味を教えてくれます。

ということで、大いに啓発させられる本なのですが、具体的な問題について一点。第九章は「邪馬台国をめぐる国際関係」と題して、当時の東アジア・倭国情勢を取り上げていますが、卑弥呼が帯方郡に使者を送ったのが景初三年(239年)であるという通説に疑問を呈して、

しかし『三国志』には二年と書かれているのであるから、よほどの矛盾がないかぎり二年で考えるのが筋であろう。(中略)現在、邪馬台国に関して書かれたほとんどの書物、および高校の教科書や辞書の類も、すべて景初三年を自明のこととし、あたかも『三国志』にそう書かれているかのような記述になっているのは、さらに問題であろう。 (338頁)

と主張します。この「二年」へのこだわりは、つまり、

しかし『三国志』の現在みられるすべてのテキストは景初二年になっているのであって、異文はない。 (327頁)

という本文批評の立場からなされているわけですが、こういった書き方は一般読者に対して誤解を与えます。まず、「『三国志』の現在みられるすべてのテキスト」は、最も古いものでも11世紀・12世紀に出版された版本にまでしか遡ることができない。しかし、金氏も認めていらっしゃるように、『三国志』の文を「引用」したものなら古いものも残っています。例えば、太宰府天満宮所蔵の『翰苑』は、9世紀頃の写本ですが、そこには、はっきりと「槐(魏)志曰、景初三年、倭女王遣大夫難升未利等(後略)」とあります。

こういったことは自らの首を絞めかねないわけです。もし、「矛盾がないかぎり」という限定のなかで『三国志』の本文を絶対視するのなら、よく知られている通り、『三国志』には「邪馬壹国」(邪馬一国)しか見られないのだから、それ自体は矛盾はなく、他の史書を使って「邪馬臺国」(邪馬台国)に改めるのは問題にならないのか。「一大国」←→「一支国」も同じ。

あと、本論とは直接関係しませんが、

また中国が平和裏に統一されることは、全世界の人々の願いでもある。しかしそのプロセスにおいて、中国が現実的な方法をとるのか、それともあくまでも理念に固執するのかは、統一後の中国が、広大な国土の多様な文化と地方の自主性を尊重する国家になるのか、それとも王朝時代あるいは現在と同じく、強度の中央集権国家でありつづけるのかを占う重要な試金石であり(後略) (356頁)

台湾住民と世界の民主主義者の大多数を占めている独立派・現状維持派が聞いたら失神しそう。本書の前半で、権謀術数うずまく三国の政治状況を的確に読み解いた著者にしては、あまりにも暢気ではないか。

モイモイモイモイ 2005/03/03 22:11 面白く読ませていただきました。私も『三国志』をよく読んでいます。陳舜臣氏が書いた「三国志もの」もほとんど読んでいます。しかし、この著者は、356頁では無神経な発言しましたね。

consigliereconsigliere 2005/03/03 23:52 モイモイさん、お久しぶりです!
統一派のよりどころになっているのは、「台湾は、香港やマカオと事情が違う。一国三制度みたいなものがいい」という故・小平の考えですが、そもそも一国複制自体が、中共の欺瞞であると世界中の人間が見抜いている現状のなかで「統一されることは、全世界の人々の願い」は、いささかナイーヴですよね。

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2-20

フェブラリーステークス・予想

| 10:58 |  フェブラリーステークス・予想を含むブックマーク

2005年G1戦線の幕開け。春の砂の王者となるのは――

  ◎ ヒシアトラス

  ○ ユートピア

  ▲ パーソナルラッシュ

  △ メイショウボーラー ストロングブラッド ヘヴンリーロマンス シーキングザダイヤ

御覧の通り、穴狙いです。本当はメイショウボーラーが不動の軸、と言いたいところなのですが、前売りオッズが1.9倍?いくらなんでも寡占であって、この尻馬に乗るのは大変危険だ。そこで、今回は1番人気と2番人気(アドマイヤドン)は薄め。去年の暮れから衰えが顕著なドンに対しては、印もつけません。

ここは平安S組・東京大賞典組から考慮するのが定石。そのなかでは、師走S(オープン)1着→平安S1着という抜群の安定感を示したヒシアトラスを推すしかない。東京の経験がほとんどないことが不安材料ですが。

東京大賞典2着のユートピアを○に。南部杯アドマイヤドンに先着し、この距離での強さを見せた。今日も馬場はかなり渋っているようなので、こういう先行馬には有利に働くと考えます。

パーソナルラッシュは賭けですね。好スタートを切ってしまった(?)場合のことを考えて、必ず買っておいたほうがいいです。この方、ゲート入りさえ無事にこなせば、エルムSやダービーグランプリのときのように、手に負えない強さ。もっとも、エルムSのときは軽斤量・ダービーGPのときは相手弱し、ということなので、相手が一気に強化されたここでは連下か。

メイショウボーラーが△止まりなのは、さっきも言った通り、人気集め過ぎで、単に「嫌な予感」というやつです。この距離なら日本最強だと思います。ただ、東京での1600は、タダの1600ではないですけどね(要スタミナ)・・・。シーキングザダイヤは、必ずしも適性距離とはいえない前走の川崎記念で、あの距離がベストのタイムパラドックスを苦しめたのは評価できる。今回はシーキングザダイヤの好きな距離ということで立場逆転。パラドックスは、疲れもあるだろうから無印

このなかで真の穴馬といえば、この二頭かもしれない。ストロングブラッドは、かなりいいはずです。なぜ人気が低いのかがわからないくらいです。この重い馬場は歓迎でしょう。それになんといっても、テイオー産駒!これで応援しなきゃファンの名折れ。ヘヴンリーロマンスも、ダートの経験がほとんどない(1戦1勝。2年前)ので、圧倒的に不利ですけど、追い込みの映像を見て一目惚れ。

予想はこんな感じですけど、最後に一つだけ。地方馬が一頭も出てきてないのは、わさびの入ってない寿司みたいなもので、味気ないですよ・・・。アジュディミツオーも、ドバイに行く前にここ使っても良かったかも?

フェブラリーステークス・結果

|  フェブラリーステークス・結果を含むブックマーク

今回のレースのビデオを見て、我が畏友と同様に言いたいことはあります・・・が、この際それはやめておきましょう。

  1 メイショウボーラー  △

  2 シーキングザダイヤ  △

  3 ヒシアトラス  ◎

  4 タイムパラドックス

  5 アドマイヤドン

(○ユートピア15着 ▲パーソナルラッシュ12着)事実上の◎だったメイショウボーラーが好スタートから逃げ切って、最強最速を改めて証明。今からでもドバイに登録してあげたいところですよ、全く。おめでとう〜。

ボーラーとダイヤのワンツーフィニッシュということで、アグネスデジタル(2002)ゴールドアリュール(2003)アドマイヤドン(2004)という流れを継承して、芝にも対応できるスピードを兼ね合わせている馬が当レースでは有利という傾向を確固たるものにしましたね。

アトラスは、最後はダイヤの粘り腰に屈したかたちになりましたが、この3着は高く評価できます。そういう意味では、あの致命的な(そして議論を呼ぶ)出遅れがあったにも関わらず掲示板に乗ったドンも、すごい。ただただ、すごい。

パーソナルラッシュの敗北については潔く判断ミスを認めます。ただ、ユートピアがなぜあのような位置取りになったのかは、ブラックリスト騎手本人に直接訊いてください。

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2-19

クイーンC 京都記念・予想

| 13:03 |  クイーンC 京都記念・予想を含むブックマーク

遂に2歳女王が登場。が、ここは叩きの一戦だろうから、頭にはしません。

  ◎ ライラプス

  ○ プリンセスイブ

  ▲ パーフェクトマッチ

  △ ショウナンパントル ツルマルオトメ ラドランファーマ

京都記念があるのに、武は何をしているのこんな所で・・・??ダイタクバートラムではなく、ライラプスへの騎乗を決めた武の判断に、我々が知りえない根拠があるのではないか、ということで本命。この男、信用できませんけど。それにしてもショウナンパントル(大久保洋厩舎)が大事に扱われているのに対して、ライラプスの調教師は自分の馬を性懲りもなく酷使しますよね。ここで勝たないと不憫ですよ。

プリンセスイブが○、という予想にはかなり自信があるのですが、すでに穴人気になっているようで。祖母が Pacific Princess でして、日本が誇る素晴らしい牝系。ちなみに新馬戦では、パリブレストにクビ差まで迫った実力馬なので、ここは勝ち負け。

そして、ここ数年間、必ず連に絡んでいるサンデーサイレンス産駒。そのなかから、パーフェクトマッチを選んでおきましょう。新馬戦ではシックスセンスにも勝っていますし、時計がいいです(1.34.1)。

ショウナンパントルは、2キロ多く負わされていることもマイナス材料で△(それでも3着に入る可能性大)。ツルマルオトメは、中舘が鞍上でいい感じなのですが、重馬場なのが痛いです(次走が狙い目か)。スタミナが重視される東京の1600メートルなので、ラドランファーマも抑えておきましょう。

さて、次に関西メイン、毎年豪華な顔ぶれの京都記念。力が均衡した実績馬がこれだけ揃うと、予想も難しいです。

  ◎ ダイタクバートラム

  ○ ナリタセンチュリー

  ▲ シルクフェイマス

  △ トウショウナイト ファストタテヤマヒシミラクルメガスターダムのどれかw

バートラムは相変わらず強い競馬を見せるでしょう。有馬記念では大外回されながらも、シルクフェイマスに1馬身差。ここは逆転。

ナリタセンチュリーも、日経新春杯での敗戦は忘れてください。拙ブログでも書きましたが、接触という不利。今回はその日経新春杯から斤量も1キロ軽減され、本来の走りを見せるはず。

人気も出るであろう、バートラム・ナリタセンチュリーシルクフェイマス、いずれも共通しているのは、重馬場が得意ではないということ。そこで、道悪で力を発揮したトウショウナイトを穴に指名。目下3連勝中。京都記念は実績馬が上位を占めやすいレースで、この1年間は重賞への出走すらないこの馬にとっては正念場。魅力的な1頭。

あと、よく見ると、2002年菊花賞の1・2・3着馬がみんな出てますね〜。結構珍しいことだと思います。いずれも人気はないでしょうw パドックでの気配を見てどれかを紐で。

クイーンC 京都記念・結果

| 18:01 |  クイーンC 京都記念・結果を含むブックマーク

激しい先行争いで、最終コーナーで横一線・団子になりましたが、最後は壁が開いてライラプスはラッキーでしたね。

  1 ライラプス  ◎

  2 ジョウノビクトリア

  3 ラドランファーマ  △

  4 パーフェクトマッチ  ▲

  5 ビコーグレイス

(○プリンセスイブ6着)必ずSS産駒が連に絡むと睨んだ通りでしたが、ジョウノビクトリアの方でしたか!前走の、あのグチャグチャだった京成杯で掲示板にのった重馬場巧者ぶりは流石ですね。今後も悪天候のときは要チェック。

ライラプスは、このメンバーなら(ショウナンパントルを除いて)頭一つ抜きん出ていました。ついに重賞に手が届き、お母さん(フサイチエアデール号)も晴れがましいでしょう。おめでとう〜。あとは母馬が成しえなかったGI獲りです。今日が体調のピークでなかったことを祈りつつ。

ここはステップに過ぎなかったとはいえ、パントルの敗因は何でしょうか。斤量とか道悪とかそういう問題ではなく、道中少し様子がおかしかったですね。

京都記念も、やはり見ごたえのあるレースでした。

  1 ナリタセンチュリー  ○

  2 トウショウナイト  △

  3 ヒシミラクル  △

  4 マイソールサウンド

  5 ファストタテヤマ  △

(◎ダイタクバートラム8着、▲シルクフェイマス10着)バートラムの場合、やはりこういう天気では最後から追いつくのは厳しいので、アンカツにもそこら辺をちゃんと考慮してもらいたかった・・・。

ナリタセンチュリーは強い!前走の不幸というか不運を吹き飛ばす快勝、おめでとう〜。やはり京都はホームグラウンドという感じですね。これで、天皇賞(春)への照準はセットされました。

二着のトウショウナイトも、私の見込み通りの走りで満足です。長距離路線で開眼しそうな予感。

それにしても高配当の演出者ヒシミラクル先生(今後、彼も「先生」と呼ぼうw)、本当に皆が忘れた頃にやって来ますね。60を負わされて苦しい状況だったはずなのですが。

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2-18

詭弁のガイドライン

| 23:16 |  詭弁のガイドラインを含むブックマーク

今日、内輪でチラっと話題になったので、ほかの方にもわかるようにここにアップしておきます。

詭弁の方法論」というとあまりにも仰々しいのですが、要するに、正論を説く相手に対してどのように煙に巻くかと。まあ、そういうことです。コチラからお借りしました。

真っ当な意見と見せかけ、実は詭弁で論点をはぐらかす輩が多々おります。皆様も以下の「詭弁の特徴」を覚え、そういう輩を排除しましょう・・・

例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合

   あなたが「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して否定論者が…

  • 事実に対して仮定を持ち出す

 「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」

  • ごくまれな反例をとりあげる

 「だが、尻尾が2本ある犬が生まれることもある」

  • 自分に有利な将来像を予想する

 「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」

  • 主観で決め付ける

 「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」

  • 資料を示さず持論が支持されていると思わせる

 「世界では、犬は哺乳類ではないという見方が一般的だ」

  • 一見、関係がありそうで関係のない話を始める

 「ところで、カモノハシは卵を産むのを知っているか?」

  • 陰謀であると力説する

 「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良いアメリカが画策した陰謀だ」

  • 知能障害を起こす

 「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」

  • 自分の見解を述べずに人格批判をする

 「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」

  • ありえない解決策を図る

 「犬が卵を産めるようになれば良いって事でしょ」

 「犬が哺乳類だなんて過去の概念にしがみつく右翼はイタイね」

  • 決着した話を経緯を無視して蒸し返す

 「ところで、犬がどうやったら哺乳類の条件をみたすんだ?」

  • 勝利宣言をする

 「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」

  • 細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる

 「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」

 「犬が哺乳類ではないと認めない限り生物学に進歩はない」

  • 全てか無かで途中を認めないか、あえて無視する。

 「全ての犬が哺乳類としての条件を満たしているか検査するのは不可能だ(だから、哺乳類ではない)」 

  • 勝手に極論化して、結論の正当性に疑問を呈する。

 「確かに犬は哺乳類と言えるかもしれない、しかしだからといって哺乳類としての条件を全て持っているというのは早計に過ぎないか。」

  • 自分で話をずらしておいて、「話をずらすな」と相手を批難する。

 「現在問題なのは犬の広義の非哺乳類性であり、哺乳類であるかどうかは問題ではない。話をそらすな。」

他愛もない話術ばかりですが、これの連続攻撃・合わせ技を仕掛けると、ひっかかってくれる人が出てくれるかもしれないので、やはり「はぐらかし」の技術は習得しておいたほうがいいかもしれません。逆に、みなさまは、こんな詭弁にひっかからないように気をつけましょう。

おれおれおれおれ 2005/02/19 11:25 なんとか悪寒も治まったところで…通好みのモルトは庶民にはよくわからんとです。素人でもわかるおいしいのにしましょ、

で、この詭弁って、僕がいつも使っているやつですね。w あるいは朝まで生テレビとかでも使われていますなあ。。国会でも政治家が良く使うやつです。ちなみにゼミで使うとすぐに先生が「それは違う」と駄目出しされるのですが、詭弁で本を書いている人もいそうなので、まあそれはそれで。

consigliereconsigliere 2005/02/19 14:01 おれおれさん、先日はおつかれさま。そして、病状も改善ということで安心しました。ご自愛を。
ところで、そんなに「通好み」でしたかねぇ?普通に美味しかったと思いますが?
ということで、次回は、おれおれさんのリクエストということで、長期熟成ものに挑戦してみましょう!

詭弁ばっかりって人が総理大臣やってますよ。w

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2-17

Bladnoch 10years(Flora and Fauna 43%)& Benriach 10years(Curiositas Peated Malt 40%)

|  Bladnoch 10years(Flora and Fauna 43%)& Benriach 10years(Curiositas Peated Malt 40%)を含むブックマーク

おつかれさまでした。おれおれさんの言う通り、なにげにオフ会になりましたね。

ブラッドノックは、ほかの「花と動物」シリーズの作品に違わず、万人に受け入れられるように、うまくまとめた(丸めた)印象。ブランデーを想起させる、気品高い香りです。まだ若いお酒なのでエステリーでしたが、加水すると更にまろやかな香りになって、こちらもまた良かった。

味は、モルト由来の甘みが強いですが、奥の方には柑橘系のフルーティーさも感じます。ボディはミディアム。もう少しオイリーだったら、なお良かったかも。Glenkinchie や Auchentoshan、あるいは Rosebank のような淡白なローランドとはまた一味違って、なかなか良かったですね。


ピートをほとんど焚かないことで知られているベンリアックが、今回はガンガン焚いちゃった、とのこと。“Curiositas”は、curiosity(好奇心)の意。こりゃ試すしかない。

ピーティでしたが、思っていたよりは、という感じですかね。これは今度は Signatory 社が出している“Heavily Peated”(刺激的な名前だなぁ)に挑戦するしかなさそう。それにしても、もとのベンリアック感がほとんどない、というのは面白かった。もともとの(と言っても最近のオフィシャルではなくて、以前のものですが)ベンリアック10年は、麦芽というかマシュマロというか、なんともいえない甘いモルトでしたが。今回は、スモーキーさとのバランスが取れているような取れていないような、微妙な風味。コストパフォーマンス的にはいいので、決してダメなお酒ではないです。バーでは注文しないw

酒余談。ブラッドノックは、スコットランド最南端に位置する蒸留所。最北に位置するハイランドパークと飲み合わせると、感慨もひとしおです。

ぱぐ。ぱぐ。 2005/02/18 22:10 比較オールラウンドのリンクからここへ来られたとは知りませんでした(今までブックマークを見たことがなかったので)。更新意欲を高めるためにうちからもリンクさせていただこうと思いますー。今後ともよろしくお願いいたします。

consigliereconsigliere 2005/02/18 23:22 ぱぐ。さん、昨日はいろいろとありがとうございました。
>うちからもリンクさせていただこうと思いますー。
あまり広めてもらうとアレなのですが・・・。

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2-16

岡山スポーツ賞(坂本直子・目録 ネット篇5)

| 20:15 |  岡山スポーツ賞(坂本直子・目録 ネット篇5)を含むブックマーク

ネット篇4は、コチラ→http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20050131

ネット篇6は、コチラ→http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20050315 (3月15日追記

西日本放送のニュースによると、坂本直子選手に岡山スポーツ賞の特別賞が贈られたとのこと!おめでとう〜。

西日本放送など岡山県内のマスコミ17社が加盟する岡山スポーツ記者クラブが去年1年間に活躍した選手やチームに贈る2004年岡山スポーツ賞の受賞者が決定しました。

  (中略)

さらに特別賞としてアテネオリンピック7位入賞の天満屋女子陸上部、坂本直子選手が選ばれました。

  http://www.rnc.co.jp/news/result.asp?nbr=2005021507# 

ジョギングしている映像が最後に見られますが、画質が悪い。

Aberfeldy 15years (花と動物シリーズ 43%)

| 20:39 |  Aberfeldy 15years (花と動物シリーズ 43%)を含むブックマーク

とある場所で試飲。うまい!(明日持っていく一本にしようかと真剣に悩みましたが。次の機会にしましょう)

シェリーの樽香が中心ですが、何やらいろいろ混ざっていて*1、複雑。複雑だけど、嫌味はない。「馥郁」って言葉がぴったりです。あれで加水したら、どのような薫りが開かれるのだろうか?楽しみは多いほうがいいですね。

シェリーっぽさのなかに、麦の甘みがあり。香りと同じように味にも幅があって、大変よろしいのでは。予想以上においしくいただけましたが、味だけだったら、前日のグレンギリーのほうが柔和で良かったかも。

酒余談。ハリー・ポッターの作者はかつて、Aberfeldy 蒸留所の近くに住んでいたという噂がまことしやかにモルト愛飲者の間で流れているのですが、本当ですか?

*1:ここら辺で嗅覚の弱さを露呈しちゃう

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2-15

2005-02-15

「むかご」

|  「むかご」を含むブックマーク

山芋の腋芽のことですが、塩加減もよくてメチャクチャ旨かったです!今までこれを食べたことがなかった私の不明を恥じます。ビールにも日本酒にも合いますよ。

「春限定」ということでしたが、季語は秋のようですね。

うれしさの 箕にあまりたる むかごかな

     −−−蕪村

Glen Garioch 1971 (Samaroli)

|  Glen Garioch 1971 (Samaroli)を含むブックマーク

おつかれさまでした、A氏。

Samaroli 社のボトリングによるグレンギリーですね。熟成年数はわかりませんが、20年前後でしょう。シェリー樽による熟成。

すごく穏やかな top note で、アルコールではないのでは?と思わせるほど。ピートもあまり感じませんでした(意外)。味は、なんでしょう、ナッツ?バニラ?上品で、甘さが前面に出ているので、女性にも勧められます。フィニッシュは、思ったよりも、逃げ足が速かった。

まあ、しこたま飲んだ後のテイスティングですから、ほとんどアテになりませんw

sleepsleep 2005/02/16 23:45 なるほど。春と秋があるのですね。
ところでこの句「うれしさの箕にて受たるぬかご哉」の形もあるようです。上の最終形の方がストレートですね。ところで「うば玉のぬかごに角やかたつぶり 専吟」←ちょっとやな見立て…

consigliereconsigliere 2005/02/18 10:07 一応その店では春季限定の商品として売り出していました。いやぁ、本当に病み付きになる味でした。
そういえば、sleep さんといえば俳諧関連でしたね〜。これからもいろいろと教えてください!

sleepsleep 2005/02/19 23:47 この時期に食べられたオレさんはラッキーなのかも。
旬の食べ物に関する句は多いのですが、個人的な印象では味そのものについて詠まれている句は意外にないです。何せ基本は17文字なので、どんな味かというところまで述べるには不向きですよね。
今中心に扱っている俳諧師が酒豪なのですが、彼が好んだのは果たして辛口だったのか甘口だったのか…など気にはなるものの今のところ不明ですw

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2-14

St.Valentine's Day

|  St.Valentine's Dayを含むブックマーク

St.Valentine  セント・ヴァレンチン。第三世紀のころのローマの殉教者。ひじょうに親切でやさしく、貧しい人、病人をあわれみ、またこどもたちを愛し、小鳥までもかれに親しみ、その手から食べ物を取って食べたほどであった。かれがすでに老境に入り、こどもたちとも遊ぶことができなくなったとき、かれはこどもたちにきれいなちょっとした贈り物を愛の音信とともに送った。この手紙や贈り物が valentine と呼ばれた(この意味では小文字で書く)。St.Valentine の祭日は2月14日で、St.Valentine's Day(セント・ヴァレンチン祭)と呼ばれる。この日に小鳥は、その配偶者(mates)を選ぶと昔考えられていたので、いまでも若い男女の間で罪のない愛の表示に利用され、贈り物などをする習慣がある。

    −−−井上義昌編『増補版 英米故事伝説辞典』

鳥がつがいを選ぶというのは、例えば Chaucer が、

For this was on seynt Valentynes day,

When every foul cometh then to chese his mate.

「聖ヴァレンタインの日で、どの鳥もやってきて配偶者を選ぶ」と歌っている通り、古い信仰でしょう。ところで、上の『英米故事伝説辞典』はさらに面白い風俗を紹介していて、

つぎにイギリスでは古い時代からこの St.Valentine の殉教の日のよい、数人の若い人たち、maids や bachelors がひと所に集まって、小さな billets の上にそれぞれ自分が知っている異性の名まえを書いて、これをある形の容器の中に入れ、そしてちょうど富くじのように、それぞれ異性のひとりを引くのだが、こうして引いた異性がその人の valentine(ここでは lover や sweetheart の意味)という風習が行なわれてきた。もちろん、そのばあい、ある人の valentine になった人が、他の人の valentine になることがしばしば起こったが、そのときは男性は自分を選んだ女性よりも、自分が選んだ女性を valentine とすることになっていた。

くじ引きに際しては、さまざまな趣向の不正が行なわれていたであろうことは想像に難くありません。

おれおれおれおれ 2005/02/15 00:48 orz

consigliereconsigliere 2005/02/15 11:31 どうした?何があった?

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2-13

ダイヤモンドS きさらぎ賞・予想

| 12:39 |  ダイヤモンドS きさらぎ賞・予想を含むブックマーク

昨日の京都のメイン、すばるSは良いメンバーが揃った好レースでしたが、ヒカリジルコニア号が帰らぬ馬になってしまいました・・・。天国のダートで悲願の重賞を獲ってください。


さて、ここ最近、「なぜこの馬の名をこの出走表で目にする?」というケースが多いですが、菊花賞で長距離適性のなさを天下に晒してしまったハイアーゲームダイヤモンドSに・・・。有馬記念では最後の直線の素晴らしい差し脚で、勝負師としてまだ死んでいないことを見せつけ、ここでも無印にはしませんが、△止まり。

  ◎ チャクラ

  ○ コイントス

  ▲ ワンダードリーム

  △ グラスポジション ハイアーゲーム ラヴァリージェニオ

チャクラは重賞二勝馬として57.5は妥当かもしれないけど、ハイアー57、コイントス56、グラポジ55に比べるとどうか。万葉S2着からの生粋のステイヤー馬だから、地力で押し切れると予想!でも、少し弱気w

叩き5戦目で、ようやく復調のコイントスは○ですが、逆転で重賞初制覇のチャンスは十分。

▲ワンダードリームで勝負。ここは、我ながら、かなり良い穴狙いだと思います。Sadler's Wells の孫であり、長距離適性は、3歳で果敢に挑戦したステイヤーズSでの5着で証明済み。条件戦あがりの好調馬です。51キロは恵まれ過ぎ。

ラヴァリージェニオが人気を落としている(前走は完敗)ようだったら、バルジュ鞍上だし(バルジュ騎乗時、5戦3勝、2着2回)、ここはうまみがあるかも。

きさらぎ賞は、わずかに9頭立てで寂しいけど、素質馬もいるので期待は高く。

  ◎ コンゴウリキシオー

  ○ アドマイヤフジ

  ▲ シックスセンス

  △ レジェンダロッサ シンメイレグルス

とはいえ、ここは人気上位馬で堅いでしょう・・・。予想を困難にしている要素はただ1頭。マイネルモルゲンの半弟、シンメイレグルス をどうするか。なぜダートに専念してくれない(父ブライアンズタイム、母父 Seeking the Gold。黒竹賞を圧勝)?血統的には芝も問題ないはずなんですがね。今回は様子見ということで、あまり突っ込まないようにしましょう。

本命はコンゴウリキシオー新馬戦も余裕勝ちしていたはず(3着馬に3馬身差)だったのですが、ディープインパクトがいたのが運の尽きでした。

アドマイヤホープの半弟、○アドマイヤフジは、新馬戦の後も普通に走らせていたら2歳重賞を窺う存在になっていたはず。十分な休養をとって復帰後、3着・2着と好調。遂に才能が開花か。

アドマイヤフジとは逆に、格上レースに挑み続けることで成長を果たしたシックスセンスの生きざまも、私は好きです。疲れが蓄積されているんじゃないかと、それが唯一の心配ですが・・・。

レジェンダロッサは、ロサードヴィータローザの全弟。それにしても、サンデーサイレンスをひたすら付け続ける生産者サイドって、一体何を(以下略)。2戦目でいきなりの重賞戦。このレース、実績は不問とはいえ、新馬戦あがりで好成績を収めたのはここ最近では去年のハーツクライ(3着)だけ。そこそこの人気を出しているようだけど、切るとしたらこの馬。裏を返せば、ここで連に絡んだりしたら、一気にクラシックの主役候補。

ダイヤモンドS きさらぎ賞・結果

|  ダイヤモンドS きさらぎ賞・結果を含むブックマーク

   1 ウイングランツ

   2 ハイフレンドトライ

  ◎3 チャクラ

  △4 ハイアーゲーム

  △5 ラヴァリージェニオ

(○コイントス11着 ▲ワンダードリーム6着)

第二コーナーでコイントスとスマートストリームが暴走。あえて良い風に言えば、長距離といったらスローペースと相場が決まっていた風潮からすれば、すごい新鮮なレースでしたけど、それ以前の問題だろうに・・・。おかげで、先に仕掛けていった馬たちからバタバタ脱落していくというありさま。後方でそ知らぬ顔をしていた軽ハンデ馬2頭がワンツーをさらっていきました。それにしても、ダンスインザダーク産駒のウイングランツは、斤量有利だったとはいえ、安定感がありますね。おめでとう!優勝ジョッキーインタビューでの松岡騎手も、初々しかった。

ハイアーゲームが第4コーナーで進出を始めたときは感触が良さそうでしたが、思ったほど脚が伸びず。それよりも、チャクラの強さが光りましたね。直線では前が壁になって、多分あれが結果に影響を与えたと思いますけど、それでも3着です。順位と斤量を並べてみれば、

  3 チャクラ 57.5

  4 ハイアーゲーム 57

  5 ラヴァリージェニオ 55

  8 グラスポジション 55

 11 コイントス 56

このレベルでのチャクラの優位は断然です(グラスポジションは、第三コーナーで不利があって、かわいそうだったけど)。問題はGIレベルでどうか、ということ。厳しいでしょうな・・・。

次、きさらぎ賞

  ◎1 コンゴウリキシオー

   2 マキハタサーメット

  ○3 アドマイヤフジ

  ▲4 シックスセンス

   5 テイエムヒットベ

また1着・3着・・・。コンゴウリキシオーはこれで3連勝。おめでとう〜。2着のマキハタサーメットもよく逃げ粘った。最後は計られたように差されましたけど、少し感動しました。短距離中心で戦ってきただけに、このレースに関してはデータ的に不利だったと思う。低い前評判をよく覆しました。

レース展開は、先行集団と後方集団の二つにはっきり分かれて、後ろにいた連中の進出が遅かったという戦術ミスですかね。ほんの一瞬の判断だから難しいところでしょう。あの差し脚を見る限り、アドマイヤフジやシックスセンスはやはり重賞級。

さて、コンゴウリキシオーがこの重要な出世レースを勝ったことで、ディープインパクトの評価がさらに上がるという現象が起こっていて、巷では「ああ、これでクラシックはおもしろくない」とか怨嗟の声もごく一部であがっています。

おかしいのではないか?それなら競馬を観るのをやめればいい。人気が集中して馬券的なうまみが消えるというのが残念だというなら、2着・3着を当てて今までの負け分を取り返せばいいだけです。ディープインパクトは、おそらくアグネスタキオン号以来のスター候補ですよ。その力がどこまで伸びるか、温かく見守ってあげたい。インパクトは、次走では、おそらくマイネルレコルトストーミーカフェとの前哨戦直接対決でしょう。楽しみだ〜。

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2-11

2005-02-11

旧5000円札の富士山

| 14:27 |  旧5000円札の富士山を含むブックマーク

昨夜の食事会では楽しいトリビア話に花が咲きました(I君、おつかれさま!)。ルビーとサファイアは同じ石、とか、比較的おとなしいネタも大変面白かったのですが、世界中の陰謀を暴きまくるところで大盛り上がり。おれおれさん、世界陰謀学会会員として不勉強の極まりだと痛感しました・・・。

Yさんのお話によると、その業界(?)では超有名な話らしいのですが、その場では確認できなかったことの調査結果を報告いたします。

旧5000円札の裏面は、富士山と、湖面にうつる富士山の鏡像という図柄になっているのですが、当然ながら富士山と湖にうつる富士山の形はシンメトリーになっていなければならない。ところが、実際に見てみると、湖面の富士山のかたちが微妙に異なっている。

これは何なのか?ということになるのですが、これは富士山ではなく、あの「ノアの箱舟」が漂着したとされるアララト山を描いている、とのことw アララト山の写真を見ると、うん、確かに似ているといえば似ています。(画像は「若さに挑戦」さんのものです)なかなかステキなネタ話でした。

そういえば昔、『トンデモ本の世界』を買ったのですが、結局読まず仕舞い・・・。書斎のどこかにあるはずですが。

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2-8

動作の継続

| 13:55 |  動作の継続を含むブックマーク

英語の宿題の答え合わせをしていて、大多数が共通の誤りをおかしていることに気づく。実際の例文はもう少し長いのですが、少し手を加えて提示しますと、

わたしは二時から三時までテレビを見ていた。

この和文の英訳として、

I was watching TV from two to three.

としてしまう人が結構多い。この言い回しは口語では耳にしますが、厳密にいうと、正解は、

I watched TV from two to three.

「二時から三時」という時間幅、そして「見ていた」という日本語表現が、進行形の誤用を招いているのかもしれません。あるいは、「進行形」(progressive)という用語が良くなくて、「完了」にならって、「非完了」「非完了継続」くらいにするとわかりやすいでしょうか。

では、“I was watching TV from two to three”という言い方は不可能か、というとそういうわけではなくて、例えば、その日は四時までテレビを見ていたとして、カツ丼を持ってきた刑事さんが「二時から三時までの間、どこで何してたんじゃい」と訊いてきたら、過去進行形でアリバイを主張しましょう。

おれおれおれおれ 2005/02/08 23:52 いやはや、今日はその問題で悩んだのですよ。
生徒に「病院に通っていた」という英作文をきかれて、
I have gone to hospital.
と答えたのですが自信なし。でも、
I went to hospital.
I was going to hospital.
とは違うだろう、とかおもっていたのです。
この場合、どれが正しいのでしょうか。助けて先生〜。

consigliereconsigliere 2005/02/09 11:02 受験シーズン、おれおれさんも大変ですな。
お尋ねの件ですが、どれもしっくり来ないですね。I went to the hospital ならその日だけ病院に行ったということになりまして、ある程度の期間通院していたという文脈でしょうから、I have seen the doctor regularly とかはいかが。これも微妙な感じですが・・・。
ちなみに、”I have gone to...”という言い回しは、耳にはするので誤りではないでしょうが、なるべく避けたほうがいい。そのことも書いておこうかと思いますが、今は出掛けなので、また後ほど!

consigliereconsigliere 2005/02/09 11:04 言い忘れましたが、オレは文法の知識に基づいて話をしているのではなく、フィーリングでお答えしているので、ちゃんとした専門のかたのご教示を求む。(とんだ“先生”だ。w)

おれおれおれおれ 2005/02/09 23:35 そうかあ。。難しいですなあ。。でも、彼らが訊いているのは「自然な英語」ではなく、恐るべきことに、「正しい高校受験英語」という、とんでもない相手なのです。昔、so as to を文のはじめに置いてもいい、といったところ、受験英語的には駄目だと。じゃあ英語で絶対に言えないか、と友人に聞いたところ、そういう言い方もなくはない、とのことで、僕は大変憤りましたけど。
自然な英語、お願いします!

consigliereconsigliere 2005/02/10 00:04 どうも〜。時間を見ると、少し入れ違いですね。
>自然な英語、お願いします!
一応、それを心がけて授業をしているつもりですけど、学ぶことというか、はっとさせられることは多いです。
進行形の話でいえば、“The car is stopping”を「車は止まっている」と誤訳するケースが続出して、自分のなかでは何の問題もなく了解していた文面が、意外と誤解と混乱を招いているんだな、と。そして、それをどう説明してあげればいいのか、という困難と。
ちなみに、The car is stopping. → 車は止まろうとしている。

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2-7

Super Bowl 実況(1st Quarter)(注・ネタバレです)

| 09:28 |  Super Bowl 実況(1st Quarter)(注・ネタバレです)を含むブックマーク

終了時、0−0

良いディフェンスということではなくて、拙攻。両チームともチャンピオンシップゲームとは思えないほどの凡プレイを連発。

Super Bowl 2nd Quarter

| 10:10 |  Super Bowl 2nd Quarterを含むブックマーク

Eagles は、Pinkston が起死回生のパスキャッチ(5メートルぐらい空に飛んでましたよw)、そして McNabb が針に糸を通すようなTDパス(9:55 to OJ Smith)!ようやくスーパーボウルらしい攻撃。

これで Patriots も眠りから覚めたようで、Eagles defense に対して、スクリーンあるいはクイックパスが有効だと気づき、突然ゲームが激しく動き始めた。得点後の最初の drive は turnover(fumble) で終わったけど、2 minute warning に至るペイトリオッツの進撃は目覚しいものがありました(時計もうまく使った)。最後のTD(Brady to Givens)は、明らかなディフェンス側のミスですが、Brady はよく落ち着いてフィールド全体の状況を見渡していたね。

7−7 全体的にディフェンスのビッグプレイ(turnover など)が目立ったファーストハーフ。ただ、イーグルスが意外とソフトなパスディフェンスを見せているのが気になります。

Half Time Show

| 10:20 |  Half Time Showを含むブックマーク

今回はポール・マッカートニー。ちなみに、騎士(knight)の称号をもらったので、英語表記するときは、Sir Paul McCartney と書くと“通”っぽくてよろしいのでは。

どうでもいいけど、フィールドが荒れるから、観客を入れて飛んだり跳ねたりさせるなって・・・。

3rd Quarter

| 11:21 |  3rd Quarterを含むブックマーク

Patriots が最初の drive でTD(Brady to Vrabel)。1st half ではダメダメだった 3rd down conversion ですが、OLの素晴らしい踏ん張りによって、Brady に十分な時間とスペースを与えていますからね。むしろ、マトモに blitz できない Eagles defense の罪のほうが大きいか。

Eagles のほうは本当に対照的ですね。ランプレイもパスプレイも、Patriots defense の圧力をOLが支えきれず、まったく機能していない。

こりゃこのままズルズルか・・・と思いきや、この次の Eagles drive では、最初のTD時を髣髴とさせるような見事な波状攻撃!McNabb は腕が強いですね〜。line of scrimmage が不安定だというので、クイックリリースでがんがん短中距離パスを通すという戦術が功を奏して、同点(McNabb to Westbrook)!14−14

4th Quarter

| 12:15 |  4th Quarterを含むブックマーク

なんだかんだ言って、盛り上がっている今日の試合(ディフェンスの 1st half。オフェンスの 2nd half)w

Patriots が相変わらずラニングゲームを支配していて、第四クォーター開始早々にTD!Eagles はまた悪い癖(OLが崩壊→苦し紛れのロングパス)

そして、残り12:21で、Patriots はいい位置から攻撃開始ですが、この drive はこの試合の天王山。Pats が順調でしたが、red zone defense で Eagles が根性見せました!FGで24−14。

McNabb の痛恨の interception などがあって、もうダメかと思ったら、残り2分で美しいTDパス(McNabb to Lewis)!しかし、onside kick は失敗、最後のパスは interception で万事休す。

というわけで、もう「王朝」と呼んでいいでしょう。

| 12:25 |  というわけで、もう「王朝」と呼んでいいでしょう。を含むブックマーク

強かったです、Patriots(特に line of scrimmage の支配力)。Eagles も惜しかった!経験の差というのもあるでしょう。

しかし、結果はともかく、私らがみんな感動したのは、Eagles WR の Owens の奮起ですね。7週間前には足を手術。だれもこの大舞台に間に合うとは思っていなかった。そのなかで幾つかのキーとなる receptions を記録。解説者も言っていましたけど、“one of the most courageous performances by any player.”

Eagles FanEagles Fan 2005/02/07 20:06 はじめまして。
Terrell Owensは怪我を感じさせない活躍で本当に良かったですね。

consigliereconsigliere 2005/02/08 14:01 はじめまして!よろしくどうぞ〜。
Owens は本当に良かったですね。
今回は、Philadelphia はとにかく細かいミスが多かったのと、やはり総合力で New England がまさっていたという所に落ち着きますね。
例えば総合力ということでいえば、special team は Patriots のほうが上。第一クォーターで見せた、角を狙った絶妙な punt の成功、そして試合終了間際で Eagles の反撃のチャンスを摘み取った punt。この二つは、結果的に、試合展開に影響を与えた気がします。

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2-6

二月大歌舞伎

| 21:19 |  二月大歌舞伎を含むブックマーク

「昼の部」 今回はいずれも単純なストーリー展開で、助かりましたw

 番町皿屋敷 一幕二場

 義経腰越状 五斗三番叟 一幕

 隅田川 清元連中

 神楽諷雲井曲毬 どんつく 常盤津連中

「どんつく」は、「九世坂東三津五郎七回忌追善」と銘打った狂言で、三津五郎の踊りはやはり良かったですし、菊五郎仁左衛門左團次らも出演していて、豪華でしたね。

それにしても、「義経腰越状」の五斗兵衛盛次役の「違いを楽しむ男」(旧・違いがわかる男)吉右衛門は良かったです。世界中の飲兵衛たちが死ぬ前に一度はやってみたいと思っている「滝飲」の実演!飲兵衛の勘所を掴んでいるというか、なんというか。しかし、最後の竹田奴の演出はまったく不要だと思うのですが、いかが?

♪どんつくどんつくどどんがどん・・・あれを習得できたら、忘年会の一発芸には困らないでしょう。テンポをどんどん早くして踊っていくというのは、西洋での ♪My bonny lies over the ocean, my bonny lies over the sea, my bonny lies over the ocean, bring back my bonny to me...に相当する。

トキノミノル記念共同通信杯 シルクロードS 小倉大賞典・結果

| 23:27 |  トキノミノル記念共同通信杯 シルクロードS 小倉大賞典・結果を含むブックマーク

まずは、トキノミノル記念競走から。

  1 ストーミーカフェ

  2 ダイワアプセット

  3 マルカジーク

  4 ニシノドコマデモ

  5 ロードマジェスティ

ストーミーカフェは58キロ背負いながらも逃げ切って圧勝!これは強い・・!朝日杯組は例年苦戦していただけに、クラシックに向けて価値が大きい勝利。おめでとう〜。

中央へ転厩したモエレフェニックスは折り合いを欠いてしまって惨敗でしたね。頑張って二着に入ったダイワアプセット号は、レース後に骨折が判明し、予後不良・・・。悲しみを乗り越えて、ご冥福をお祈りします。

さて、お次はシルクロードS。

  1 プレシャスカフェ

  2 ギャラントアロー

  3 トップパシコ

  4 リミットレスビッド

  5 ドリームカムカム

トップハンデ2頭がワンツー。このレースで「トップハンデ&1番人気」が優勝した例はないのでは?と思って調べてみたら、4年前のトロットスター号以来でしたね(トロットスター号はその後スプリント連覇)。いい差し脚でしたし、期待できますね〜。重賞連覇(CBC賞)おめでとう〜。来月の高松宮記念の中心になるでしょう。

差し切ったプレシャスカフェを除くと、とにかく良いスタートを切って、前の方にいた馬から先着していったという感じのレース。

そして、小倉大賞典

  1 メイショウカイドウ

  2 セフティーエンペラ

  3 エイシンチャンプ

  4 エーティーダイオー

  5 メイショウドメニカ

ここも1番人気は切るのが常道なのに、メイショウカイドウが勝ちました。おめでとう〜。それにしても小倉は得意だね〜。

それよりも、内側に持っていって一時は先頭に立ったエーティーダイオーの走りに注目しました。最後は外側を行った馬に差されちゃったけど、なかなか見込みありです。

sleepsleep 2005/02/07 12:57 二月は午後の部の「野崎村」と思っていましたが「どんつく」も捨てがたい…と悩んでいたところです。実は歌舞伎は勉強中で「竹田奴の演出」といわれても「?」というレベルなので、やはり週末にでも両方みてきます。

consigliereconsigliere 2005/02/08 14:04 野崎村も豪華メンバーですからね〜。
どんな感じだったか後で教えてください。

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2-5

ホワイトペガサス号

| 00:15 |  ホワイトペガサス号を含むブックマーク

大井の最終日で、翌週から川崎開催。「白毛」馬のホワイトペガサスが先々週から引き続き出走。去年、A氏と一緒に大井に行ったときにたまたま出走していたホワイトペガサス君を初めて目の前で見て、ため息が出ました。ホントに神々しい。

今日も前走と同じく二着で、なかなかの競馬!スタートは良かったんですけどねえ。

現役の白毛の馬は、世界でも数頭しかいないわけです。ホワイトペガサス君も今年で7歳。いつ引退してもおかしくありません。機会があるうちに必ず会っておくべきだと思います。

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2-4

主明楽美御徳

| 10:58 |  主明楽美御徳を含むブックマーク

701年(大宝元年)に本格的な律令体制をスタートさせた日本国は、唐王朝との国交を結ぶわけですが、訪問する際に携帯する国書の文面をどうするか、が問題になりました。

というのも、我が日本律令の規定するところ、例えば公文書の書式を定めた「公式令」によると、外国使節に対する天皇の詔書では、その冒頭を、

明神御宇日本天皇詔旨

で始めるように規定されている。また、「儀制令」、これは朝廷の儀式などの次第を定めたものでして、これによると、

天子。【祭祀所称】

天皇。【詔書所称】

皇帝。【華夷所称】

陛下。【上表所称】

つまり、諸外国(「華夷」)に対するときは天皇は「皇帝」の称号を使用する、と規定されています。

ということは、国内法を遵守すれば、唐の皇帝に手紙を持っていくときには「(明神御宇)日本天皇」あるいは「日本皇帝」を名乗る必要があるのですが、日本は似たようなことをして、外交的な失態を一度経験しています。それが、あの有名な、推古朝の遣隋使が持参した国書の文面、

日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙なきや、云々

これには煬帝がマジ切れを起こして「おととい来い!」となりました。世界に「天子」(皇帝)は一人しかいないはずで、しかも大陸王朝から見れば東夷の一国に過ぎなかった倭国の王が「天子」を名乗ることは大問題だったわけ*1

外交上の失敗は許されない、かと言って、せっかく苦労して制定した律令の規定を、相手の都合に合わせてホイホイと破っていいのか?ということで、おそらく当時の政権中枢は悩んだと思います。そのとき、頭の良いヤツが閃いちゃったんでしょう。

「『皇帝』とか『天皇』ってのは向こう(唐)に意味が通じるからマズイんでしょ?これを和訳すりゃいいのでは?」

ウルトラCの大技です。

そこで、こう推測されているわけです。遣唐使の国書の冒頭、送り主を銘記した部分には「日本主明楽美御徳」云々とあったのではないか、と・・・。「オホキミ」(王・大王)に対して、「スメラミコト」というのは自然発生的な和語ではなくて、「天皇」の翻訳語としての造語だと思うのですが、いずれにせよ、律令の規定を守っただけでなく、唐朝との対立も回避した絶妙な外交的配慮ということですね。「スメラミコト」に対して「主明楽美御徳」と、好ましい意味の音字を宛てたというパフォーマンスもなかなかの手腕です。まさに外交上手でして、現在の日本も少し見習ってほしい。

受信者側の唐は、

「・・・これは名前か?」

と誤解するわけですが(「勅日本国『王』主明楽美御徳」)。

*1:ただ、その当時、隋は高句麗との戦争を抱えていて、東夷に頭痛の種を増やしたくないという思惑があったのでしょう。国交の断絶という事態は避けられて、その次の年に隋は倭国に返使を派遣して、事なきを得ます

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2-3

スウとのんのん(TBSドラマ)

| 13:56 |  スウとのんのん(TBSドラマ)を含むブックマーク

なにげに宣伝。(関係者が出演予定。連ドラ登場おめでとうございます)

  スウとのんのん

2月7日(月)スタート! 月〜金 ひる1:30

TBS系 全国28局ネット〈CBC製作〉

原作:小沢真理『世界でいちばん優しい音楽』講談社漫画文庫

主題歌:「愛がいっぱい」 BON-BON BLANCO

しかし、この時間帯、みのもんたフジテレビ昼ドラという強敵二つと競合するわけで、視聴率的には厳しいかもしれませんが、頑張ってもらいたいですね。

競馬ニュースを3つほど

| 20:43 |  競馬ニュースを3つほどを含むブックマーク

競馬をやらない人はわからないかもしれませんが、競馬ファンというのは、人生の大部分を(なんか大袈裟ですが)やるせない気持ちで過ごすわけです。応援している馬・予想した馬がなかなか勝てない、というのはもちろんですが、それ以上に、この業界でいかに怪我・引退・死去のニュースが多いか・・・。

まず、スパイキュールが競走能力喪失と診断されて引退が決定。志半ばにして引退に追い込まれた無数の名馬たちのリストに、新しい名前がまた加わりました。ちなみに、

最強を証明できなかった最強馬たち

という特集で競馬ファンたちに語らせたら一日中延々としゃべりつづけるでしょう。それだけ思い入れが強くなりますからね・・・。実際に見たことがある馬、という限定をつければ、間違いなくアグネスタキオン号です。彼は、三冠馬になり、キングジョージに勝ち、凱旋門賞に勝ち、ブリーダーズカップに勝ち、無敗のまま引退するはずでした。

閑話休題プライドキム(父アフリート、母父リアルシャダイ)がケンタッキーダービー遠征を断念との一報が。ただ、故障とかそういうわけではなく、当面は皐月賞を目指すという・・・。なぜ??

血筋・実績からいっても明らかなダート馬。確かに、日本が生み出した近年最強馬というわけではないけど、挑戦することに大きな意義があったのですが。

でも、悲しいニュースばかりではない、というのが心の安らぎというか、なんというか。

2日、現地時間1月28日に米国ケンタッキー州のレーンズエンドファームで、2003年の最優秀古牝馬ビリーヴ(牝7)が、父に Kingmamboを持つ鹿毛の牡駒を出産していたことがわかった。

この仔は日本で走るのでしょうか。すごく楽しみです。ビリーヴ号のお母さん(Great Christine)は、一瞬「誤植じゃないか?」と目を疑うほどの強いインブリード馬*1でしたが、ここでまた Native DancerNorthern Dancer の血が入った Kingmambo をつけることで健康面・能力面に影響は?今年は、Elusive Quality(昨年度の米国二冠馬 Smarty Jones の父)をつける予定だということだし、注目しておきましょう。

*1Nearctic の3×3 Native Dancer の4×4 など

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2-1

購入品

| 17:25 |  購入品を含むブックマーク

たまにはマジメなことも書けとの常連モイモイさんのコメント。取り寄せをお願いしていた中国書籍が到着したことですし、久しぶりに「読書感想文」でも。

羅韜選註・劉斯翰審訂『張九齢詩文選』(広東人民出版社 1994年)

張九齢といえば、初唐を代表する詩人の一人で、『唐詩選』に収められた五言絶句「照鏡見白髪」、

宿昔青雲志   宿昔 青雲の志

蹉跎白髪年   蹉跎たり 白髪の年

誰知明鏡裏   誰か知らん 明鏡の裏

形影自相憐   形影 自ずから相憐れまんとは

で知られていますが、天平年間の遣唐使に対して「勅日本国王主明楽美御徳」(「日本国王『スメラミコト』に勅す」)で始まる有名な国書を起草したことでも歴史に名を残す(残念ながら、本書では扱われていません)。この本は、その張九齢の詩文についてのおそらく唯一の選注書。

というわけで期待したのですが、横組・簡体字・・・は、もう仕方ないか・・・

それはともかく、肝心な注釈については、有名な詩にしか目を通していませんが、いささか失望。

「感遇」詩からは七首選出。「感遇」と題する詩群は基本的に風刺詩なのですが、どんな寓意が隠されているのかという具体的な説明の多くが欠落。これじゃ鑑賞の楽しみも半減です。例えば「孤鴻」は詩人本人で、「翠鳥」は当時権勢を誇った人だ、とは述べていますが、では、詩の最後に出てくる「弋者」というのは?ほかの「感遇」詩でも、例えば「丹橘」は詩人本人で、「嘉客」は皇帝のこと、ぐらい言ってくれてもいいでしょう。

「奉和聖製送尚書燕国公赴朔方」詩の「四牡何時入」(四牡 何れの時にか入らん)に対して『毛詩』「小雅・四牡」を引くのは不要で、その前の「山甫帰応疾」(山甫 帰ること応に疾かなるべし)とあわせて『毛詩』「大雅・烝民」に基づくと指摘すれば済みます。

かと思えば、「酬趙二侍御使西軍贈両省旧僚之作」詩の「忽枉兼金訊」(忽ちに兼金の訊を枉ぐ)について、『孟子』を引いて「兼金」の説明(質の良い金、の意)をするだけでは不足で、ここは陸機の「贈馮文熊」詩の一句「良訊代兼金」(良訊 兼金に代ゆ)を引かなくてはいけない。

上でも挙げた「照鏡見白髪」を取り上げなかったのは、詩意が明らかだからか。それとも、この作品を張九齢の自作とは認めなかったか。一言釈明しても良かったのでは。

不備ばかりあげつらいましたが、散文作品の注釈は現代に至るまで皆無に近いので、その部分は役に立ちそうです。

sleepwellsleepwell 2005/02/02 23:44 仕方のないことですが、やはりへこみますよね。ところで近世では『唐詩選』はかなり普通に読まれているので「照鏡見白髪」の作者の選注書が一冊のみとは意外でした。

consigliereconsigliere 2005/02/03 14:06 一般的にはマイナーであることは否めませんからね。Webcatで調べると、「唐詩新賞」というシリーズのなかの一冊に『張九齢』があるようですが、これが注釈書なのかどうか、よくわかりません。

モイモイモイモイ 2005/02/03 23:57 「日本国王『スメラミコト』に勅す」って、どういうことですか。何かエピソードがあるのですか。面白そうなので、詳しく教えていただけますか。

consigliereconsigliere 2005/02/04 11:12 モイモイさんのご希望におこたえして、4日のところに簡単に書きました。

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