表紙の誤植はまずいだろう(『日本史研究』525号)

 『日本史研究』8月号(528号)を開いたら、紙が一枚挟まっていまして、

シール貼付による訂正のお願い

 『日本史研究』のご講読、ありがとうございます。
 先にお知らせしましたように、『日本史研究』525号(5月号)の表紙・裏表紙に誤りがありました。今回その訂正シールを作成しましたので、誠にお手数で申し訳ございませんが、該当箇所にお貼り下さいますようお願い致します。
                     日本史研究会編集委員会

 さすがに表紙・裏表紙の誤植だと「正誤表」だけじゃまずいのでしょうね。これも人助けだと思って、ちゃんと貼っておきました(図書館の資料だったので)。
 ちなみに、どういう誤植だったかというと、

× 大正デモクラシー期の地域社会における南北朝史蹟顕彰と神社神主 → ○ 大正デモクラシー期の地域社会における南朝史蹟顕彰と神社神主
× Manifestation of the Northern and Southern Dynasties' Historical Sites and Shinto Priests in the Local Society of Taisho Democracy Period → ○ Manifestation of the Southern Dynasty's Historical Sites and Shinto Priests in the Local Society of Taisho Democracy Period

 で、本文を見ますと、そこでは題名はちゃんと正確に記されているのです。そこで『日本史研究』誌の編集業務について判明することが二点。
 一つは、どうやら、表紙の目次については、論文名・著者名を編集部が自ら打ち込んでいるらしいということ(「コピペ」を知らない?w)。もう一つは、英文タイトルは、編集部が自分たちで打ち込んだ日本語題名を、自分たちで英訳したものだということ(普通は、投稿した本人が英文タイトルも考えておくのでは?)。