琥珀ヱビス

 明日は遂にキリンのブラウマイスター(缶)が発売になるので、また飲兵衛の楽しみが増える。
 それはそうと、今日は「琥珀ヱビス」を飲みました!我が家に常駐している普通のヱビスビールと飲み比べ。ローストしてあるからでしょうか、従来のものよりも濃い茶褐色の落ち着いた色合いで、味わいもまろやかに仕上がっています。ドライ感を求める人には向かないでしょうが、良い出来栄えではないかと。サークルKサンクスでは、3缶買うと特製オリジナルフロストグラスがついてくるのですが、どうしようかな〜。


 それにしても、「琥珀」って良いですよね。その物自体や色もさることながら、言葉の響きとしても「コハク」というのは、大和言葉のような柔らかさがあって、好きです。
 日本人も長いこと琥珀を愛用しています。装飾品に使用されたものがよく古墳から出土しますが、例えば、奈良県斑鳩の御坊山三号墳で発見された被葬者は、琥珀の塊でできた枕を頭に乗せていたので考古学者を驚かしました。『新唐書』「日本伝」では、

永徽初、其王孝徳即位、改元曰白雉、献虎魄大如斗、瑪瑙若五升器。

 ――唐の高宗、永徽年間(650年〜655年)の初めに、日本では孝徳天皇が即位し、年号を白雉(650年〜654年)と改めたときに、一斗(約6リットル)の升ほどの大きさの琥珀と、五升(約3リットル)入りの容器ほどの大きさの瑪瑙を献上してきた。