朝カル新宿講座:原 基晶「『神曲』とは何か」

ダンテ『神曲』単独訳という偉業を成し遂げた原 基晶さんの講義を受講してきました。

お話を伺っていて気がついたんだけど、もしかしたら「文学に関する講義」って──高校以降──初めて受けたかもしれない。本文を読み上げて注釈を加えていく という講義形式自体が新鮮だった。


原さんの講義は10月にも全三回で開講されるそうです。

神曲 地獄篇 (講談社学術文庫)

神曲 地獄篇 (講談社学術文庫)

神曲 煉獄篇 (講談社学術文庫)

神曲 煉獄篇 (講談社学術文庫)

神曲 天国篇 (講談社学術文庫)

神曲 天国篇 (講談社学術文庫)

お買いもの:アナス&バーンズ『古代懐疑主義入門──判断保留の十の方式』

長らく絶版になっていた名著『懐疑主義の方式―古代のテクストと現代の解釈』が岩波文庫から刊行されたと聞いていまさらながらに購入。
本文の比較はしてないけど、とりあえず訳者作成の文献リストが全面的に改定されてるので買う価値はあると思うよ。
前のやつ持ってる人そんなにいないだろうけど。

古代懐疑主義入門――判断保留の十の方式 (岩波文庫)

古代懐疑主義入門――判断保留の十の方式 (岩波文庫)

  • 序章
  • 第一章 懐疑哲学
  • 第二章 古代哲学における懐疑主義
  • 第三章 十の方式
  • 第四章 人間と他の動物
  • 第五章 人間の多様性
  • 第六章 感覚
  • 第七章 情況
  • 第八章 場所と置かれ方
  • 第九章 混合
  • 第十章 量
  • 第十一章 相対性
  • 第十二章 平凡と希少
  • 第十三章 習慣と確信
  • 付録