今年もまた、アイツが帰ってくる。
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哲学書を読むための論理学サマースクール
- 講師:葛谷潤・富山豊
今年もまた、アイツが帰ってくる。
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この本、邦訳があったの知らなかった。
ハイデガー『芸術作品の根源』読書会のサブテキスト。
10節構成、邦訳では11頁ほど。
「実定的な宗教は、多かれ少なかれ強制によって魂に刻印されたさまざまな感情や行動を包含する。そのような行動は指令や服従の結果であり、直接の利害なしに遂行される。」
「諸問題が切り結ぶ点が、この実定性概念に関して見て取れる。ここにはまた、これ以降のヘーゲルがおこなうさまざまな試みも見て取れる。すなわち、一方の純粋理性(理論史的要素、そしてとりわけ実践的な純粋理性)と他方の実定性すなわち歴史的要素、この両者を弁証法的に──ここでいう弁証法は、弁証法自体をまだ意識していない弁証法である──結びつけようとする試みのことである。ある意味で、ヘーゲルは実定性を人間の自由に対する障害とみなし、断罪している。一宗教の、また一社会状態の実定的な諸要素を探究するとは、その諸要素において強制的に人間に課されているものを発見するということ、理性の純粋さにシミをつけているものを発見するということである。だが、また別の意味では、この実定性は、ヘーゲルの指向が発展するにつれて優位に立ち、理性と和解せねばならないとされることになる。理性は抽象的であることをやめ、生の具体的な豊かさに適合するようになる。したがって、ヘーゲルの見かたにおいてなぜ実定性概念が中心に位置しているのかがわかる。」
私が世話人を務める著しく多数の読書会すべての中で群を抜いて最も人気のない日米経営学史茶話会の次回例会は 5/21夜に開催します。
お申し込みはこちらから。
第27回 日米経営学史茶話会
- 文献:梅崎修・南雲智映・島西智輝,2023,『日本的雇用システムをつくる 1945-1995――オーラルヒストリーによる接近』東京大学出版会.
https://www.utp.or.jp/book/b619360.html- 範囲:
- 第8章 日本的能力観の構築
- 第9章 新しい人事方針への変革
社会学研究互助会では来る 4/28(日)に下記の催しをおこないます。
- 検討対象:佐藤裕『ルールの科学──方法を評価するための社会学』(青弓社、2023年)
- 登壇者
- 佐藤裕さん(著者)
- 中河伸俊さん(評者)
- 小宮友根さん(評者)
- 開催日時: 2024年4月28日(日) 14:00-
- 会場: 東京大学・ZOOM
- 申込:https://bit.ly/gojox03-form
※当日評者のお二人に加え、著作のなかで論評されている森一平さんと五十嵐素子さんにも文書にてリプライをいただく予定です。
https://socio-logic.jp/gojo/
著者である佐藤さんに自著紹介を書いていただいていますので、こちらもご覧いただき、参加をご検討いただければ幸いです。