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老兵は黙って去りゆくのみ

2010-07-26

じじぃの「2011年新聞・テレビ消滅」考

06:09

笑点「全員座布団没収」&全国一斉地デジテスト 動画 YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=6LNP1tA55z4&feature=related

放送記念日特集 「激震 マスメディア 〜テレビ・新聞の未来〜」 2010年3月22日 NHK

キャスター藤沢秀敏解説委員長、黒崎めぐみアナウンサー 【ゲスト】日本新聞協会会長 内山斉日本民間放送連盟会長 広瀬道貞ドワンゴ会長 川上量生、ITジャーナリスト 佐々木俊尚学習院大学教授 遠藤薫NHK副会長 今井義典

今、テレビ・新聞といったマスメディアが、かつてない事態に直面している。若者を中心としたテレビ離れ・新聞離れが懸念され、また景気の悪化により広告収入も減少、アメリカでは、経営難に陥るマスメディアが相次いでいる。日本にも、いずれその危機が迫ってくるという見方も強い。

その背景にあるのは、インターネットの爆発的普及。インターネットメディアの構造を大きく変化させているのである。

テレビ局や新聞社は、携帯電話などあらゆる端末に番組や記事を配信しようとするなど、ネットとの融合を図ることで生き残りを模索している。そうした中、これまでマスメディアが主に担ってきた「公共性」や「ジャーナリズム」の役割や在り方も大きく変わろうとしている。

今後、マスメディアはどう変革していくべきなのか。変革するためには何が必要なのか。そして、それは私たちの暮らしにどんな影響を及ぼすのか。世界のメディアの最新状況を伝えるVTR取材と、有識者によるスタジオでの討論をもとに、ネット時代のマスメディアのあり方について考える。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/100322.html

2011年新聞・テレビ消滅』 佐々木俊尚/著 文春新書 2009年発行 (一部抜粋しています)

ニュースはヤフーの画面で

これまではマスメディアのほとんどは垂直統合されていたから、コンテナやコンベヤのような層のことなんて考える必要はなかった。どちらにしても新聞は新聞販売店から配達されてくるし、テレビはテレビ局にチャネルを合わせれば見ることができたからだ。新聞やテレビの社員は、コンテンツのことだけを議論していれば良かったのである。

しかしこの垂直統合モデルは、いまや破たんに瀕(ひん)している。

垂直統合がばらばらに分解され、水平分散に移行し始めているのである。

たとえば新聞記事を読むと言う習慣を考えてみてほしい。以前は販売店から配達されてくる新聞紙をポストから取り出して、その中に掲載されている記事を読んでいた。ところがいまや新聞記事はインターネットでも読めてしまう。たとえば毎日新聞時事通信の記事はヤフーニュース上で読めるから、さっきの3層モデルでいうとこう変わってしまっている。

 コンテンツ=新聞記事

 コンテナ=テレビ

 コンベヤ=地上波、衛星放送、CATV

     ↓

 コンテンツ=新聞記事

 コンテナ=ヤフーニュース

 コンベヤ=インターネット

新聞社がコンテンツを作っているのは以前と変わらないけれども、コンテナが新聞社じゃないヤフーという会社に移ってしまっている。コンベヤはもちろん紙じゃなくてインターネットというわけだ。以前だったら3層の全てを新聞社が支配していたのに、なんと3層のうち2層までもが他社に奪われてしまった!

もちろん新聞社は自社のウェブサイトも持っている。アサヒ・コムやヨミウリ・オンライン、毎日jpなどがそうだ。もし読者がそういう公式サイトを経由して新聞記事を読んでくれるんだったら、もう少し新聞社の支配は強くなる。

 コンテンツ=新聞記事

 コンテナ=新聞社のサイト

 コンベヤ=インターネット

なんとか3層のうち2層までは新聞社が支配することができた。このあり方を維持できれば、ネット時代にも新聞社は強い存在でいることができるかもしれない・・・・でも実は、そんなことはない。なぜならインターネット上での新聞の読み方は、最近ますます細分化しているからだ。

要するに新聞社のサイトのトップページを最初に訪問して、そこから記事を読むという人はどんどん減ってきている事実があるということだ。みんなヤフーニュースを読んだり、検索エンジンで探したり、あるいはブログ2ちゃんねるで紹介されたのをリンクをたどって読みに行くようになっている。入り口が新聞社の公式サイトではなく、別の経路をたどって新聞記事を読むのが当たり前になってきたのだ。

 コンテンツ=新聞記事

 コンテナ=ヤフーニュース、検索エンジン、だれかのブログ2ちゃんねる

 コンベヤ=インターネット

    ・

完全地デジ化と情報通信法

そしてこの流れは、2011年に決定的になる。この年に、2つのことが起きるからだ。

完全地デジ化と情報通信法の施行である。

テレビがアナログからデジタルに変わると、従来型のアナログテレビ受像機は使えなくなる。日本国内に存在する膨大な数の受像器が、全部ゴミになってしまうわけだ、しかしこの不況の折り、そう簡単にはすべてのテレビ受像器が買い換えられるわけではない。家庭にあるすべてのテレビ受像器がデジタルに移行するのは難しく、この結果、どの家庭でも2台目、3台目のテレビ受像器はケータイやパソコン、ゲーム機に移行していくだろう。

さらに難視聴地域の問題がある。地デジ化の電波が届かない場所が大量に現れることが予測されており、これらの場所では地デジ電波ではなく、ケーブルテレビや光フアイバーのインターネット経由で視聴されるようになる。

これは従来のガッチリ強固に守られてきたテレビの3層モデルを破壊させる。

テレビ番組というコンテンツは変わらないけれども、コンテナとコンベヤはITに浸蝕され始めるのだ。

 コンテンツ=テレビ番組

 コンテナ=テレビ

 コンベヤ=電波

     ↓

 コンテンツ=テレビ番組

 コンテナ=テレビ、ケータイゲーム機、パソコン

 コンベヤ=電波ケーブルテレビインターネット

このようにコンテナが多様化すると、従来の視聴率調査は意味をなさなくなる。短期的には、視聴率が劇的に下がってしまう可能性もある。なぜなら現在の視聴率調査は、テレビ受像器に機械を設置して行われているからだ。いずれは別の視聴率調査システムが確立してくることになるだろうが、しかし途中の混乱はまぬがれない。ただでさえ広告クライアントの広告費がどんどん減っていく中で、これはテレビ業界の崩壊を加速させる引き金となるだろう。

情報通信法については、後で説明しよう。

これらに決定的な2つの契機だけでない。加えて、この数年の間に進んできた番組コンテンツの大きな構造変化がある。テレビというメディアプラットフォームそのものが、変化し始めているのだ。

これを私は「3つのシフト」と呼んでいる。

    ・

ユーチューブとの提携進むメディア

日本のテレビ局にとってはこのユーチューブからの提案は、

「論外!」

という受け止めかただったようだが、しかしアメリカではこの時期からもう映画・テレビ業界の中で、ユーチューブを敵でなくビジネスパートナーにしてしまおう、という動きが始まっていた。たとえば3大テレビネットワークの1つCBSはこの前年の10月に、ユーチューブでCBSのオリジナル番組を配信するサービスを始めていて、スタートから1ヵ月で2920万回も視聴されるという成功を収めていた。

この流れはその後日本にも波及してきて、角川グループホールデングスや吉本興業などのコンテンツ制作会社がユーチューブと提携するようになったのは前にも書いた。

アメリカではメディア産業とユーチューブの提携がさらに進んでいて、最近では2009年4月、テレビ番組数千タイトル、映画数百タイトルをユーチューブ上で配信するサービスもスタートしている。さらに日本の業界との話し合いで提案したような広告モデルも具体化してきて「グーグルTVアド」という名称のサービスを実験的に始めている。いまはまだ整備ができておらずあまり高い広告収益となっていない。ユーチューブ自体も運営コストに圧迫されて巨額の赤字に苦しんでいる状態だ。しかし親会社のグーグル検索エンジンの広告で成功したように、動画上の広告をうまくシステムとして作りあげることができれば、巨大な広告収益を生むプラットフォームとなっていく可能性がある。

それにしても、なぜメディア産業側の姿勢が軟化して、このようにユーチューブと提携するようになったかといえば、ここまで呼んでこられた読者の方々なら明快におわかりだろう。ユーチューブが少なくともインターネット上では、テレビのプラットフォームになってきたからだ。

 コンテンツ=番組

 コンテナ=テレビ受像機

 コンベヤ=地上波

というのがテレビの3層モデルだったのだけれども、インターネット上ではこうなっている。

 コンテンツ=番組

 コンテナ=パソコンのユーチューブ

 コンベヤ=インターネット

    ・

運のいいことに、動画コンテンツの世界は、文字の世界とはかなり異なっている。前章で説明してきたように、膨大な数のブログや掲示板の文字の海におぼれて、存在感がすっかり薄くなってしまった新聞や雑誌の文字産業と比べると、動画はまだ「素人」が参入しにくい。良いコンテンツはあいかわらずプロによって生み出されているし、だったら新聞・雑誌に比べると収益化はずっとかんたんなはずだ。

加えてテレビは活字メディアよりも、多様な楽しみ方ができる重層的なメディアである。内容の濃い実用的なドキュメンタリーをじっくり見ることも可能なら、他のことをしながらチャネルをどんどん替えてダラダラ番組を楽しむこともできる。いわうる「ながら視聴」だ。

ユーチューブニコニコ動画のようなインターネットの新しい動画サイトは、番組を断片的に楽しみ、それらを他の人々と共有するといった楽しみ方は得意だ。しかし「長い映画やドキュメンタリーをじっくり見る」「ダラダラとながら視聴する」といった用途にはあまり向いていない。その意味でまだテレビの世界は完全にインターネットに取り込まれていないし、テレビ業界が参戦してネットと闘う余地は十分にある。

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どうでもいい、じじぃの日記。

1ヵ月ぶりに佐倉にあるT病院に行ってきた。電車、バスと乗り継ぐのだが、四街道駅からのT病院行き無料バスとの接続が悪い。1時間に1本であと50分待たないといけない。本屋でぶらぶら時間をつぶす。

2011年新聞・テレビ消滅』という本があった。著者は佐々木俊尚氏だ。

今年の3月にNHK 放送記念日特集 「激震 マスメディア 〜テレビ・新聞の未来〜」という番組に佐々木俊尚氏が出ていたのを思い出した。

結構、辛辣なことを言ってたなあ。「新聞、テレビの時代は終わった。今度はネットの時代だ」とか。

この本を買ってから1週間が経つ。一通り読んだ。

「要するに新聞社のサイトのトップページを最初に訪問して、そこから記事を読むという人はどんどん減ってきている事実があるということだ。みんなヤフーニュースを読んだり、検索エンジンで探したり、あるいはブログ2ちゃんねるで紹介されたのをリンクをたどって読みに行くようになっている。入り口が新聞社の公式サイトではなく、別の経路をたどって新聞記事を読むのが当たり前になってきたのだ」

この本の中に「コンテナを制するものこそ世界を制す」というのがある。今までは新聞記事を作った新聞社がコンテナで、テレビ番組を作ったテレビ局がコンテナだった。それが新聞社は新聞記事を作るだけで見るときはヤフーニュース、検索エンジン、だれかのブログ2ちゃんねるを通して見る時代なのだという。テレビでいえばテレビ局が作ったテレビ番組はテレビ、ケータイゲーム機、パソコンを通して見る時代なのだという。まだテレビ番組を見る時は「テレビ」からというのがあるが、新聞記事の場合は「新聞社」が無くなっている。

まず、「2ちゃんねる」で必要な情報がどこに載っているかを調べて、そこに書いてあるアドレスのところにジャンプする。まず、「だれかのブログ」で必要な情報がどこに載っているかを調べて、そこに書いてあるアドレスのところにジャンプする。こんな形で新聞記事を読む方法もありなんだ。

アサヒ・コム、ヨミウリ・オンライン、毎日jpなど新聞社のサイトから新聞記事を読む人は少なくなっているのだ。

じじぃも必要な情報はグーグルで必要な情報のキーワードで検索し、大体、順番に表示された順のどこかサイトのページから見るもんな。一番先頭に「2ちゃんねる」が出ていたりして、そこには新聞記事が載っているわけじゃなくて、必要な情報がここに飛べば見られますよということしか書いていない。こんなのがトップ表示されていたりする。その飛び先が「ヤフーニュース」だったりしているわけだ。

2011年7月24日は完全地デジ化の日だ。

「家庭にあるすべてのテレビ受像器がデジタルに移行するのは難しく、この結果、どの家庭でも2台目、3台目のテレビ受像器はケータイやパソコン、ゲーム機に移行していくだろう。さらに難視聴地域の問題がある。地デジ化の電波が届かない場所が大量に現れることが予測されており、これらの場所では地デジ電波ではなく、ケーブルテレビや光フアイバーのインターネット経由で視聴されるようになる」

2011年7月24日は単にテレビの「完全地デジ化」の日ではない、日本列島に激震が走る日という予感がする。

備考.

2011年7月24日」をキーにして検索したら

「なんと2011年7月24日以降もアナログ放送が受信できるようになることが明らかになりました」

と、出ていた。

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