じじぃの「1位主義サムスン・成長神話の光と影・皇帝経営の裏側!サムスンの真実」

【韓国経済】強欲経営で現場が反乱。崩壊寸前のサムスンインサイドレポ【2014】 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=KJ1kcVejb3o
米が暴露!韓国サムスン売り上げ水増し!株価が下がる理由はコレか・ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=fAzyMaNOP8k
韓国自殺者激増中 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=KSTPgHQTLxg
李健熙 画像
http://www.teksemi.com/wp-content/uploads/2013/02/105844400.jpg
韓国に関わらないほうがいい

韓国経済が破滅の危機に瀕しているようです

コケるサムスン電子の株価


主要国の技術貿易収支ジェトロ HPより)
韓国は毎年赤字

【断末魔の中韓経済】この期に及んで失速中国経済にすがる朴政権の不思議 三橋貴明氏 (追加) 2015.09.24 ZAKZAK
9月8日。韓国のサムスン電子が、本社従業員の10%を削減する準備を進めていると、韓国経済新聞が報じた。また、韓国の現代重工業サムスン重工業、大宇造船海洋という造船大手3社は、今年の4〜6月期に、史上最大となる4兆7509億ウォン(約5050億円)の赤字を記録した。
もともと、対中輸出への依存度が高すぎたといわれればそれまでだが、この期に及んで朴大統領は9月3日の抗日戦争勝利70年式典の軍事パレードに出席したわけだから、「さすがは属国」という感想を覚えてしまった。
米国は韓国に対し、朴大統領が軍事パレードに臨席しないように再三、警告をしたが、それを振り切る形で臨席した。結局のところ、韓国は国家として「中国の属国への道」を選択したことになる。
中国人民銀行中央銀行)は先日、人民元を切り下げたが、これ自体は中国の輸出増にほとんど貢献しないだろう。とはいえ、韓国の輸出競争力が下がることは疑いない。中国は韓国の経済成長率を引き下げる政策を次々に打ってくるにも関わらず、大統領は媚(こ)びを売り続ける。属国というのは、こういうものなのだなあと、つくづく感心した次第である。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150924/frn1509241540001-n1.htm
プライムニュース 「財閥慢心?輸出変調? 韓国経済政治の乱気流 日本は巻き込まれるか」 2015年2月4日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】黒田勝弘産経新聞ソウル駐在客員論説委員)、朴英明(韓国経済アナリスト)、金慶珠東海大学教養学部国際学科准教授)
1月30日に発表された韓国・朴槿惠大統領の支持率が29%と過去最低を更新した。経済はサムスン電子の減収減益など、財閥系企業の業績悪化やウォン高などの影響で、成長率が下がり続けている。さらに、李明博前大統領が、今月出版する回顧録で朴大統領との関係や日韓関係などで赤裸々な記述を展開し、現政権への悪影響がとりざたされている。
韓国の経済・政治両面での閉塞感は、日本の経済・政治、そして安全保障にどんな波紋をもたらすのか。その対策は。
反町、「過去にこだわる韓国とは距離を置く。未来を見つめないと交流しようがない」
黒田、「そうは言っても拒否は出来ない。つきあうしかない」
反町、「よく独仏の関係にたとえる人がいるが、そんな感じで融和は出来ないのか?」
黒田、「ドイツとフランスとは参考にならない。ドイツはフランスを植民地支配していない。むしろ、オーストリアとドイツが参考になるかも知れない。オーストリアナチスドイツに併合された。オーストリアナチスドイツと一緒になってすみませんでしたと国際社会に誤った。歴史的事実として日本と韓国は一緒に連合国と戦ったのじゃないのか。そこから過去を考えたいと言うのが僕の考えだ」
秋元、「韓国にはうんざり、と言う意見が多数ある」
朴、 「それが一番寂しい意見だ。最初は期待してたと言うことだ。顔は似てても精神構造、価値観が違うというのが当たり前。100のうち1個でも共通があればいいと言う気持ちでいて欲しい。うんざりと言うことは関心があることだから、仲良くして欲しい」
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150204_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150204_1
プライムニュース 「アベノミクスが原因? 韓国経済不振で日本は 靖国問題と今後の日韓」 2013年4月24日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理 【ゲスト】河村建夫自由民主党衆議院議員 日韓議員連盟幹事長)、李俊順(リーディング証券代表取締役社長)、三橋貴明(経済評論家)
日本経済回復への方策としてアベノミクスが注目される一方で、韓国の経済が不安視されている。まずは、急激な円安ウォン高の影響による輸出産業の競争力低下。韓国はこれまで政府主導で財閥系巨大輸出企業に有利な政策を取り、輸出主導型経済に頼ることで経済発展を遂げてきた。よって、輸出産業の衰退は韓国経済全体をも揺るがす問題だ。次に、株価の下落だ。長引く北朝鮮の挑発などが不安材料とされ外国人投資家の売りが目立っている。そんな状況の中、IMF国際通貨基金)は今月16日、世界経済見通し報告書で、今年の韓国経済の成長率予測値を3.2%から2.8%に下方修正した。
経済民主化を掲げ2月に誕生した朴槿恵政権は、「あらゆる政策手段を使って景気浮揚に取り組む」としているが、韓国経済は危機的状況を回避できるのか? また、日本は韓国と中国の3ヵ国でFTA自由貿易協定)の交渉を進めている最中だ。韓国経済の動向は、今後の日韓関係にどのような影響を及ぼすのか?
韓国経済に詳しい専門家のほか、自民党衆議院議員で日韓議員連盟幹事長の河村建夫氏を迎え、韓国経済の今を検証し、日本への影響、日韓経済関係のあり方について話し合う。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130424_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130424_1
【韓国】 世界で最も悪い企業選ぶ「パブリックアイ賞」3位にサムスン 2012/01/29 東亜news+
世界で最も悪い企業を選ぶ「パブリックアイ賞」(the Public Eye Awards)で国内企業サムスンが1万9千票余りを受けて3位を占めた。1位はブラジルの鉱山・建設会社ヴァーレが選ばれた。
このサイトには該当企業がなぜ‘悪い企業’に選ばれたのか説明されている。サムスン電子については‘タブする時です’(It’s time to Tab)という広告をパロディにして‘真実に直面する時です’(It’s time to Face the truth)を掲げてサムスン白血病問題を指摘した。
また、半導体生産工場で禁止された毒性物質を使って140人余りががんに罹患しそのうち50人余りが亡くなったのに関連性と責任を否認していると説明した。合わせてサムスンは韓国で大きな影響力があって‘サムスン共和国’と呼ばれると明らかにした。
http://toanewsplus.blog60.fc2.com/blog-entry-834.html
【書評】『サムスンの真実 告発された巨大企業』…サムスンの実態に権力と正義、民族の歴史の歪さ関係との指摘[04/22] 2ちゃんねるスパ
韓国が世界に誇る企業グループ、サムスンが本格的なグローバル化を始めた1997年、ひとりの元特捜検事が夢と希望を抱いて入社した。検事時代に社会の不正を正そうと生真面目に働き、かえって周囲に疎まれることになった本書の著者である。彼は法曹界に絶望し、合理的な経営ノウハウを持った一流企業を志望したのだった。
しかし、夢と希望が打ち砕かれるのにそう時間はかからなかった。著者が配属された「室」と呼ばれる構造調整本部は、李健煕(イ・ゴンヒ)会長の意思そのものであり、「室」の幹部は系列企業の社長よりもはるかに格が上だ。そんな経営の中枢に入ったことで、著者はサムスンのあらゆる不正を目の当たりにすることになったのだ。
http://2chspa.com/thread/news4plus/1335149020
李健熙 ウィキペディアWikipedia)より
李健煕(イ・ゴンヒ、1942年1月9日 - )は、大韓民国慶尚南道宜寧郡出身の実業家。サムスングループを創業した李秉竽の三男で、サムスングループの2代目の会長である。
長男の李在鎔はサムスングループ専務、長女の李富真はホテル新羅社長、サムスンエバーランド社長、サムスン物産商事部門顧問、次女の李敍顕はサムスングループ第一毛織・第一企画専務。
1993年、ドイツのフランクフルトにおいて「妻と子以外はすべて変えよう」をスローガンに新経営方針を提唱した。
2004年にはフランス政府よりレジオンドヌール勲章コマンドゥールを授与された。
2006年3月時点で、『フォーブス誌』によると、李健煕一家の財産は約66億ドルで、世界で82位。韓国人の中で、100位以内に入るのは彼ただ一人である。
李健熙は韓国きっての愛犬家でもあり、サムスングループが支援し盲導犬の育成などにも当たるなど、社会福祉にも力を入れてきた。
2009年8月14日にもソウル高等裁判所の判決により脱税、株式市場での違法行為、背任行為に対して有罪判決を宣告された。
2009年12月29日に李明博大統領は平昌オリンピック招致のために李健煕を特別恩赦することを発表した。これを受けて2010年3月24日に会長職に復帰した。ちなみに1997年にも全斗煥盧泰愚両元大統領への贈賄事件で有罪となるも赦免されている。
【略歴】
・1965年 早稲田大学商学部卒業
・1966年 ジョージ・ワシントン大学経営大学院 MBA課程修了
・1987年 三星グループ会長( - 2008年)
・1998年 三星電子代表取締役会長
・2008年 不正資金疑惑に対して有罪判決が下される 三星電子代表取締役会長辞任
・2010年 三星電子代表取締役会長職に復帰
サムスングループ ウィキペディアWikipedia)より
サムスングループ(三星グループ・三星財閥とも)は、大韓民国最大の財閥。
【概要】
サムスングループの2007年の売上高は1740億ドル(約21兆円)。
韓国のGDP国内総生産)はサムスングループに依存する割合が高く、現在韓国のGDPの18%を、輸出の21%を占めている。
サムスン電子 ウィキペディアWikipedia)より
サムスン電子三星電子Samsung Electronics Co., Ltd.)は、韓国最大の総合家電・電子部品・電子製品メーカーで、サムスングループの中核企業である。
【概要】
サムスン電子は、2010年の売上高が260兆ウォン(約18兆4500億円)で韓国のGDPの22%、株式時価総額は162兆ウォン(2011年12月現在)で韓国株式市場時価総額の25%、韓国の輸出額の24%を占め、関係企業の資産を含めると430兆ウォン(約30兆5200億円)となり韓国の国富の3分の1に迫る、韓国最大の企業である。フォーチュン500社・グローバル世界企業番付ではランキング33位(2010年)。
社員19万人を擁し、世界各地に65の生産法人、および130の販売法人を展開し、総合電子部品メーカーのサムスン電機、デジタルカメラや製造装置や軍事機器などを生産するサムスンテックウィン、薄型テレビ用パネルや二次電池などを生産するサムスンSDIなど数多くの関連企業を傘下に持つ。特に大きなシェアを持つ製品は、薄型テレビや液晶ディスプレイ、有機EL、携帯電話、リチウム電池半導体DRAMフラッシュメモリ)、デジカメ、ビデオカメラ、プリンター、SSD白物家電ホームシアターなどである。
韓国の自殺 ウィキペディアWikipedia)より
韓国の自殺は、OECD30ヵ諸国の中で最も高い割合であり、近年日本を超えている。世界的にリトアニアだけが韓国の自殺率を超える。 韓国の死因に占める自殺は過去10年間で倍増している。
韓国の自殺率の国際順位は、2010年の調査ではOECD国家中で1位を記録した。2010年には全死亡原因のうち自殺が31.2%だった。自殺死亡者は計1万5566人で、2000年代後半より連続で増加しており、これは最近5年間の集計の中で最も大きな値だったという。

                                  • -

サムスンの真実――告発された巨大企業』 金勇 (キム・ヨンチョル)/著、藤田俊一/監修、金智子/翻訳 バジリコ 2012年発行
皇帝経営の裏側 (一部抜粋しています)
李健煕(イ・ゴンヒ)を神のように崇めるサムスン特有の組織文化に対する評価は大きく分かれる。ある者は総師中心の船団式経営がサムスンの成功を生んだという。総師が大胆な決定を下し、構造調整本部などの親衛隊がこれを後押しする体制が、あらゆる面で効率的だというのだ。全くの誤りではないだろう。しかし、李健煕を横で見てきた私の考えは違う。長所よりもはるかに弊害が大きかった、李健煕の決定は大胆というよりは独善的だった。会長秘書室も構造調整本部も合理的な決定をサポートする参謀集団というよりも、李健煕個人に無条件に忠誠を尽くす私的組織に近かった。「新経営」とサムスン自動車の失敗で、この弊害は如実に現れた。
1999年初め、当時、構造調整本部長だった李鶴沫(イ・ハクス)はこう言った。「過去10年間に企画チームが起案した投資はすべて失敗した。今後、企画チームは紙に絵だけ描いていろ」。財務チームが、それまでライバルだった企画チームを完全に制圧したことを告げる宣言だった。池升林(チ・スンリム)が率いた企画チームが没落し、李鶴沫と金仁宙(キム・インジュ)が率いる財務チームがサムスンの実験を掌握したサインでもあった。このときから、すべての投資案件の管理と人事に関する重要な決定は財務チームが主導するようになった。
この宣言の背景には、李健煕が主導した「新経営」は失敗したという認識があった。李健煕の親衛隊として「新経営」を後押ししたのが会長秘書室(1998年から構造調整本部)の企画チームだった。「新経営」が失敗に終ったとなれば、企画チームが没落するのは当然だった。財務チームが勢力を得て、「管理」を重視するサムスンの伝統的なカラーはさらに強まった。
会長に就任した後、しばらくマスコミに姿を現さなかった李健煕は1993年、フランクフルト、東京などに社長団と役員を呼び集め、いわゆる「新経営」を宣言した。会長秘書室には、新経営推進事務局が設置された。ここで、海外に建てる工場や建物の基準まで策定された、文化財に近い派手な建物が海外に建設された。それは「産業の融合・複合化」というテーマのもとに作られた大規模な複合団地だった。当時、英国のウィンヤードに建てられた工場の事務棟は、記念碑的な建築物として評価された。建設当時には、英国女王が訪問するほどだった。ところが、今は撤収し、廃墟となった。「新経営宣言」を打ち出した李健煕は、「妻と子供以外はすべて変えろ」というスローガンを掲げ、サムスングループに途方もない変化を求めた。午前7時に出勤し、午後4時に退勤する「7・4勤務制」の導入は代表的な例だ。
「新経営宣言」の象徴のような7・4勤務制は結局、失敗した。公官庁など関係機関と調和が取れず、勤務時間が増えるという結果を生んだだけだった。会社の内外で不満が積もりに積もった末、10年で廃止された。7・4勤務制の失敗は、李健煕の「新経営」の限界をよく表している。実務の具体的な状況を考慮せず、会長の頭の中だけでできたアイデアを一方的に押し付けた改革の失敗だ。
7・4勤務制の失敗が単なる象徴的な次元の話だとすれば、自動車事業の失敗はサムスングループの存続に関わる問題だった。自動車事業も李健煕が一方的に決め、推し進めた事業だ。
      ・
李健煕は病院事業にも強い意欲を見せた。これには周囲からの期待もあった。難病の研究、基礎医学研究への資金支援が期待されていたのだ。財閥が系列社の利益を公益財団に寄付し、病院事業に手がけるならば、こうした投資は正しい。
しかし、サムスンが勧めた病院事業は違った。1500万ウォンの高級宿泊診療など、贅沢な医療にばかりこだわった。設立に意図に首を傾げたくなる。公益とかかけ離れたサムスン医療院の運営のために、サムスン生命など系列社が毎年400億ウォン支援をした。収益性もなく、公益性もないことのために系列社が犠牲になったわけだ。
金仁宙が私のところに、サムスン電子がホテル新羅を支援する方策について相談しに来たことがあった。サムスン電子が所有する資産を、何の関係もない新羅ホテルのために使おうというのだ。法の論理から考えても、経営の論理で見ても、とんでもない行為だ。金仁宙もそれはよく知っていた。それにもかかわらず、彼が私に会いに来たのは、新羅ホテルの経営者が李健煕の長女、李富真(イ・ブジン)だからだ。「お家の事情」が法や経営の論理よりも上にあるわけだ。当時、彼は「純粋な経営判断には反するが、主人がやると言うのに誰が止められるんだ」と言った。金仁宙は李健煕ファミリーを指して「主人」という表現をしばしば用いた。「主人の金を守るべき者(構造調整本部の役員)が(主人に)損害を与えるわけにはいかないだろう」とか、「結局、会社はすべて会長のものだ」といった風だ。
サムスングループは、世界的に競争力のある製品を10品目ほどもっている。残りの事業は競争力のある事業に寄生し、生命を維持しているありさまだ。事業の専門家と多角化のどちらが正しいかは、経営の考え方によって判断がことなるだろう。とはいえ、事業の多角化は正常な経営論理に基づいて行わなければならない。サムスンでは、撤退すべきであることが言うまでもない事業を、会長の個人的な趣味、あるいは会社の家の私的な利害のために、会社に負担をかけながら推し進めるケースがあまりにも多い。
私がサムスンに入社したときに期待したことの1つは「グローバルスタンダード」に基づく組織運営だった。企業は政府よりも合理的に運営されているものと思っていた。しかし、これが勘違いだと一瞬のうちに気づかされた。独善的で横暴なオーナーによる不合理な経営慣行は必ずしもサムスンだけにあるのではない。他の財閥にしても、事情はさほど変わらないと聞いた。だが、「グローバルスタンダード」からサムスンが特に遅れている分野がある。それは労使関係だ。ライバル関係にある財閥、現代(ヒュンデ)と比べても、かなり遅れをとっている。サムスンのように「無労組経営」を公に掲げている企業は世界を見ても、極めて珍しい。労働組合を犯罪視するサムスンの姿は「グローバルスタンダード」と比べるのも恥ずかしいほど時代遅れである。
しかし、「無労組経営」はサムスンでは信仰も同じだ。上層部に行くほど、その考えには確固たるものがあった。彼らは労組と聞くだけでアレルギー反応を示した。サムスン重工業には、労働組合の代わりに労使協議会があった。毎年夏になると、会社は労使協議会の幹部に栄養剤まで渡した。一種の「内部買収」だ。いくら費用がかかってもいいから、労組でなければいいというのがサムスン上層部の経営信念だった。
      ・
サムスンが現在のような地位に到達することができたのは、サムスン電子など主要製造業部門の成果のおかげだ。金融・サービス部門の系列社だけだったとしたら、サムスンはそこそこの国内財閥の1つではあっても、世界的に認められるような企業にはなれなかった。事実、半導体や携帯電話などの分野でサムスンが獲得した成果は目覚しい。その影には白血病の危険も顧みず半導体の生産ラインで汗を流した労働者の犠牲があった。もっと楽で簡単にカネを稼げる道を拒み、朝まで研究室にこもった研究者や技術者の努力も忘れてはならない。
こうした犠牲と努力の成果を横取りしたのは全く関係ない者たちだった。サムスンの構造調整本部の役員たちは、半導体や携帯電話の開発、生産、販売に貢献していなくても、最高額の報酬をもらっていた。
単に報酬が多かっただけではない。彼らは現実に会社で金を稼ぐ者たち、実際に技術を開発した者たちの上で強大な権力を振りかざし君臨した。「犬骨折って鷹の餌食」ということわざ通りだ。
常識では理解しがたい構造だ。犠牲を払って組織に寄与した人と果実を得る人が別だったのだ。サムスンの構造調整本部に勤務したことがある人間ならば、このことをよく知っている。サムスンで最も優遇されるのは、優れた技術を開発して会社の地位を向上させた人ではない。李健煕、李在鎔の私的利益のために働く者だ。たいていは会社が起こした不正の共犯者たちだ。サムスンでは不正の共犯になり、経営陣と秘密を共有する関係を築いてこそ、手厚い待遇を受けた。「半導体技術者」よりも「裏金技術者」が上に位置する構造なのだ。

                                  • -

どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『サムスンの真実――告発された巨大企業』という本があった。
サムスン」か。
日本にいてはあまり感じないが、日本から一歩海外に出るとサムスンの世界になっているのだという。
サムスングループが韓国で占める割合は、韓国のGDPの約20%にもなる。
サムスングループの創業者である李健煕とはどんな人物なのだろう。
「1965年 早稲田大学商学部卒業」
日本の大学を卒業しているんだ。
本をぱらぱら、めくったら「皇帝経営の裏側」というのがあった。
「総師が大胆な決定を下し、構造調整本部などの親衛隊がこれを後押しする体制が、あらゆる面で効率的だというのだ。全くの誤りではないだろう。しかし、李健煕を横で見てきた私の考えは違う。長所よりもはるかに弊害が大きかった」
また、こんなことも書かれている。
「『妻と子供以外はすべて変えろ』というスローガンを掲げ、サムスングループに途方もない変化を求めた」
また、こんなことも書かれている。
サムスンのように『無労組経営』を公に掲げている企業は世界を見ても、極めて珍しい。労働組合を犯罪視するサムスンの姿は『グローバルスタンダード』と比べるのも恥ずかしいほど時代遅れである」
まさに、サムスンは韓国の光と影だ。
「韓国の自殺率の国際順位は、2010年の調査ではOECD国家中で1位を記録した。2010年には全死亡原因のうち自殺が31.2%だった。自殺死亡者は計1万5566人で、2000年代後半より連続で増加しており、これは最近5年間の集計の中で最も大きな値だった」
もしかしたら、サムスンの躍進は韓国の自殺率と連動しているのかもしれない。