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老兵は黙って去りゆくのみ

2016-07-23

じじぃの「未解決ファイル_281_優生保護法」

06:09

宗教学(初級263):神智学ナチスの優生思想) 〜 竹下雅敏 講演映像 動画 YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=CD0AjZ_QhRY

大橋巨泉さん死去 盟友・永六輔さんの死を知らず逝く 2016年7月20日 Yahoo!ニュース

11PM」「クイズダービー」などの人気番組の司会者として活躍し、がんで闘病していたタレントの大橋巨泉さんが12日午後9時29分、入院先の病院で急性呼吸不全のため死去していたことが20日、分かった。82歳だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160720-00010001-bfj-ent

NHKドキュメンタリー 時空を超えて 「“生殖”は変化するのか?」 (追加) 2017年1月13日

【案内人】モーガン・フリーマン

数百万年変わらなかった、ヒトの生殖に革命が起きるかもしれない。2人の父親、2人の母親から子どもが生まれる?

私たちが食べるものはミトコンドリアによって有機的なエネルギーに変換されています。ミトコンドリアが正常に働かないと細胞は時に機能不全に陥ります。

ミトコンドリアに問題のある卵子から生まれた子どもは健康に育たないのです。

でも、もしそうした卵子遺伝情報を健康なミトコンドリアを持った別の卵子に移植できたとすればどうでしょう? その子どもは健康に育ってくれるはずです。

ミトコンドリアに問題のある受精卵から、取り出した細胞核を移植するのです。

新たにできた健康な受精卵を母親の胎内に戻せば、生まれてくるのはかつてない特徴を持った子どもです。

遺伝子疾患を防ぐためなら、ミトコンドリア以外の遺伝子でさえ第三者から譲り受けるという世界です。

未来の子どもたちは育ての親以外にも、何人もの遺伝上の親を持つのかもしれません。

今は両親からの遺伝だけですが、将来の子どもは全生物から選りすぐった能力を与えられる可能性があります。

http://www4.nhk.or.jp/P3452/x/2017-01-13/31/28401/1988013/

クローズアップ現代+ 「生きづらさを抱えるあなたに〜障害者殺傷事件が投げかけたもの〜」 2016年9月29日 NHK

キャスター伊東敏恵 【ゲスト】池上彰ジャーナリスト)、向谷地生良(「浦河べてるの家理事北海道医療大学教授)

障害のある人たちが働ける企業は成長する」「多様性こそ人間の繁栄を支えてきた」いま、様々な分野の最新研究から分かってきた障害者と社会が関わることの意味だ。

相模原市知的障害者施設で起きた殺傷事件から2ヵ月。偏った見方で命の“価値”を決めつける考え方をどうやったら乗り越え、共生社会を実現できるのか?

池上彰、「均質は危険」

均質な社会は脆い。出来ないことを補い合う。人の役に立つために助け合う。多様性のある社会が大事。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3869/index.html

羊水検査陽性54人中53人が中絶… ( 子どもの病気 )  2013/11/22 Yahoo!ブログ

妊婦の血液から胎児の疾患の有無を判定する新型出生前診断(NIPT)の臨床研究で、診断結果が陽性反応だった67人のうち、その後の羊水検査などで陽性が確定した少なくとも54人のうち53人が中絶を選んでいたことが分かった。臨床研究を実施する研究者らが参加する組織「NIPTコンソーシアム」(組織代表=北川道弘・山王病院副院長)が今年4月から9月末までに検査を受けた約3500人について解析した。

http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/34796104.html

『末期を超えて』 /川口有美子/著 青土社 2014年発行

QOLと緩和ケアの奪還 (一部抜粋しています)

中島 とにかく、ドイツ医学は良い生(good life)を、ユートピアをつくろうとした。ナチスワイマール共和国の延長線上にあって、何の断絶もありません。私たち自身がそこにいると思ってもよいくらいです。そこにはすべて真似すればよいくらいの近代的政策の宝庫があり、誘惑がある。

 ホロコーストをしないためには、そのフレームからどうやって脱却できるのかを考えなくてはなりません。これだけ最高の医療をしたために、それで治らない人には良い死(good death)しかない、と思った。それが安楽死で、安楽死自体は「良い死、素晴らしい死」なんです。

 このようなフレームでは必ず、「滑りやすい坂」(slippery slope)が起きます。どこまでなら生存を認めるかという話になってしまう。ある人は口から食べられなくなったら諦めなさい、呼吸ができなくなったら諦めなさい、というような基準をつくらなければいけなくなる。基準は任意で変えることができますから、このフレームに乗った途端に、ホロコーストは、ちょっとした心の動きや書類のサインで起きてしまいます。このフレームでは無理だと考えるべきです。終末期はここからだと定義して、これを充たした人は死んでもよい、という基準を決めた途端に、その基準は任意にどんどん変えられます。このフレームで医学を構築するのは間違いだと気づくべきです。

 それに気づくのに、人類は1967年までかかった。30年経って、ソンダースは悩んだ末にフレームを変えてしまえばよいことにようやく気づいたわけです。

川口 2007年、日本尊厳死協会が発行した『私が決める尊厳死』(中日新聞社)の結語では、安楽死尊厳死は紙一重であると。

中島 実際には、尊厳死安楽死は、死を早めてもよいとした途端に同じになります。安楽死の言説の中にはナチスというのがあるけれども、世界的には尊厳死の人たちは、私たちはナチスではなく、自然死であり人権運動だ、死の権利(right to die)という患者の権利運動だ、と言うことがあります。ところが、日本のその本の著者は全員医者であり、患者の権利運動ではない。

 大谷いづみさんが博士論文で述べていることですが、尊厳死協会の前身の安楽死協会の初代会長の太田典礼も医者ですが、「尊厳死」という言葉にすごく反対をしたのですね。尊厳という言葉には先ほど言ったような意味があるから、わけがわからなくなってしまう。わけがわからない人がいくら集まっても力にはならないと思ったわけです。安楽死協会というのはあくまで合理主義で、太田典礼社会主義者で、彼はもともとスラム街を立て直して貧困層をなんとかしようと思った方です。しかし彼の心は次第に国家社会主義者になってしまった。その流れで安楽死に向かった。これだけ自分たちが頑張っても駄目だったら good death政策しかない、と思ってしまった。もう1つ、彼は優生保護法をつくりましたね。そういう意味では、太田典礼は彼なりに理路整然としていたので、尊厳概念を入れた途端にわけがわからなくなってしまうと危惧し反対した。しかし、一般にはそれが受けて、その後会員は増え続けた。

 話を戻しますと、ドイツは良い死(good death. euthanasia)を考えたわけですが殺すのはやっぱり可哀想だから、そんな人たちは生まれてこないようにしようとしたのが良い誕生(good birth. eugenics)です。同時にその頃、遺伝学が勃興してきました。また、第三帝国が他民族国家になっていく過程にも重なり、詳細な人類学的な遺伝研究がなされました。優生学はその頃に良い誕生をする学問として生まれたのですが、アメリカイギリスも日本も、ドイツ医学の成果としてこれを非常に賞賛しました。安楽死優生学ドイツ医学の結晶だと思っていた。

 それは今も同じで、私たちは遺伝カウンセリングをしていますが、現代でも優生学カウンセリングはどうしても行われる可能性がある。「生まれてきたら本人もつらいでしょう、お父さんお母さんもつらいでしょう」というカウンセリングを非指示的カウンセリング(non directive counseling)でやってしまう。

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どうでもいい、じじぃの日記。

今月7日に永六輔さんが、12日に大橋巨泉さんが亡くなった。

彼らは、テレビの草創期から黄金期にかけて活躍した。一時代の終わりを感じさせる。

彼らは自分自身をどう評価していたのか分からないが、才能ある人たちだった。

「私たちは遺伝カウンセリングをしていますが、現代でも優生学カウンセリングはどうしても行われる可能性がある」

まあ、彼らの一生も私の一生も人の一生であることには変わりないのだが。

じじぃの「人の生きざま_666_坂口・志文(免疫学者・医師)」

06:06

坂口志文osaka-u.ac.jp HPより)

ノーベル賞有力候補に森和俊、坂口志文氏 トムソン・ロイター発表  2015年09月25日 ハフィントンポスト

国際情報サービス企業のトムソン・ロイター2015年、今年あるいは近い将来ノーベル賞を受賞する可能性が高い研究者を発表した。森和俊(もり かずとし)京都大学大学院理学研究科教授と坂口志文(さかぐち しもん)大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授が、医学生理学賞の有力候補者に挙げられている。

http://www.huffingtonpost.jp/science-portal/nobelkouho_b_8193084.html

坂口志文教授ら がん攻撃型T細胞発見 JC-NET

大阪大学の坂口志文教授(免疫学)と国立がん研究センター研究所・先端医療開発センターの西川博嘉分野長ら のチームが、がんを攻撃する免疫の作用を抑えてしまう「制御性T細胞」と遺伝子の特徴が似ているものの、逆にがんを攻撃し死滅させようとするT細胞がある ことを、大腸がんで突き止め、2016年4月26日付の米医学ネイチャーメディシン電子版に発表した。

坂口志文教授(1951年1月19日生)は、日本の免疫学者、医師大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授。滋賀県長浜市出身。過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞の発見と免疫疾患における意義を解明したことで知られる。

http://n-seikei.jp/2016/04/post-37054.html

免疫が挑むがんと難病 現代免疫物語beyond』 岸本忠三/中嶋彰/著 ブルーバックス 2016年発行

制御性T細胞の物語 より

免疫細胞は誕生した直後に、胸腺という特殊な組織で身内の「顔」をしっかり記憶し、仲間を決して攻撃しないように教育されている、とかつての免疫学は教えていた。

だが、それはいささか楽観的すぎたようだ。最近の研究では、胸腺にも手抜かりや不手際が少なからずあり、教育不行き届きの免疫細胞を送り出していることがわかってきた。私たちの体にはわが身を敵とみなす恐ろしい自己反応性の免疫細胞がたくさんうろついていて、正常な臓器や組織を攻撃してしまうのだ。

おっかない保安官ならぬ免疫細胞たちがそうやって実際に引き起こす病気が、自己免疫疾患なのである。

骨が溶け、最後には関節まで破壊されてしまう関節リウマチ膵臓インスリン生産細胞が破壊されてしまう1型糖尿病、脳や脊髄神経細胞を覆う膜が攻撃されて多発性の硬い病巣組織ができる多発性硬化症など枚挙にいとまがない。

しかし、免疫は自らの不完全さを意識していたのか、自らのしくみの中に、不思議な細胞を内在させていた。免疫の働きが過剰になったり、自己反応性の免疫細胞が悪さを始めたりしたときに、やりすぎを抑制して「撃ち方やめ」を周知徹底させる役割を担う細胞だ。それが坂口が発見した制御性T細胞である。

もし制御性T細胞がなかったら、免疫細胞ブレーキをかけられない車のように暴走し、いまよりもはるかに多くの人が自己免疫疾患で苦しむことになっただろう。制御性T細胞の功績は実に大きい。

成人T細胞白血病との戦いの物語 より

成人T細胞白血病を引き起こす犯人は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)という病原体だ。このウイルス感染者は約110万人、日本の人口の約1%に相当するというから、決して少なくない。

いったん発病してしまったら、本人と家族には厳しい覚悟が求められる。病状は重篤だ。骨髄移植などの造血幹細胞移植ができなければ、発症してからの余命は半年から1年が、しばらく前までの通例だった。この病気は白血病の中でも難治性で、致死性が高いがんである。

救いがあるとすれば、この病原体が長期間、”おとなしく”していることで、キャリアと呼ばれる感染者となっても、9割以上の人は発病せずに天寿を全うできる。40歳を超えるまではほぼ発病することはない。だから「成人」T細胞白血病と呼ばれるのだ。

不思議なのは、この病気が日本とラテンアメリカカリブ海地域にしか見られない感染症であることだ。病気を起こすウイルスは、とても偏りのある広まり方をしたらしい。日本国内でも、発病には著しい偏りがみられる。患者の大半が九州四国沖縄に集中しているのだ。

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成人T細胞白血病制御性T細胞の関わりを示す、もう1つの研究結果をお知らせしよう。

それは坂口が京都大学ウイルス研究所教授の松岡雅雄とともに唱えた有力な新説。成人T細胞白血病の犯人は、従来注目されてきたHTLV-1ウイルスの「裏遺伝子」ではないか、とするものだ。

遺伝子というと難しそうに聞こえるが、さほどのものではない。

遺伝子DNAは二重らせんの姿をしている。らせんの片方は、遺伝暗号を刻んだ”記憶テープ”の役割をしていて、他方は遺伝暗号を持たない無意味なテープだ。

一方、成人T細胞白血病の原因ウイルスであるHTLV-1はレトロ・ウイルスで、人体に侵入するとRNA遺伝暗号をいったんDNAに写し換え、DNAの姿で細胞の角の中にある宿主の遺伝子に潜り込んでしまう。

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2人の主張を要約するとこうなる。HBZ遺伝子は、T細胞の核内にいるFoxp3遺伝子を強く刺激する。これにより活動を開始したFoxp3遺伝子は、配下の遺伝子群を操り、体内のT細胞制御性T細胞に変身させるのだろう――と。

まだ最終的な決着はついていない。HBZ遺伝子犯人説は今後も従来説と競いあいながら、成人T細胞白血病の謎と真相に迫っていくだろう。