Hatena::ブログ(Diary)

老兵は黙って去りゆくのみ

2016-07-27

じじぃの「人間には必ず役割と使命が与えられている・がん患者との対話!プライムニュース」

06:14

【紹介】明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい (樋野 興夫) 動画 YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=NIG04DPNJqw

一般社団法人 がん哲学外来トップページ

がん哲学外来とは

生きることの根源的な意味を考えようとする患者とがんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする人との対話の場である

一般社団法人がん哲学外来理事長 樋野興夫

http://www.gantetsugaku.org/

明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい 樋野興夫著 来栖宥子★午後のアダージォ

http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/1fe2e8a09864539a8177105a92e3dca9

プライムニュース 「がん患者との対話 臨床医病理医が語る 患者の苦悩を救う言葉」 2016年7月26日 BSフジ

キャスター秋元優里、反町理 【ゲスト】石飛幸三(特別養護老人ホーム 芦花ホーム常勤医)、樋野興夫(順天堂大学医学部教授 がん哲学外来理事長)

日本人の2人に1人が生涯で「がん」になる時代。こうした中、病理医の樋野興夫氏が開いたのが、がん患者とじっくり話す「がん哲学外来」だ。

医師とじっくり話すことで、患者にどんな変化があるのか?

この日は、がん哲学外来を行っている樋野氏と特別養護老人ホーム常勤医で、老衰による「平穏死」を提唱している石飛幸三氏を迎え、自分らしく生きるためには何が必要なのか、平穏な最期を迎えるためにはどうすべきなのか、議論する。

国立がん研究センターは、がんの治療開始から5年後に生存している人の割合が初めて6割を超えたことを発表。

治療技術の進歩により、がんは不治の病から長くつきあう病となりつつある。

樋野興夫教授が中心になって開いたがん哲学外来「メディカルカフェ」というイベントはがん患者や家族がリラックスして語り合える場になっている。

がんと診断された後の患者や家族の心のケアはどうあるべきか。

自分らしく生きるためには何が必要なのか、平穏な最期を迎えるためにはどうすべきかを考える。

反町理、「メディカルカフェについて」

樋野興夫、「がん哲学外来は大学で個人面談をする。カフェはみんなと一緒にカフェ・スタイルでやる。お互いが苦痛にならない存在になるための訓練の場。カフェで訓練をして1人になっても耐えられるメンタリティを訓練する。がんであってもなくてもみんな悩んでいる。がん哲学外来では医者と患者という目線ではなく、同じ人間として60分間お茶を飲む。15分くらい話すとなんでここに来たのかが分かる」

クオリティー・オブ・ライフ(生活の質)

クオリティー・オブ・デス(死の質)

樋野興夫、「人間は最期の5年間が勝負。それがクオリティー・オブ・デス。最期の5年間がどうだったかが、残された人間へのプレゼントになる。いいプレゼントを残して去っていく。お金や地位、名誉ではない。日々勉強。人生勇ましき高尚なる生涯が人生の目的。人間には必ず役割と使命が与えられている。自分の役割、性格をいかに完成させるか。弱音を吐いても良いが、人間として誠実に生きることだ」

石飛幸三、「クオリティーは自分の人生のクオリティーのことだ。いずれ最期がくることをしっかり見据えて、生きている今をしっかり生きる覚悟をすること。命より大切なものがある。どうせ命は終わるんだから。これで良かったと。もともとあった日本人の魂を呼び戻そうよ」

提言 「最期まで自分らしく生きるために」

石飛幸三 「自ずから然り」

 自分の一生だから、自分で良かったと思って最期を迎えたい。自然になるがままに生きていこう。

樋野興夫 「病気であっても病人ではない」

 病気は誰にでも起こる。しかし、人間には自由意志がある。いつも分かれ道に立っている。

前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d160726_0

後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d160726_1

じじぃの「人の生きざま_668_杉山・治夫(免疫学者・医師)」

06:11

 世界で認められたWT1ペプチド

WT1ペプチド特許技術 東京ミッドタウン先端医療研究所

杉山治夫教授(大阪大学大学院教授)等の研究発表により、「WT1ペプチド」の人工抗原の存在が発見されました。これは、ほぼ全てのがん(白血病等の血液がんも含む)に存在するがん組織(抗原)であることが明らかになり、今では世界でも有名ながんの抗原(がんの特徴)の一つとなっています。

WT1ペプチドは米国癌研究会議(AACR)の学会誌であるClinical Center Reseach誌(2009年15巻5323〜37頁)において、75種類のがん抗原の中で最も優れている(1位)との評価を受けました。

http://www.midtown-amc.jp/care/immunity/03.html

ワクチン免疫療法でがん治療の未来を変える Osaka University

杉山治夫(すぎやま・はるお)1949年大阪府生まれ。大阪大学医学部卒。医学部第3内科助手、講師を経て95年、病態生体情報学教授。2003年から医学研究科機能診断科学教授。

趣味を問うと「こんな面白い研究をやっているとわくわくして、趣味どころじゃない」。http://www.osaka-u.ac.jp/ja/research/files/inspiring_science.pdf

免疫が挑むがんと難病 現代免疫物語beyond』 岸本忠三/中嶋彰/著 ブルーバックス 2016年発行

制御性T細胞の物語 より

免疫細胞は誕生した直後に、胸腺という特殊な組織で身内の「顔」をしっかり記憶し、仲間を決して攻撃しないように教育されている、とかつての免疫学は教えていた。

だが、それはいささか楽観的すぎたようだ。最近の研究では、胸腺にも手抜かりや不手際が少なからずあり、教育不行き届きの免疫細胞を送り出していることがわかってきた。私たちの体にはわが身を敵とみなす恐ろしい自己反応性の免疫細胞がたくさんうろついていて、正常な臓器や組織を攻撃してしまうのだ。

おっかない保安官ならぬ免疫細胞たちがそうやって実際に引き起こす病気が、自己免疫疾患なのである。

骨が溶け、最後には関節まで破壊されてしまう関節リウマチ膵臓インスリン生産細胞が破壊されてしまう1型糖尿病、脳や脊髄神経細胞を覆う膜が攻撃されて多発性の硬い病巣組織ができる多発性硬化症など枚挙にいとまがない。

成人T細胞白血病との戦いの物語 より

成人T細胞白血病を引き起こす犯人は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)という病原体だ。このウイルス感染者は約110万人、日本の人口の約1%に相当するというから、決して少なくない。

いったん発病してしまったら、本人と家族には厳しい覚悟が求められる。病状は重篤だ。骨髄移植などの造血幹細胞移植ができなければ、発症してからの余命は半年から1年が、しばらく前までの通例だった。この病気は白血病の中でも難治性で、致死性が高いがんである。

救いがあるとすれば、この病原体が長期間、”おとなしく”していることで、キャリアと呼ばれる感染者となっても、9割以上の人は発病せずに天寿を全うできる。40歳を超えるまではほぼ発病することはない。だから「成人」T細胞白血病と呼ばれるのだ。

不思議なのは、この病気が日本とラテンアメリカカリブ海地域にしか見られない感染症であることだ。病気を起こすウイルスは、とても偏りのある広まり方をしたらしい。日本国内でも、発病には著しい偏りがみられる。患者の大半が九州四国沖縄に集中しているのだ。

     ・

白血病の治療で、杉山の検査方法は大きな効果を発揮した。ここに白血病にかかった人がいて、抗がん剤による治療を受けたとしよう治療が高価を発揮し症状が好転したら、やがて医師はこう告げるだろう。「よかったですね。寛解状態になりましたよ」と。

だが、楽観は禁物だ。抗がん剤の投与によって、当初、患者の体内にあった膨大な数の白血病細胞は急速に減っていく。しかし杉山によると、たとえ寛解にいたったとしても、体内にはなお少なからぬ白血病細胞が残っている、という。

従来は容態が好転したように見えるとき、医師はカンと経験を動員して「もう少しこれまでの治療を継続したほうがいい」だとか「もう治療をやめてもいい」などと判断していた。しかし、そうしたやり方は、実は裏づけに乏しいものだったのだ。

それに比べて、杉山の開発した方法は科学的で実践的だった。患者の体内に残っている白血病細胞がどれほどあるのかを定量的に把握し、治療の継続・中止を判断できる的確なデータを現場の医師に提供できたからだ。

杉山の研究成果には製薬会社大手の大塚製薬が注目した。急性骨髄性白血病の検査薬として厚生労働省に製造承認申請し、2006年に異例の速さで認められた。翌年には医療保険適用された。現在では「白血病を治療するために不可欠で、特に病気の再発を早期に診断するのに最適」との評価が固まり、海外にも利用が広がりつつある。