じじぃの「第三次世界大戦・トランプさんが弾劾される可能性は50%?トッドの新世界史」

PBS NewsHour full episode Oct. 13, 2017  動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lrs3ASTVtBM

『教科書では教えない 入門新世界史』 文藝春秋SPECIAL 2017年季刊春号
エマニュエル・トッド トランプ以後の世界史を語ろう より
――トランプ大統領の出現によって、大きく変わり始めた国際情勢のなかで、日本はどのような進路を取ればいいのでしょうか?
トッド 先ほども言いましたが、トランプ個人の発言や立ち振る舞いには辟易(へきえき)します。おそらく日本人もそうでしょう。日本には、茶道に集約されているように極度に上品で、礼儀正しく、他人を尊重する文化があります。また、日本人は、もの作りや人間関係において完璧を目指そうとします。そんな日本人がトランプと付き合うときの苦労は、大変なものでしょう(笑)。
 米国と日本の間には、様々な面でしばしば軋轢(あつれき)がありましたね。ですから、私は地政学的な観点から、日本への助言を述べたいと思います。
 世界が今後ふたたび諸国家の独立を軸に再編されるとしても、英語圏の国々の存在は非常に強大です。フランスには、米国はトランプ大統領によって孤立主義に向かうのではないかと言っている人もいますが、それはばかげていると思います。
 米国は今後も強大な政治力を発揮して、その周辺環境を最大限コントロールしようとするでしょう。そして米国の周辺環境とは、つまるところ、この惑星全体です。すると、米国は同盟を必要とします。米国が帝国的な段階から、求心力のある普遍的支配の段階へと移行するならば、特定の国々と特別な関係を築こうとするはずです。トランプ大統領はそのような関係構築をすでに英国や他の英語圏の国々と始めています。今後も米国は、自らの力を補完するために同盟国を求めるでしょう。中国やドイツとの対立も辞さないような局面では尚更です。
 日本はそのような米国が求める特権的な同盟国になるのに、以前にも増して有利なポジションにいます。米国から見れば、日本との緊密な友好が得られれば、グローバルな同盟圏を作れることになります。そうなれば、米国はドイツに対抗して、改めて国家を重視する自国と世界秩序の再建を進めつつ、非常に強大であり続けることができます。日本から見れば、米国を中心とした同盟圏への参入ですが、米国から見ても、日本と組むのに優る戦略はないでしょう。
 もちろん、トランプは日本に軍事費の増額など、様々な要求をしてくるでしょう。しかも、彼の言動や立ち振る舞いは耐え難い。だがしかし、です。トランプ革命が成功すれば、おそらく日本は以前にもまして、特権的な同盟国になれます。そうなれば、相互に保護主義的な環境のなかで、テロ対策、経済、技術をめぐる合意に達することができるでしょう。米国との関係において日本は、ヨーロッパにおける英国のような地位を占められるかもしれません。もしかすると私はアメリカ人の楽天性に感染しているのかもしれませんが、トランプ以後の世界には、日本のチャンスがいたるところにあるようにしか見えません。日本人は謙虚さを忘れずに、トランプに対しては心を開いたほうがよいと思います。このように見る私にとって、安倍首相のトランプ当選後の訪米は非常によい行動でした。
 以上、日本をめぐってここまでに述べたことは、客観的な知識人としての私ではなく、「日本人愛国者」としての私からの助言です!(笑)。

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どうでもいい、じじぃの日記。
10月13日、NHK BS1ワールドニュース アメリカ」を観ていたら、カリフォルニア州北部に燃え広がる山火事で確認された死者の人数は31人になった、と言っていた。
その後キャスターが、トランプ米大統領自身が核兵器を現在の10倍欲しがっていると伝えた米NBCニュースに対して、放送免許取り上げの可能性に言及した。
キャスター、「ティラーソン米国務長官が大統領を間抜け(moron)と呼んだが、本当なのか」
解説者、「われわれは第三次世界大戦に向かっていく可能性がある。このままでは北朝鮮と最悪の軍事衝突になりかねない」
米大学の世論調査で「大統領を弾劾し、職を解くべきかどうか」と尋ねたところ、「弾劾すべきだ」との回答が40%に上った。
本音で語るトランプさんは、共感することも多いですが、どうも品格がないですね。
来年2月に開催される韓国・平昌冬季オリンピック、どうなんでしょうね。