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老兵は黙って去りゆくのみ

2017-12-13

じじぃの「科学・芸術_344_ジニ係数(収入不平等指数)」

06:04

 収入不平等指数(ジニ係数)ランキングマップ

 (top10.sakura.ne.jp HPより)

世界・収入不平等指数(ジニ係数)ランキング 世界ランキング

日本の収入不平等指数は、37.9%で、世界ランキングの順位は73位です。

ランキングの1位はレソトの63.2%、2位は南アフリカの63.1%、3位はボツワナの63.0%です。

ランキングの最下位はスウェーデンの23.0%です。

http://top10.sakura.ne.jp/CIA-RANK2172R.html#map

マッキンゼーが予測する未来―――近未来のビジネスは、4つの力に支配されている』 リチャード・ドッブス、ジェームズ・マニーカ、ジョナサン・ウーツェル/著、吉良直人/訳 ダイヤモンド社 2017年発行

生産性向上の時期に発生する不平等 より

中国やその他新興国が急速に経済成長を遂げているため、グローバルな国家間の不平等は縮小してきている。新たに見出した繁栄とともに、新興国は他の新興国との所得格差、そして先進国との格差を、生産性の向上によって縮小させ続けている。しかしながら、同時に、新興国それぞれの自国内での不平等は拡大している。

1980年代半ばから、OECD加盟国のうち4ヵ国を除くすべての国で、トップ1割の世帯の所得は、ボトム1割の世帯の所得よりも著しく高い伸びを示してきた。この動きの例外となった、ボトム1割世帯の所得成長率のほうが高かった数ヵ国に含まれたのは、ポルトガルアイルランドギリシャスペインであり、このいずれの国も極端に厳しい不況の影響を受けていたのである。

国内での不平等の拡大という激しい挑戦課題に直面しているのは、先進国ばかりではない。中国インドジニ係数(一国内の所得分布の公平度を示す係数。大きいほど所得分布の隔たりが大きい)は、過去20年間どちらの国も上昇してきたが、その理由の一端は、都市部と農村部のもともと大きかった格差が、さらに拡大してきていることによるものである。中国ではとくに、グローバルな貿易と金融の流れに密接に結び付いた、上海北京広州、深圳といった都市は、そうした結び付きの少ない内陸部の都市とは別格の、著しい成長を遂げたからである。

IMF国際通貨基金)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事は、この問題を次のようにまとめている。「簡単に言えば、極端に隔たった所得分布は、長期的な成長のペースと維持力を削いでしまいます。その状態が続けば、経済成長からの排除につながり、残されるのは成長の可能性から見放され放棄された荒地だけです」

格差の拡大の原因と、本当に原因は1つだけなのかに関して、議論は沸騰している。しかし、1つだけ確実なことがある。それは、見逃されることが多いのだが、「生産性」こそが決定的な役割を果たしているということだ。いくつかの調査によれば、総人口の中のごく一部分に限定された生産性の向上は、全体の不平等を助長する傾向がある。つまり、裕福な人たちだけが生産性を向上させると、その人たちが人数比例を超えた利益を享受するのである。したがって、幅広い分野での大きな生産性改善が、格差拡大問題の解決策となるはずだ。

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