じじぃの「科学・芸術_388_小説『ルーツ』」

【海外ドラマ】『ルーツ』クンタ・キンテが帰ってくる!視聴者1億人を超えた大ヒットドラマのリメイク 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ZtDT0PU5WRE
Who Was Mitochondrial Eve? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=OjdZ5GmU61o
ポルトガル奴隷貿易

いま読むべきスゴ本「ルーツ」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
本書の体裁は「小説」なのだが、著者が12年かけて自分の祖先を調べあげた集大成でもあるため、ファクト(事実)とフィクションを掛け合わせた「ファクション」と呼ばれている。親子七代、200年に渡る壮大な物語をまとめると(まとめられるのか!?)、「あらゆるものを奪いつくされ、失いつくしたとしても、それでも一歩一歩、自分の生活を築いていく系譜」になるだろうか。
白人社会の黒人への仕打ちは、今あなたが想像したとおりで合ってる。どうかフィクションであってくれと祈りたくなるような強烈さだ(なかでも奴隷船の描写はかなりキツい。ここだけ劇薬指定)。そして、何度も脱走を図るクンタ・キンテに白人がやったことは、文字通り息を呑んだ。あまりの非道さに、思わず本から目を背けた。だが、クンタ・キンテは「人」ではなかったのだ。それが「あたりまえ」の時代。
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2008/10/post-a116.html
サイエンス・スペシャル 「日本人は9人の母から生まれた!? 天海祐希ユーラシアにルーツを追う」 2002年9月30日 テレビ東京
女優の天海祐希が共通のミトコンドリア遺伝子を持つ女性を中国、シベリアに訪ねる。
番組の最後に中国の奥地で1人の同じミトコンドリア遺伝子を持つ女性に出会うシーンは印象的だ。
ヨーロッパ人は7人の母系先祖がいて、日本人は9人の母系先祖がいるという。
このミトコンドリア、学問的には好気性細菌の一種。それがエッチして、受精した子どもは母親からしか受け継がないのだという。

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『世界文学大図鑑』 ジェイムズ・キャントンほか/著、沼野充義/監修 三省堂 2017年発行
『ルーツ』 (1976年)アレックス・ヘイリー より
18世紀に10代のアフリカ少年が誘拐されてアメリカ南部で奴隷として売られる話からはじまる半実話物語『ルーツ』は、アメリカの作家ヘイリー(1921年〜92年)が、そこから6世代の人生を追い、自身の祖先について10年にわたって徹底した調査に取り組んだすえに完成した。
大きなテーマは、弾圧に対する人間の魂の勝利である。小説とそれを下敷きにしたテレビシリーズにより、アフリカ系アメリカ人の歴史と家系に対する関心が高まった。

じじぃの「ヒト受精卵の遺伝子操作・中国からiPhoneは生まれない?シフトー2035年」

How is a "test tube baby" born? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5iCU4fxC-4M
中国初のクローン羊

ヒト受精卵の遺伝子操作をした中国チーム、倫理上の懸念に反論 2016年4月14日 AFPBB News
ヒトの受精卵の遺伝子を改変したとする論文を発表した中国の遺伝子研究チームは13日、この論文が物議を醸していることを受けて、倫理的な懸念から高度な研究を先延ばしすべきではないと反論した。
中国の広州医科大(Guangzhou Medical University)の研究チームは先週、ヒトの細胞内で人工的に変異を誘発する遺伝子編集技術「クリスパー(CRISPR)」を用いて、AIDS(エイズ後天性免疫不全症候群)の原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)への耐性を持たせたとする研究論文を米国の生殖医学会誌「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」に発表した。
ヒトの受精卵の遺伝子編集はこれまでに、今回の研究を含め世界で2件しか報告されていない。
http://www.afpbb.com/articles/-/3083959
中国とイタリアの医師が遺体を使った頭部移植実験を実施 2018年01月10日 ニフティニュース
中国人とイタリア人の医師が世界初の頭部移植手術を計画中だ。
医師は2017年11月には2人の人間の遺体を使い、18時間かかって、頭部移植の実験を終了。この件については、中国人医師が中国中央ラジオ局のインタビューで明らかにした。実験は成功しており、この実験の経過などについて、近く医学専門誌に発表するという。
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12180-640574/
『シフト――2035年、米国最高情報機関が予測する驚愕の未来』 マシュー・バロウズ/著、藤原朝子/訳 ダイヤモンド社 2015年発行
「中国からiPhoneは生まれない」 より
中国はイノベーション経済の構築に必要な次のステップを取れないのではないか――そんな懸念も大きい。イノベーション経済を構築するのは、個人のエンパワメントと非国家アクターの成長が必要だからだ。ある中国人学者は、「グローバル・トレンド2030」にもう1つのシナリオを追加するべきだと考えていた。「『1990年代に戻る』というシナリオはどうだ。アメリカの製造業が復活する一方で、中国とインドは個人のエンパワメントが進み、国内の問題が増えた結果、中所得国の罠から脱出できない、というものだ」
別の学者は、真のイノベーションは、「ときどき生まれるものであって、コンスタントに生まれるものではない」ことに懸念を示した。何年経っても、中国にiPhoneのようなイノベーションは生み出せないと心配する声も多かった。「ここ20年ほど、アメリカ経済は絶好調とはいえなかったが、それでも中国とインドを含め、どんな国もつくったことのないiPhoneiPadを生み出した」
ある著名な学者で政府高官でもある人物は、現在の中国の状態を分析してくれた。「まず経済改革、次に社会改革と政治改革を実現するのは、まだ長い道のりがある。経済改革は比較的簡単だ。いま中国は社会改革に力を入れている。つまり格差解消だ。政治改革は1980年代から始まっているが、これは最も難しいだろう。腐敗がひどく蔓延しており、共産党一党独裁の正統性を大きく揺るがしている」
急速な変化に国際体制は対処できるのかという懸念は、誰もが口にした。ある政府高官は、「私たちは未知の領域に足を踏み入れようとしている。多くのことが初めてだ」と語った。多くの人は悲観的というほどではないが、未来を警戒していた。「グローバルな統治がうまくいくこと、それにテクノロジーが助けになることを願っている。最初は過去に戻ろうとする動きや対立があるかもしれないが、いずれ協力態勢がつくられることを願っている」

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どうでもいい、じじぃの日記。
国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルは、中国で昨年執行された死刑は数千人規模に達すると報告した。
死刑囚たちの中には、臓器移植やその他の実験台にされているとの報道がある。
2017年11月、中国で人体を使った世界初の頭部移植手術が行われ、実験は成功したと報道された。
中国では、人の受精卵の遺伝子操作をした実験も行われている。
これらの実験には、難病やがんに苦しむ人を助けるという大義名分がある。
しかし、これらの実験を行った論文には、成功すればノーベル賞もの、という文章が付け加えられているのだ。
純粋な医学上の研究というより、ノーベル賞獲得が目的ではないのかと感じてしまうが、どんなもんだろうか。