じじぃの「人の直立二足歩行の真実・盲腸・体の長い男はモテる?小さな悪魔」

[ScienceNews2014]人体の不思議 虫垂に意外な役割 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6IGfYjIrkls
ガッテン! 「突然の激痛!盲腸(虫垂炎)の新事実」 2017年3月8日 NHK
【司会】立川志の輔小野文恵
●「盲腸」は「役に立たない臓器」ではなかった?
この「虫垂」という臓器は、長いあいだ役割がはっきりせず、「進化の過程で機能が失われた、ムダなもの」と思われてきました。ところが最近の研究で、虫垂にはたくさんの免疫細胞が住んでおり、健康と深くかかわる「腸内フローラ」が良い状態に保たれるよう働いている可能性があることがわかってきました。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170308/index.html
『小さな悪魔の背中の窪み』 竹内久美子/著 新潮社 1994年発行
カッコいいとはどういうことか より
背の高い男、足の長い男は英長期に腸管寄生虫、住血吸虫などの寄生虫を持っていなかった。あるいは持っていても数が少なく、被害も小さくて済んだのだろう。もちろん寄生虫とは別に、遺伝的な要因もある。しかし理由もなくそういう男に惹かれてしまう女は、結果的に寄生虫に抵抗力のある男を選ぶことになるのである。抵抗力はおそらく遺伝的なものだろうから、彼女は寄生虫に強い子を得るだろう。その結果、自分の遺伝子を効率よく残すことになる。寄生者(パラサイト)は刻々と変貌し、女は片時も油断することができない。女はいつの時代にも背の高い男、足の長い男が好きだが、実はそうあらねばならないのである。またその淘汰が、人間の身長や足の長さのベースラインを次第次第に引き上げてきたのだろう。何といっても黒人のスタイルの良さが群を抜いているのは、彼らが女によって、常に非常に厳しく淘汰されてきたからに違いない。カッコいい男を好きな女は愚かだ、ミーハーだと軽々に言うことは慎まなければならないのだ。
と、まあこのような具合になるわけである。
『男と女の進化論』(竹内久美子著 新潮社)では、女が背の高い男を好むことと関連して、なぜ人間が立ち上がったのかということにも言い及んでいる。その粗筋(あらすじ)はこうである。
 人間が直立二足歩行を始める以前、女は男の仮の能力を何を手掛かりに推し測っていたのだろうか。おそらくそれは、体全体の長さであったに違いない。狩りのうまい男は十分な栄養を摂り、骨を成長させている。即ち、体の長い男は大いにモテる。しかしここで、上体が少々反り気味の男が現われたとするとどうなるか(彼は、実のところそんなにも体全体が長くないのかもしれない)。
 彼はモテる。なぜなら上体が反っていると、体が長く感じられるのだ。こうして上体が反り気味であるという彼の形質はよく受け継がれる。そうこうするうちにもっと上体が反り気味の男が現われ……という過程が繰り返される。このようにして人間は、だんだんと上体が反ってきた。そしてとうとう完全に直立二足歩行するようになった、と考えるわけである。人間が立ち上がった原因は、元はと言えば女の勘違いにあった。同書のサブタイトル、「すべては勘違いから始まった」はこの件から採ったものなのである。
この論についても私は撤回はしない。しかしパラサイト仮説に基づけば、次のような議論も展開することができるだろう。
人間が直立二足歩行を始める以前に、女は男の、腸管寄生虫や住血吸虫に対する抵抗力を何を手掛かりに推し測っていただろうか。おそらくそれは、体全体の長さや足の長さであったに違いない。それら寄生虫に抵抗力のある男は、成長期に十分な栄養を摂ることができ、まず骨そのものを成長させる。さらには寄生虫の、宿主を胴長にするという操作から免れ、相対的に足の骨を成長させる。即ち、体が長い男、足の長い男は大いにモテる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
少し古い本だが、竹内久美子著『小さな悪魔の背中の窪み』に、「カッコいいとはどういうことか」が書かれていた。
「彼はモテる。なぜなら上体が反っていると、体が長く感じられるのだ」
人が直立二足歩行を始めたのに、体が長い男、足の長い男がモテることにあった?
腸は丈夫な体を作る。
免疫細胞の70%は腸にあるそうです。
人の盲腸には、「虫垂」という細い袋のような臓器がついていますが、無駄と思われていた虫垂が腸内細菌の緊急貯留域になっているんだそうです。
盲腸が「カッコいい」と、どうつながっているのかは不明ですが。
ついでに、竹内久美子さんはフィギュアスケート羽生結弦選手が大好きなようです。