Hatena::ブログ(Diary)

老兵は黙って去りゆくのみ

2018-08-23

じじぃの「SASP・老化細胞が炎症やがんを引き起こす!がんはなぜできるのか」

06:04

京都大学生命科学研究科 井垣 達吏教授「老化した細胞ががん化を促進する仕組みをハエで解明」 動画 YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=FCK7Gz-hhLk

 細胞老化と発がん促進

細胞老化プロジェクト 研究内容

がん遺伝子活性化酸化ストレスなどの発がんストレス細胞老化を引き起こす原因の一つであり、私たちは細胞老化が生体内でがん抑制機構として働くことを老化細胞イメージングマウス細胞老化誘導因子(p16やp21)のノックアウトマウスを用いた研究を行って報告してきました。

その一方で、加齢と伴に体内に蓄積した老化細胞はさまざまな炎症蛋白質を高発現し周囲に分泌するSASP (Senescence-associated secretory phenotype)をおこして、がんをはじめとするあらゆる加齢性疾患の発症原因となることが示唆されてきました。

https://www.jfcr.or.jp/laboratory/department/senescence/www/resarch_index.html

『「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで』 国立がん研究センター研究所/編 ブルーバックス 2018年発行

あらためて、なぜ年をとると発がんリスクが上がるのか より

「がん化と老化」を理解する上で問題を複雑にしている点を整理したいと思います。ヒトは年齢を重ねる(いわゆる、加齢するないしは個体老化する)ごとに発がんのリスクが上がるという歴然とした事実が存在します。その一方で、研究モデルとして利用している「培養細胞を用いた細胞老化研究」と「マウスなどを用いての個体老化研究」で得られた成果が必ずしも整合していません。そのため、広い意味では同じ「老化」をテーマにしていても、細胞老化と個体老化はそれぞれ別の物として考えなければならないという側面がありました。しかしながら、実際の研究では、細胞老化を意味するのか、個体老化を意味するのか曖昧なまま議論が進んできたため、老化研究は錯綜した状況が長く続いてきました。

ところが、この10年ほどの研究の進展で、「細胞老化」「個体老化」「がん」が、「ストレス老化」というキーワードで繋がりだしたのです。

近年の注目を集めているのがSASP(Senescence-associated secretory phenotype)と呼ばれる現象です。これは、簡単にいうと、細胞老化を起こした細胞から、外部に液性因子が分泌され、近傍の細胞や、血液に乗って運ばれることで遠隔臓器に影響を及ぼすという現象です。液性因子とは聞き慣れない用語ですが、内分泌器官から分泌されるホルモンのようなものを、老化細胞が分泌していると考えてください。

細胞老化を起こした細胞は、分裂はしないけれど長期にわたり体内に存在し続けます。年をとるにつれて老化細胞は体内にどんどん蓄積されていきます。実際、老齢のサルやヒトにおいて、加齢にともない細胞老化を起こした細胞が増加することが確認されています。細胞老化状態にある細胞を特異的に染色すると考えられているSA-β-galステイニングを用いた実験では、若い人の組織に比べて高齢の人の組織のほうが、染色される細胞が多くみられることが報告されています。

---------------

どうでもいい、じじぃの日記。

暇なもので、病気に関する本をよく見ている。

加齢とともに細胞細胞老化し、体内でさまざまな炎症が発生しやすくなるのだそうだ。

2010年10月、「ヒュミラ」という生物学的製剤が日本で認可された。ヒュミラはインスリン注射のように皮下に注射する薬だ。

このヒュミラを注射してから、下痢もなくなり、おしりからの出血もなくなった。

ヒュミラは関節リウマチを抑えこむ薬剤として開発された薬なのだが、大腸の炎症も抑えてくれる。

しかし、体の炎症の指標となるCRP値が去年あたりからだんだんと高くなってきた。

最近開発されたという生物学的製剤の治験を受けることにした。今まで使っていたヒュミラを強化した薬剤だ。

これでまた、少し延命できるかもしれない。

じじぃの「科学・芸術_582_メタン発酵・芋エネルギー」

06:02

エネルギー動画VOL.3【 ついに登場!!芋エネルギー発電機 動画 YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=9zJfVEC0CPA

イモ発電計画のイメージ (shigahochi.co.jp HPより)

「イモ発電」でエネルギー地産池消へ 2016年1月5日 滋賀報知新聞

湖南市では太陽光発電の市民共同発電所の設置や、自然再生可能エネルギー地域経済活性化につなげる地域自然エネルギー条例の制定など、自然再生可能エネルギー拡大への取り組みが進められている。

イモ発電が同市で注目されたきっかけは、イモ発電の実用化を研究する近畿大学生物理工学部の鈴木高広教授の講演だった。イモ発電のメリットは、原料となるサツマイモを大量栽培する過程で二酸化炭素を吸収するだけでなく、栽培などに障がい者子どもでも参加できる点だ。

http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0020032

『人を幸せにする目からウロコ!研究』 萩原一郎/編著 岩波ジュニア新書 2014年発行

エネルギー地球を救う 【執筆者】鈴木高広 より

エネルギーの研究と聞くと、たいていの人は重要なテーマだとは思わないようです。では、エネルギーとはなんでしょうか。主なものは、石油、石炭天然ガス原子力、水力ですね。日本が1年間に使うエネルギーのうち約98%をこれらの燃料や資源が占めます。太陽光、風力、バイオマス再生可能エネルギーとして注目されていますが、こちらはほんの2%程度です。98%と2%の違いの理由はなんだと思いますか?

産業構造、科学技術や歴史的背景、利便性、埋蔵量、燃焼効率など、どれもが理由の1つです。しかし、それ以上に大きな理由は経済性です。化石燃料原子力はアンカゆえに普及し、価格が高い再生可能エネルギーは普及率が低い。これが、現代のエネルギ0事情です。

経済性を優先し安価エネルギーを大量消費してきた人類は、地球温暖化ガスや放射線汚染など、数々の深刻な事態に直面しています。環境に負荷を与えない安全なエネルギー廃棄物や副産物の問題を生じない安価な燃料資源の開発が強く求められるのです。その1つの可能性がエネルギーです。芋エネルギーの研究は、地球上ですべての生物が安全に暮らしてゆくためも必要な、未来を担う重要な研究テーマなのです。

      ・

芋を大量に生産できることを知ってもらうとともに、芋の収益性を高めることで、大量栽培法を普及することが狙いです。

次に、芋エネルギーの利用方法です。芋を乾燥して燃やす方法は、小さな火力発電機では効率が低いため経済性が見込めません。ところが戸別発電機でも経済性を見込める方法があります。メタン発酵です。

バイオマスエネルギーの大抵の研究者は、アルコール発酵を行えばよいと考えます。しかし、芋からアルコール発酵をおこなった場合は、蒸留精製工程で大量のエネルギーが必要です。国内のバイオアルコールの製造プラントでは、この工程で化石燃料を燃やしています。したがって、製造コストもCO2排出量も削減することができません。

これに対し、メタン発酵メタンの分離も精製も容易です。得られたメタン天然ガスの主成分と同じ分子なので、都市ガスに混ぜて使うこともできます。都市ガスを利用した家庭用の発電機は、燃料電池型のエネフォームやガスエンジン式のエコウィルという商品名ですでに市販されており、給湯も行えます。つまり、芋からメタンガスをつくれば、電気やお湯を沸かすための家庭用発電給湯機が、すでに街に普及しているのです。

芋からメタン発酵を行う方法は、とても簡単です。家で誰でも実験できます。2リットルの大きさの空(から)のペットボトルに、すりつぶした芋を10gと水0.5リットル加え、メタン発酵菌と補助剤を少量添加します。次に、容器を押しつぶして空気を追い出したのち蓋(ふた)をして体温程度の温度に保温します。すると2日後には発生したガスが容器をパンパンに膨らませます。膨らんだ1.5リットルのガスのうち半分はメタンです。蓋をとって火を近づけると、ポンッと軽く破裂してメタンガスができていることを確かめることもできます。

このように意味を大量に栽培することも、メタンガスにすることも、難しい技術ではありません。

課題は経済性です。安価で高効率の芋栽培システムや小型メタン製造装置をつくることが、最大の研究課題です。