じじぃの「ミトコンドリア・微生物の共生がダーウイン進化論を否定する?土と内臓」

細胞の共生説とはこんなものだ 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=EzwGMMF2AxE
ゲノムちゃらんぽらん説 (又吉直樹のヘウレーカ)

シンビオジェネシス ウィキペディアWikipedia) より
シンビオジェネシス(英: Symbiogenesis)とは、2つの別個の有機体が統合され、新たな1つの有機体を形成することを言う。この考え方は1926年、コンスタンティン・メレシュコフスキー(Konstantin Mereschkowsky)が自著 Symbiogenesis and the Origin of Species で提唱したもので、葉緑体は原生動物に藍色細菌が取り込まれたのが起源であるとした。現在では、葉緑体だけでなくミトコンドリアも同様の起源であると考えられている。これを細胞内共生説と呼ぶ。
生物学者リン・マーギュリスは自著 Acquiring Genomes: A Theory of the Origins of Species で、シンビオジェネシスが進化を推進する力となっていると主張した。彼女の理論によれば、無作為な突然変異だけでは現実の進化の方向性を説明できず、シンビオジェネシスによる細胞小器官、身体、器官、種の形成が必要であるとされた。古典的進化論の後継理論(ネオダーウィニズム)が進化の推進力として「競争」を強調するのに対して、マーギュリスは「協力」を強調した。

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又吉直樹のヘウレーカ!「僕たちの目はいつからついてるの?」 2018年10月10日 NHK Eテレ
【出演】又吉直樹 【解説】五條堀孝(アブドラ国王科学技術大学 特別栄誉教授)
およそ5億5千年前の化石に、突如現れた「目」の形跡。
なぜ急に出現したのか?最新の研究では、植物の仲間、ウズベンモウソウ(渦鞭毛藻)に光を感知する部分があり、その遺伝子が動物に乗り移ったことがわかった。これは“水平移動”と呼ばれる。
現在サウジアラビアで研究を進める分子進化学者の五條堀孝さんは、ヒトの祖先が他の遺伝子が入ってきても排除することなく取り入れた現象を「ゲノムちゃらんぽらん説」と名づける。
シアノバクテリアの遺伝子がウズベユモウソウへ、そしてウズベユモウソウの遺伝子がクラゲなどに乗り移っていた。
http://www4.nhk.or.jp/heureka/x/2018-10-10/31/5323/1426020/
『土と内臓 (微生物がつくる世界)』 デイビッド・モントゴメリー、アン・ビクレー/著、片岡夏実/訳 築地書館 2016年発行
協力しあう微生物――なぜ「種」という概念が疑わしくなるのか より
弱々しい顕微鏡サイズの生き物がもっと大きな生物を左右しているんだって? 細菌がかつての敵と不名誉な休戦を取りつけ、徒党を組んで多細胞生物の進化を動かしている? ばかばかしい! 歴史的、文化的逆襲にもめげず、マーギュリスは構想をまとめていった。それは常識やぶりの理論として身を結び、そのためマーギュリスは生物学の主流からはあまり愛されなくなった。
細胞(細菌のものであれ何であれ)を研究し、その形態と機能を調べる中で、見過ごされた進化の道筋の証拠を、自分は見つけたのだとマーギュリスは信じた。1967年、15の学術誌に没にされたあと、マーギュリスの急進的な発想――微生物間の共生関係を多細胞生物の基礎とするもの――は『ジャーナル・オブ・セオレティカル・バイオロジー』に掲載された。このときまだ29歳で、家には2人の小さな子どもがいた。
そのセンセーショナルな発想は、論争だけでなく衝撃をも引き起こした。すべての多細胞生物は単細胞の生命体、主に細菌が物理的に合体して発生したと、マーギュリスは提唱した。この奇妙で途方もない発想によれば、1つの細胞が別の細胞に取り込み、食べられた細胞に信じられないことが起きた――生き続けた――ことから高等な生命の進化が始まったというのだ。共生的相互作用および共生的関係は進化において、競争的相互作用以上とまではいわないが、少なくとも同じくらい影響があったとマーギュリスは主張した。マーギュリスはこの理論を、着想のもとになった忘れられた先行研究の用語を復活させて、「シンビオジェネシス」と呼んだ。
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最初の融合にかかわったのは2種類の古代の嫌気性生物古細菌と遊泳細菌で、約20億年前に合体して最初の真核細胞を作った。

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どうでもいい、じじぃの日記。
種の起源」でダーウィンは書いた。
「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ」
オランダのレーウェンフックは歴史上はじめて自作の顕微鏡を使って微生物を観察した。
レーウェンフックが顕微鏡を覗いたら、それまで見えなかった細菌がうじゃうじゃいた。
細菌どうし合体を繰り返し、共生関係ができているのだという。
ダーウィンは顕微鏡を覗かなかったのだろうか。
最近では「ゲノムちゃらんぽらん説」というのがあるのだそうだ。