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著作権保護期間の70年延長に反対
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2005-01-30

「本の価値を決めるのは作者ではなく読者」について

1/17付けのエントリ(id:copyright:20050117#p2)のJUGEMの方についてUnforgettable Daysさんから厳しい御意見をいただきました。

あのエントリ自体、特に練ることなく勢いだけで書いてしまったものですので、言葉足らず、説明不足な点が多いと私自身が思っています。

補足すべき点とか、良い足りなかった点とか多々ありますが、なかなか上手くまとめられなくて、だいぶ時間が経ってしまいました。

すべて言い尽くしていませんが、これ以上時間を空けてしまうのも失礼に当たると思いますので、不十分ではありますが、現時点でまとめられた分だけでも、先のエントリに対する補足を若干させて頂きたいと思います。

東野氏の発言に対して「本の価値を決めるのは作者じゃなくて読者」と書いてしまいましたが、Unforgettable Daysさんの

新刊本屋で買えとも言ってなければ、そのような読者に文句も言っていません。ましてや、「本の価値は書き手が決める」などとは一言も言っていないのです。

との指摘は、その通りとか言えません。

私の過剰反応です。

この記事では日本推理作家協会文化庁著作権法改正の要望を提出したことが記されていますが、東野氏の発言もこの要望についてのものです。

推理作家協会の要望は、「公貸権の導入」と「貸出猶予期間の設定」の2点です。

しかし、このような権利強化の要望はこれだけではありません。

NPO法人日本文藝著作権センターのサイトには、「公貸権」の他に、新古書店対策としての「消尽しない譲渡権」、マンガ喫茶対策としての「展示権の拡大」の要望が記されています。

また、既に1月1日からは書籍・雑誌にも「貸与権」が適用されました。

さらには、日本書籍出版協会は著作隣接権としての「出版社の権利」も要求しています。

これら一連の作家・出版社による権利拡大要求に対して、一読者の立場から反対の声を上げたいと考えた結果、思いついたのが「本の価値は読者が決める」というキャッチフレーズものです。

(今回勢いで書いたエントリにUnforgettable Daysを始め、多くの方が反応されたと言うことは、このキャッチフレーズにインパクトがあったからではないかと、少々嬉しくもありますが。)

そもそも、このキャッチフレーズを使ったのは、文化審議会著作権分科会(第13回)での三田誠広氏の次の発言に対して(id:copyright:20049003#p1)でした。

書籍というものを楽しんだ人から平等に著作権使用料をいただくというのが,本を生産したり,著作物を書いたりする者の当たり前の考え方ではないかなと私は考えております。

また、三田誠広氏は、その著書「図書館への私の提言」(isbn: 4-326-09828-7)の中で

ところが、世の中には、著作権使用料を払わずに本を読み、楽しみ、情報を得ている人たちがいます。これは著作者の財産権を侵害する行為であると同時に、ちゃんとお金を払っている人に対しても、不公平で不正な行為ではないかとわたしは考えます。

(6頁)

と述べ、図書館・新古書店マンガ喫茶などの利用者をフリーライダー扱いするだけでなく、「不正」だとしています。

この「不正」が、東野氏の「アンフェア」と私の頭の中で結びついて、過剰反応してしまったのでしょう。

もちろん東野氏の発言への反論としては、不適切だったと思いますが、


あともう1点気をつけたいのは、権利の主張とその結果得られる権利が乖離している、という現状があるということです。

前述の通り1月1日から書籍・雑誌にも「貸与権」が適用されましたが、もともとの主張はレンタルコミックから著作権者に利益を還元して欲しい、というものでした。しかし与えられた「貸与権」は報酬請求権ではなく、非営利・無料を除くすべての貸与を禁止できるという強力な権利です。しかも、附帯決議にもかかわらず、施行日になっても貸与権の許諾システムを機能させることはできず、現時点において、非営利・無料を除くすべての貸与が違法状態となってしまっています。

また、レコードの環流防止措置についても、同様です。

アジアからの環流を防ぎたい、という要求に対して、洋盤の並行輸入も禁止できる権利が与えられてしまいました。

そもそも貸与権自体が、レンタルレコードを規制するために設けられた権利ですが、何故か映画の著作物を除くすべての著作物(書籍・雑誌については附則で適用しないこととされた)に与えられました。

こういった権利付与の状況を考えると、東野氏をはじめとする様々な作家達の主張も、結果として、新刊書店での購入以外のアクセス方法をすべて禁止されてしまうという事態も招きかねないのではないかと、私は懸念しています。

冷静な分析と的確な反論こそが、噛み合った議論を生み、状況の改善に進むのではないでしょうか。

との指摘には、基本的には賛同します。

しかし、著作権の権利拡大の主張に対しては、その主張を額面通りに受け止めるのではなく、その結果もたらされる最悪の事態を想定し、それをふまえた上で反論する必要があると私は思います。

手前味噌になりますが、このBLOGで「貸与権」について、レンタルコミックだけでなく、大学図書館や各種専門図書館にも影響が出るのではないかと指摘したことがあります。このエントリは民主党議員の質問趣意書に反映され、政府答弁において、少なくとも大学図書館には影響が無いことが確認することができました。

このようなことから、私は、権利主張はできるだけ拡大解釈し、影響の及ぶ範囲も最大限になることを想定した上で、反論していく必要があると考えます。

最後に一つ文献を紹介させて頂きます。

仲俣暁生. 「工学化」後の書物と著作権(リレー連載 著作権の変容をめぐって01). InterCommunication. No.50, p.156-160, (2004)

書籍についての権利強化の動きと電子書籍をめぐる動向を、「工学化」というキーワードを元に考察したものです。

この文献は、自分の問題意識の整理に役立ちました。

このエントリを書く上でも、大いに参考になりました。

多くの方に読んで頂きたい文献だと思います。

図書館と著作権の本2冊

図書館著作権についての本が2冊立て続けに出版された。

こちらは、図書館業務の場面場面で関わってくる著作権法の条項についての解説している。各条項についての解説はとても充実しており、本書を読めば、図書館業務を行う上で必要な著作権についての知識を習得できるだろう。

しかも、単なる法解説にとどまっておらず、実務を行う場面での矛盾点などもきちんと指摘しており、著作権法についての問題意識も喚起されるだろう。

なお本書は、2003年11月に出版された改訂版の改定第2版で、先の法改正や、権利者側との協定、ガイドラインなどを反映したものになっている。

こちらはQ&Aを中心としたもので、図書館業務の実際の場面での疑問点に答える形で、まとめられている。

実務に基づくものなので、理解も進みやすい。

なお、本書の表紙に

図書館員は著作権思想の最高の伝達者でなければならない!

とある。

これは本書の8ページに小見出しとして使われている文である。表紙にも記載されているが、その小見出しの項目の最後に次のようにある。

デジタル時代、ネットワーク時代になって、全ての人が情報を発信する時代、全ての人が著作権者になり、出版社になる時代にあって、学校や地域で、著作物やコンテンツの接点にいるのが図書館職員であるとすれば、著作物の正しい知識を得た上で、時には権利者の味方になり、時には利用者の味方になって、文化の発展をめざす著作権法の真の伝達者に相応しいのは図書館職員の方々であろうと確信しているのは私だけであろうか。

前にも述べたことがありますが(id:copyright:20041101)、私は、著作権を語る上では、自分は権利者であると同時に利用者でもあるということを自覚する必要があると考えています。

黒澤氏がしてきするように、図書館職員は権利者の側に立つこともあれば、利用者の側にたつこともあるので、著作権について考える上ではとてもバランスのとれる立場にいるのではないかと思います。

この2冊は、図書館業務に携わる人には必読必携の2冊だと思います。

また、図書館業務に携わる人だけでなく、図書館利用者、また図書館を批判する人たちにも読んでもらいたい2冊です。

2005-01-29

米国著作権局の意見募集

Lessig Blogより

CNET Japan Blog - Lessig Blog (JP):©局のすばらしい意見募集

http://blog.japan.cnet.com/lessig/archives/001978.html

日本でも、このような意見募集をして欲しい。

新文化 取材ノート

出版業界紙「新文化」のサイト取材ノートがなかなか興味深い。

新文化 取材ノート

「8年ぶりプラス」の主役と脇役

http://www.shinbunka.co.jp/shuzainote/043.htm

書店員の力が出版不況の中で見直されているという記事。

私は出版不況は図書館のせいでも新古書店のせいでもレンタルブックのせいでもマンガ喫茶のせいでも無くて、原因は出版界自信が抱えていると思っている。

そんな中で、一番読者に近い書店が動き出したというのなら、それはとても歓迎すべきことだと思う。

これらが、やがてミリオンセラーや数十万部の大ヒットに成長したり、初版で終わるはずの作品が数万部にまで達する。そういう事例が増えているのだ。

新文化でも、そのような事例をどんどん紹介して欲しいと思います。

謎工謎工 2005/01/29 16:55 同感ですが、まずは日本で今やっているパブコメに意見を送るのが先決でしょう。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/050124comment.html
米国著作権局と違ってメール送信フォームも使えることですし。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/comment2_f.html

2005-01-25

8年ぶりの売り上げ増

出版物販売、8年ぶりに増加 雑誌は落ち込み続く - asahi.com : 文化芸能

http://www.asahi.com/culture/update/0125/003.html


YOMIURI ON-LINE / 芸能・文化

ハリポタ」など好調、出版物8年ぶりプラス成長確定

http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20050125ic02.htm


MSN-Mainichi INTERACTIVE 話題

出版販売額:韓流や純愛が貢献、8年ぶり増 04年

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050125k0000e040048000c.html

メモ。

謎工謎工 2005/01/28 08:53 貸与権の暫定運用方法がCDVJから発表されました。
http://www.cdvnet.jp//date/oshirase/050127rentalcomic.pdf

2005-01-24

管理事業者登録返上

(株)日本著作出版権管理システム著作権管理事業者登録を返上しました。

JCLS / 著作権等管理事業者登録の一時返上

http://www.jcls.co.jp/ichijihenjo.php

2002年3月に登録されてから2年近く過ぎていますが、使用料規定を制定できなかったために登録を返上したそうです。

現時点では、管理事業法対象外の非一任型の許諾業務を推進するとのことです。

謎工謎工 2005/01/24 21:17 【謹告】本日より知財推進計画改訂のパブリックコメントが開始されました(〜2/14)。「権利の消尽は悪だ! 最高裁判決をぶっ潰せ!」条項を絶対に抹消へ追い込みたい人、やっぱり輸入権は廃止すべきだと思っている人、著作権延長や版面権(出版社の著作隣接権)を阻止したい人、フェアユース規定創設や著作者人格権(特に、同一性保持権)緩和を希望する人、その他にも去年の文化庁によるパブコメだけでは無軌道な著作権強化に対抗し切れなかったと思っている人はこの機会に、意見を提出していただければ幸いです。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/050124comment.html
メール送信フォーム
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/comment2_f.html

2005-01-21

電子書籍のフォーマット

ITmedia ライフスタイル:電子書籍フォーマット「XMDF」、普及には何が必要か

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0501/21/news092.html

メモ。

個人的には、フォーマットを増やしたり、機能強化するよりも、既存のフォーマットを多くの電子書籍事業者が活用して電子書籍を普及させることが先決だと思います。

複数のフォーマットの乱立は、共倒れになるだけではないでしょうか。

不正な引用

Internet Watchにも、記事が出ていました。

シャープ、フットプリントで不正流通を防ぐ電子書籍フォーマット説明会

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/01/21/6158.html

気になったのは次の部分。

また、著作権保護機能としては、暗号化によって書籍の不正な引用・転用を防止するほか、改ざんを行なった際は、書籍を開けなくする改ざん防止機能を採用している。

「不正な引用」って、どのような行為を指して言っているでしょうか?

著作権法32条の要件を満たす場合は、「不正」ではないですし、要件を満たさない場合は「引用」ではなく「転用」とか「盗用」と言うべきでしょう。

シャープが「不正な引用」と言ったのか、それともシャープの説明内容を、Internet Watchが「不正な引用」という言葉で表したのか分かりませんが、「引用」の意味を誤解させるような「不正な引用」という表現は使うべきではないでしょう。

「引用」は著作権の及ばない行為です。

「引用」は著作権者に無断で許可無く行ってかまわない行為です。

著作権者がダメだと言っても、「引用」して何の問題もありません。

2005-01-17

ブックオフのレンタルブック閉店

Sankei Web 読書 【出版インサイド】本のレンタルにも「貸与権」導入 著作権使用料で交渉難航(01/17 05:00)

http://www.sankei.co.jp/news/050117/boo007.htm

今年になってから新聞各紙が貸与権の問題について取り上げるようになった。

この記事で一番注目すべきは次の箇所。

この動きの中、新古書店最大手のブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は、子会社を通じて実験的に開いていたレンタルブック店を、「条件で合意していない状態では営業が続けられない」(社長室)と、昨年十二月三十日に閉店させている。

法改正の施行前に既に閉店に追い込まれていたのだ。

こうやって、読書機会をつぶしていくのが、出版界のいう「共存共栄」なのだろうか。

貸与権を主張していた人達の責任は非常に大きい。

本の価値を決めるのは作者ではなくて読者

もう一つ同じ記事から。

作家の東野圭吾さんは「利益侵害だけを理由に、著作権を主張しているわけではない」と、強調する。「作家、出版社は、書店で定価で買ってくれる読者によって報酬を得、次の本作りができる。書店で買う人、新古書店で安く買う人、レンタル店で安く借りる人、図書館で無料で読む人が、同じ読書サービスを受けるのはアンフェア。より早く新刊を読めるなど、書店で買うお客さんを優先したい」

何を持ってフェアとするか、アンフェアとするかは立場によって違うだろう。

作家の立場からはそう見えるのかもしれない。

しかし、本の価値を決めるのは書いた人ではなくて、読む人だ。

この本は新刊書店で買う、この本は文庫になるまで待つ、この本は新古書店で買う、この本は貸本屋で借りる、この本は図書館で借りる、この本は読まない、それを決めるのは作者ではなくて読む人だ。読む人が新刊書店で買うだけの価値がないと思う本まで、新刊書店で買うべしという権利は書いた人には無いし、それこそアンフェアではないか。

作家は、読者に対して文句を言う前に、この本は新刊書店で買いたい、と思ってもらえるような本を書くことに力を注ぐべきだ。

少なくとも「推理小説は犯人さえ分かってしまえば、二度と読み返すことはない」と同じ作家に言われながら、正式な抗議一つしない推理作家に「定価で買わないで読むのはアンフェアだ」と言われても、何の説得力もない。

もう一度言う、買って読む本、借りて読む本、それを決めるのは読者だ。

法改正の検討課題

Yahoo!ニュース - 政治 - 共同通信

デジタル携帯機器も対象へ 著作権補償制度で文化庁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050117-00000049-kyodo-pol

文化庁が次の法改正に向けて正式に動き出した。

詳細は別途検証していきたいが、とにかく監視の目をゆるめず、適宜声を上げていくしかない。

南@NDL南@NDL 2005/01/21 06:53 お疲れさまです。
ところで、この産経の記事に出てきます東野圭吾氏ですが、図書館が誤解されかねない記述を小説内で書いたようです。
『オール讀物』2004年11月号に掲載の「容疑者X』という小説で、刑事が「帝都大学」図書館で職員に警察手帳を示し、助教授がどんな新聞を閲覧したかを聞き出すという描写があります。
こんなことを図書館員がやったら、読者のプライバシーを侵害することになりますから、現在は「図書館の自由」宣言等を踏まえ、図書館は読者の利用記録を開示しないわけですが、こういう記述をされますと、あたかも図書館が読者の利用記録をペラペラしゃべっているような印象を植え付けることになります。東野氏は図書館をこの程度のものと認識しているのかもしれませんね。

2005-01-16

CDの値段、漫画の値段

新人アルバムCD、2千円ナリ ビクターが新レーベル 制作費抑制

朝日新聞. 2005年1月15日(土)夕刊, 14面

アサヒコムには載っていなかったけど、ビクターエンターテインメントBabeStarというレーベルについての記事。

制作費などを押さえることで採算ラインを引き下げるとのこと。

京都新聞 電子版

懐かしの漫画、再出版で人気 コンビニでも販売

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005011500072&genre=K1&area=S00

こっちは最近コンビニでよく見かける廉価版コミックスについての記事。

マンガに限らず本は、ハードカバー文庫化など、一定期間が過ぎたものについて廉価版を出したり、逆に豪華版を出したりすることもある。

また、音楽CDの場合は、アルバムであれば何曲収録されていても、ほとんどが3000円だけど、本の場合はページ数や発行部数などで価格が違うのが普通。

出版物は、音楽CDに比べると弾力的な価格設定がなされているのですね。

2005-01-15

大学院でクリエーター・プロデューサー養成

アニメ・ゲーム大学院 仙台に開校 : ニュース : 教育 : Yomiuri On-Line (読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20050114ur01.htm

MSN-Mainichi INTERACTIVE 都道府県ニュース

映画などのプロデューサー育成 仙台市と東北芸術工科大、大学院設立へ /宮城

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyagi/news/20050114ddlk04040153000c.html

東北芸術工科大学のリリースはこちら。

大学院仙台スクール(コンテンツ・プロデュース領域)設置について

http://www.tuad.ac.jp/topics/index_d.html?topics_id=topics02&sub_id=d&seq_no=2318

カリキュラムには著作権法も含まれているそうですが、クリエーターやプロデューサー著作権をきちんと学ぶことは大事だと思います。

2005-01-12

CRICの著作権DBは未更新

(社)著作権情報センターのサイトに掲載されている著作権DBは、条文を参照する際によく利用している。

1月1日から施行された法改正が反映されているか気になったので見てみたが、著作権法の条文は何と平成14年改正までしか反映されていなかった。

平成16年改正どころか平成15年の改正も反映されていないので、映画の著作物の保護期間が50年のままだ。

いくらなんでも、平成15年改正が反映されていないのは問題ではないだろうか?

とりあえず、今後条文を確認する時には気をつけないと。

文化庁のサイトでも附則が残っていた

CRICのサイトの著作権法条文は更新されていなかったが、まさかと思って文化庁のサイトも見てみた。

そうしたら、まだ附則4条の2は残っていました。

http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/main.asp%7B0fl=show&id=1000003127&clc=1000011205&cmc=1000002931&cli=1000003083&cmi=1000003089%7B9.html

南@NDL南@NDL 2005/01/17 10:47 CRICのサイトは更新が遅いので、もっぱら「法令データ提供システム」を愛用しています。正確ですし、未施行法令もきちんと収録されていますから・・・。ただ、告示が調べられないのが玉に傷です。文部科学省HP内の「告示・通達データベース」でもほとんどひっかかりませんし・・・。

2005-01-07

貸与権の記事2つ

本日付の新聞2紙で貸与権の記事が掲載されています。

一つめは読売新聞

本のレンタル 著作権使用料まだ決まらず 出版界と店舗側、共存探れ(解説)

東京読売新聞. 2005年1月7日(金)15面

解説部鈴木嘉一氏の署名記事。

貸与権導入の経緯は出版界の主張をそのままなぞったもので、物足りない感もあるが、最後の次の文章には同意する。

「購読者」であれ、レンタルブック店や図書館の「利用者」であれ、読者には変わりない。出版文化のすそ野を広げるためには、著作者の権利を守るとともに、読者の立場も視野に入れて、共存の道を探る努力が求められる

もう一つは日経流通新聞MJ

出版物に貸与権 作家側 レンタル店 使用料折り合いつかず 「負担増は死活問題」

日経流通新聞. 2005年1月7日(金)11面

吉野真由美氏の署名記事。

こちらはどちらかというとレンタル業者側の言い分を大きく取り上げている。

管理センターが示した使用料は、定価四百円のコミックの場合、二百八十円。CDVJは「このうち、八十円を著者に渡し、二百円を管理手数料と聞いた。音楽CDの著作権を管理するJASRAC日本音楽著作権協会)の手数料が著作権使用料の一五%に比べて高すぎる」と反発する。

と、管理センターの手数料についても取り上げている。

やっと、新聞も取り上げるようになりました。

遅すぎるという気もしますが、取り上げられるようになっただけでも、一歩前進と考えます。

なお、ともに署名記事でWEBでは掲載されていないようです。

cdvj赤田cdvj赤田 2005/01/15 16:39 貸与権の問題点がマスコミで取り上げられるようになったのは喜ばしいことで同感です。
日経流通は読みました。CDVJの主張をよく取り上げていました。ありがたいことです。
読売は読みもらしたのですが、「読者の裾野を広げる」は大切に思います。
最近は84年の貸与権の制定経過を調べたりしていますが、「レコードの”家庭内複製”幇助を著作権法では規制できないから貸与権を作った。」が正解のようです。実感的にも図書館なくしたり、レンタルなくしたら、本を買うかというと逆な気がします。本を読まなくなるだけです。
昨年の輸入権、本の貸与権も、文化審議会と文化庁は拙速に過大な権利を与えるという、84年と同じミスを犯しているように思います。

2005-01-05

文化庁長官留任

河合文化庁長官、留任へ 首相が要請 - asahi.com : 政治

http://www.asahi.com/politics/update/0105/005.html

YOMIURI ON-LINE / 政治

河合文化庁長官、1年間の留任が決定

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050105ia21.htm

MSN-Mainichi INTERACTIVE 行政

文化庁長官:河合隼雄氏の再度の留任固まる

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050105k0000m010095000c.html

NIKKEI NET:社会 ニュース

河合文化庁長官留任へ

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050105STXKD014205012005.html

改正著作権法は衰退産業の保護に終わるのか

昨日の日経産業新聞の記事。

音楽業界 国内活性化に「宿題」

改正著作権法が施行 環流防止、アジアで攻勢

日経産業新聞. 2005年1月4日(火)24面

佐々木たくみ氏による署名記事。

日経なので、業界べったりの記事かと思ったら、全然違った。

環流防止措置の解説と音楽業界の状況を解説しているが、この環流防止措置は「過保護」だとの見方も提示し、最後に次のようにまとめている。

海外展開による規模の拡大効果を国内のコスト低下に生かし、低迷する国内市場の活性化につなげなければ、改正著作権法は単なる衰退産業の保護に終わる。

私は著作権法は衰退産業の保護法であってはならないと思います。

また、音楽業界に課せられた「宿題」は、出版界にも課せられていることも忘れてはいけないと思います。

2005-01-04

音楽配信元年

Yahoo!ニュース - 経済総合 - 共同通信

ネット音楽配信に続々参入 05年にブーム到来か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050104-00000102-kyodo-bus_all

この記事によると、

業界は「2005年は音楽配信元年」と期待している。

そうです。

そういえば、2003年の秋にはこんな記事もありましたが。

News:2004年は“電子書籍元年”に? ソニーが本格参入

http://www.itmedia.co.jp/news/0311/13/nj00_pub.html

はたして2005年は音楽配信元年になるのでしょうか。

2005-01-01

あけましておめでとうございます。

今年も利用者の立場から著作権の話題を取り上げていきたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

平成16年改正著作権法施行

本日、平成16年改正著作権法が施行されました。

営利を目的をせず、かつ、料金を徴収しない場合をのぞく、すべての書籍・雑誌の貸与は、権利者から許諾を得ないかぎり、行えなくなりました。

しかも、その許諾を得るための仕組みは構築されていません。

その仕組みが機能するめどもたっていません。

結果として、出版界は国会の附帯決議を踏みにじりました。

出版界を代表して国会で発言した弘兼氏も、結果として国民に対して嘘をついたこととなりました。

このことは決して忘れてはいけません。


なお、マンガ喫茶には今回の法改正は直接的には影響を与えません。

マンガ喫茶は、マンガを「貸与」していませんので、貸与権は及びません。

その点は、ご安心下さい。

しかし、マンガ界もこのことは承知しているので、文化庁が10月8日〜10月21日までに実施した著作権法改正要望事項に対する意見募集において、21世紀のコミック作家の著作権を考える会が、「いわゆる「マンガ喫茶」でのコミックの利用に係る利益の著作者への還元」を要望として提出しています。

この要望がどのように扱われるのかについては、充分に注意していく必要があります。