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Copy & Copyright Diary このページをアンテナに追加 RSSフィード

著作権保護期間の70年延長に反対
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2007-03-14

フォーラムの公開トークイベント

一昨日、著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラムの第1回公開トークイベントに参加してきました。

著作権保護期間は延長すべきか--賛成派、慎重派それぞれの意見とは - CNET Japan

http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20345051,00.htm

ITmedia News:「著作権保護期間、作家が選べるシステムを」――延長めぐる議論再び (1/2)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/13/news057.html

著作権保護期間の延長をめぐり賛成・反対双方が参加の公開トーク

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/03/13/15061.html

会社を出るのが少し遅くなって、20分ぐらい遅れて会場についたので、最初の方の話は聞けませんでしたが、パネリストの話は大体聞けたと思います。

CNETの記事やInternet Watchの記事では、延長派・慎重派に共通認識が見えたと言うように書かれていますが、私にはそれは余り感じられませんでした。

延長派は「国際標準」と言うことしか延長の理由を提示することができなかっただけでなく、まず延長ありきのスタンスに終始していたように思います。

彼らが述べている「一括許諾システム」にしろ「著作権の枠組みを考え直す良い機会だ」という発言にしろ、最後まで具体的なことを提示することが出来ず、延長の為の方便に過ぎないように思えた。

共通の土俵で議論することがいかに難しいのか、改めて感じた。

やはり、「自分は権利者であって利用者ではない」という認識の人と、著作権について議論をしても、実りは少ないように思う。

何度も述べているが、「自分は権利者であると同時に利用者である」という認識に立たないと、建設的な議論は出来ないのではないのだろうか。

だとすると、延長派の人たちと議論していくことは本当に難しいと思う。

彼らに、自分が利用者でもあることを自覚してもらうには、どうすればいいのか。非常に難しい。

国際標準という詭弁

延長派の人たちが延長の理由としてあげるのは、「国際標準」ということしか無くなってきているが、この「国際標準」さえ詭弁であることは、昨日のシンポジウムでも会場からの質疑で出てきた。

欧米では「撤回権」があるが、日本には無い、なんで保護期間のことしか言わないのか、と。

私は「撤回権」は無くてかまわないと思っているので、その点は「国際標準」でなくても全くかまわないが、ごく最近、「国際標準」から逸脱した著作権法がなされていることも、指摘しておきたい。

昨年12月に成立した著作権法改正には、罰則の強化が盛り込まれており、懲役刑は5年以下から10年以下に、強化された。

しかし、アメリカイギリスフランスドイツイタリア中国韓国では、最高で5年以下の懲役である。

文化審議会 著作権分科会 法制問題小委員会(第5回)議事録 [資料1] 3.罰則の強化について−文部科学省

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/06060713/001/008.htm

なお、上記資料において、イギリスは「10年以下」となっているが、これは「2年以下」の誤りであったことが、第7回の法制問題小委員会で文化庁著作権課より述べられている。

文化審議会 著作権分科会 法制問題小委員会(第7回)議事録−文部科学省

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/06082111.htm

では、「国際標準」を理由に著作権保護期間の延長を主張されている方達は、先の著作権法改正に反対したのでしょうか。罰則の強化は「国際標準」から外れていると主張したのでしょうか。

私は寡聞にして、そのような話は知りませんし、昨日のシンポジウムでもそのような話は出てきませんでした。

自分たちの都合の良いときだけ「国際標準」を持ち出して、自分たちに不利になるときには「国際標準」を持ち出さないというのは、都合が良すぎるのではないでしょうか。

保護期間延長の根拠たる「国際標準」というのは、彼らにとってそのようなものでしかないのだと、私は思います。

利用を拒否する権利者

公開トークイベントにおいて、多くの著作者・著作権者は利用されることを望んでいるという様な発言があったように記憶しているが、本当にそうだろうか?

キャンディ・キャンディ」や「オバケのQ太郎」等の封印作品の様に、著作者・著作権者によって出版を拒否されている事例は結構ある。復刊ドットコムで復刊が出来ない作品もたくさんある。

全ての著作者・著作権者が利用されることを望んでいるとは限らないし、仮に一括許諾システムというものが構築されたとしても、そこに登録を拒否する著作者・著作権者は出てくると思う。

そのような現実を前提にした議論を行わなければ、意味は無いと思う。

封印作品の謎

封印作品の謎

封印作品の謎 2

封印作品の謎 2

アンケート実施中

一昨日の公開トークイベントについてのアンケートを行っています。

はてなidをお持ちの方は、是非ともアンケートにご協力ください。

著作権保護期間延長問題を考えるフォーラムの公開トークイベント「なぜ、いま期間延長なのか ― 作品が広まるしくみを問う」が開催されました。 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム - thinkcopyright.org | フォーラムの公開シンポジウム | 公開トークイベント vol.1 http://thinkcopyright.org/resume_talk01.html 参加された方、ストリーミング中継をご覧になった方、動画配信をご覧になった方、CNET、ITmedeia、Internet Watchの記事をご覧になられた方に質問します。 著作権保護期間は延長すべきか--賛成派、慎重派それぞれの意見とは - CNET Japan http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20345051,00.htm 著作権保護期間は延長すべきか--賛成派、慎重派それぞれの意見とは - CNET Japan http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20345051,00.htm 著作権保護期間の延長をめぐり賛成・反対双方が参加の公開トーク http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/03/13/15061.html

あなたは著作権保護期間の延長に賛成ですか? 反対ですか? (トークイベントを聞いた後、現時点で)
賛成 124
反対 528
態度保留 272
この公開トークイベントの出演者・コーディネーターの意見を聞いて賛成・反対の意見はかわりましたか?
変わらない 783
賛成から態度保留に変わった 36
賛成から反対に変わった 12
態度保留から賛成に変わった 22
態度保留から反対に変わった 30
反対から賛成に変わった 10
反対から態度保留に変わった 31
出演者・コーディネーターのなかで、どなたの意見・発言に共感を得ましたか?
佐野眞一氏 362
瀬尾太一氏 304
林紘一郎氏 224
三田誠広氏 192
津田大介氏 280