2012-01-16
内閣改造と学校の人事
先日、野田内閣の改造人事の記事を読みながら感じたことです。
「逃げることのできない課題を着実に推進する決意の表明」との主旨説明であり、その決意そのものには賛同したいと思います。一方で閣僚人事には候補者それぞれの支持基盤や所属派閥のバランスへの配慮などもあり、必ずしも目的志向・人物本位での任用ばかりとはいかないようです。
前職まで人事コンサルティングの業務経験が多かったため、企業経営者や人事部長といった方々と人事にまつわる話をする機会が多くありました。企業の人事、特に幹部クラスや管理職の人事はほぼトップ(経営者)の意向次第で決まります。判断軸は主に目的志向・人物本位。現時点での適材適所だけでなく、次世代を見すえた育成目的の人事も行われます。
もちろん自身のイエスマンを重用するような経営者も存在しますがごく一部。それで通用するほど同業他社との競争は甘くありません。
では学校の人事はどうでしょうか。
企業と違い、現場志向(担任志向)が強い先生方を分掌ポストに任用するのは容易ではないでしょう。人事の難易度は企業よりもはるかに高いと感じます。その結果として、最適任者であるかどうかはともかく、“引き受けてもらえそうな人”に委任する人事となる事情も理解できます。しかし、「本校の教科主任は任命制ではなく、持ち回りで…」といった話を聞くと本当に残念に思います。
リーダーの要件には様々なものがあり、本屋に行けば関連書が数多く並んでいます。リーダーシップやマネジメントスキル、育成マインドやスキルはもちろん大切です。あえて私自身は、“意志”をあげたいと思います。どれほど能力・適性があろうと、本人にその意志がなく、「命じられたから…」という方が、困難な状況を乗り越え、何かを捨ててリーダーの職責を果たそうとするでしょうか。
仮に力量不足でも経験不足であっても、“意志のある人材に期待する”人事を実践していただきたいと強く思います。そのためには、組織体制整備や人事処遇ルールの整備など仕組み化とともに、その起点となる経営層・管理職の意志が不可欠です。
- 15 http://www.core-net.net/
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