2011-11-20
新聞の投書に思ったこと
微熱は少し下がってきました。夕方になるとちょっと上がるから、疲れが出たのかなあ。まだ下痢も続いているので、次の休みのときに病院に行ってこようと思っています。ご心配いただいた皆さん、ありがとうございます!m(_ _"m)
さて、11月19日の読売新聞投稿欄に掲載されていた記事を読んで感じたこと。
「見えない障害にも理解を」
潰瘍性大腸炎で大腸を全摘した女性。多目的トイレ(人工肛門をつけている人にも使いやすい設備を整えたトイレ)を使っていると、車椅子の人や介護者から「病気でもない人が使わないでくれ」と言われてしまうことがある。内臓疾患を抱えていても一見健常者と区別がつかない。見えない障害がある人もいるということを知ってほしい、という内容です。
UC仲間のSさんが、「ハートプラスマーク」という内部障害を示すマークの普及に取り組んでいて、バッジを作ってくれました。
オフ会のときにいただいたので、カバンにつけています。緊急トイレのときは、これをチラ見せすればスススススス…とモーセの出エジプト記で海が割れるがごとく我が前に道ができるはず!そうであってくれ!!
また、「見えない障害」を知ってもらうための透明のリボン型バッジを作っている団体もあります。http://watashinofukushi.com/
たしかに、目に見えない病気や障害があることは、理解されにくいですよね。ただし、そのおかげで偏見や差別を受けないということも言えると思いますが。
こういうことって、もちろん社会の側の理解が浸透することが一番で、誰もが嫌な思いをせずに気持ちよく、楽しく生きていけるのが「良い社会」だと思います。でも、たくさんの人がいて、その誰もが様々な障害に知識と理解を持っていて、他人の痛みを思いやれるような優しさに溢れているなら、世界はもっとずっと良くなっているはずだよねえ。戦争もないし、差別もないし、みんなで富を分け合い、不幸を分かち合っているはずだ。やっぱり、それはなかなか難しいことなんだろう。
この前学生時代の友達とメールしていたとき、体調の話になって、「実は私潰瘍性大腸炎っていう難病になっちゃってねー」と書いたら、その返事に「ふーん、私なんか近頃四十肩が辛くて辛くてさー、(以下肩が上がらないという話)」という反応でした。まあ、そろそろ人の話は聞かず、言いたいことだけ言うお年頃♪なので、ちょっとだけ (;´∀`)と思いましたが、自分のほうも詳しく病気の話をしたわけではないし、彼女のQOLにとっては、日々直面している肩が上がらなくて物を持てないことのほうが、重要で深刻なことですよね。
かといって、私は「人間冷たい!!人間全部( ゚Д゚)<氏ね!」と言っている訳ではありません。他人の苦しみって、完全にわかってあげることはできないものだ。人は皆、自分の抱えている問題がいちばん大きくて、辛いと思ってしまうものなんだ。そういう前提に立った上で、限りある想像力を駆使して、一生懸命コミュニケーションをとって、ようやくなんとなく他人の苦しみにぼんやりと手が届いたら、「私の自己満足に過ぎないことはわかっているけれど、何かできることはありませんか?」って訊くことしかできないんじゃないか。
逆に自分が辛いときは、どういう状態になっていて、何を手助けしてもらえたら嬉しいか、丁寧に説明して、助けてもらったら感謝する、というのを繰り返すしかないんじゃないか。何も言わなくても助けてもらえるほどに、世界は簡単ではないんだろう。
そんなふうに思っているわけです。
だから、投書の人みたいな目にあったら、「実は私、こういう病気でここを使わせてもらってるんですよ。お先に使わせていただきました」って笑顔で言ってくれたらいいんじゃないかなあ。知らなくて文句を言っちゃった人も、次からは考えてくれるはずだし、回りまわって遠くの誰かを助けることになると思うんだよね。そうであってほしいなあ。


