このごろ読んだ漫画(05/10/28)

漫画じゃなくて文学

火の鳥 1 黎明編 (角川文庫)

火の鳥 1 黎明編 (角川文庫)

ブラック・ジャック』をコンプリートしたので、今度は『火の鳥』。手塚治虫のライフワークとも言える作品群。
読んでいると、何ともいえない気分になる。
人間のエゴイズムが描かれている、まるで神の視点のように。
高いところから書いたような、いや、作者が霞んで見えるような文体で迫られるエッセイは、背筋が凍りつくようだ。
司馬遼太郎のエッセイなんかが良い例だ。
この漫画からは、同じ匂いが感じられる。
なのに読まずにはいられない。
それが手塚、それが『火の鳥』。

カッコいいこと書いたけど、全部集められるかわかんないな〜。
万年金欠だもん。他の新刊漫画を我慢すれば良いけど。
どれくらいかかるんでしょう・・・。