鉄腕バーディー DECODE:02 第11話「BOTH SIDES NOW」

 まぁどうせナタルも先は長くないんだし。
 調整槽に漬けちゃうとか、残り三人のうち一人は自首、もう一人は仲間割れで自滅と、なんとも尺の関係で無理矢理処理しましたって可能性は考えられるのだが、結構自然な流れであるようにも思った。おみくじの場面では内面のバーディーを敢えて出さない演出など、結構視聴者に考えさせる流れがあって気合は入る。くじの内容はあまりに出来すぎだが。あー、あと中杉の登場はやりすぎじゃね?。後で処理が入るのかもしれないので今はなんともいえませんけど。
 というわけで、物語的には特に目新しい部分があるわけでもないけど、複線の繋がりとかメッセージの力強さを考えると、ほぼ文句無しで没頭して視聴してました。この流れだとナタルは退場っぽいけど、美しく昇華しそう。
 そういや早宮がつとむとは別の男といい感じになるとは思ってもみなかった。

鉄腕バーディー DECODE:02 第12話「BEFORE LONG」

 なるほど、中杉は次回予告要員だったか。
 メギウス警部の粋なはからい。で、泣かないバーディー。アクションは迫力あったねぇ。スピード感があって、そこに人体のカッコつけない躍動があり、ストレスのない直線的な動きの連発で、わかりにくい部分がちょっとあったものゝ、よくぞここまでって感じでした。時間跳躍は反則だと思うんだけど、そこはご愛嬌かな。最後でいろんな要素がつながりあってやっぱり文句なしに近い出来。
 かなりの会話に含意があり、こっ恥ずかしい台詞も上ずった部分がなく、極々自然に視聴者に色々考えさせるよう作られていて、ここは自分がしたり顔でいろいろ言わなくても構わないのだと思う。また時間が経つと結構自分の中での感情がしょぼくれる可能性はあるんだけど、少なくともスピグラよりは圧倒的に出来がいい。いちおうおもろ+にしとくけど、自分の中では名作評価を与えたい一品。というわけで、Decode:03を期待したい。