カタログ落ち

2017年05月20日-土

ガーリッシュ ナンバー1200:01

 OP映像で使われていた動画が本編にあったな。

 OP映像のほうはOP口パクしてるし、本編は本編の台詞シンクロ。割と凝った作り。普通に考えたら流用というべきなんだろうけど、自分的にはむしろスタッフ最初から狙ってやったのだと思ってしまう。まぁだからなんだといわれると困るけど。

 最終回で、手堅く「俺達の戦いはこれからだ」End。といっても打ち切りではなく最初からこうすると決めてたはずで、いやまぁこれもだからなんだといわれると困るけど。お話的に声優がどういう動機仕事をやってるのかとか、そういうのはおそらくとってつけたテーマであって、やはりSHIROBAKOアンチテーゼと見るほうが自然なんだろうなとは思った。志の低い管理職に仕切られた現場で、いつ打ち捨てられるかわからない声優がまぁ真剣なのもおり、悟ったようなものもおり、仕事をなめているものもその他個人事情でいろいろな思惑がありながら、日銭を稼ぐってところなのか。そのへん割と派遣労働者の多いブラック職場に近いそういう職場あたりなんかを想定して、そこで働いている人に対してのほんのちょっと応援歌みたいな、そういう敷衍の仕方をしてもよいんだけど、職場にもキャラにもある一定距離感があるのでそれほど感情移入するような作りではない。でもまぁそういう浮き草的な状況で、やれ感動的なシーンとしてそのような状況を切り取ったとしても、現実がその場限りのプロジェクトである場合も多かろうから節度として確かに適切だとは思う。

 正直評価は難しくて、おそらくスタッフ自身がこの作品を大売れさせようという動機があったのか?と言われると甚だ疑問で、かといってスタッフ真剣実がないというつもりも無いし、仮に大売れしたとしても続編を作ることができるようになってないと思うし、そのへん割り切っていると思う。

 そりゃ一つの物語としてそれなりの起承転結は作ってあるし手堅いといえば手堅いんだけど、個人的に視聴中はそれほど感情が突き動かされるとかそういうことはなくって、かなり冷静に眺めていられたって感じ。自分が歳をとったということもあるのかもしれないが、キャラがいろいろ喜怒哀楽を示したり、状況が良くも悪くもなっても、大抵人間(現実)ってそんなもんだよね〜みたいな感じで流して視聴してたから、展開としてこれはダメだとか、こういう描写はいかんだろうと視聴中マイナスの評価をしてしまうこともなかったし、そのへんうまくまとめあげているんだろうなと思うしかない。かといって割と手の込んだ仕掛けや仕上げをしてたりするので玄人好みにしたてゝいるんだろうなというところ。まぁスタッフとしても何事も想定内に収まっていると判断してるのではなかろうか。視聴して損をしたということもないし、これは良い作品から是非視聴すべきと他人に薦めるような作品でもない。ヘンな話、あまり良し悪しで語る作品ではないんだろうなとは思う。よくこんな企画通したなと不思議感覚さえ覚えてしまう。

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