競女!!!!!!!! 第4話

 解説するのに実演までしなくても良いから。
 入れ替え戦その2。エリートクラスの台詞からすると脱落はないのかな。あと、二人勝たせて主人公周りは全員勝たせるのかと思っていたらそこは肩透かし。そうでなくっちゃね。
 そうそう退屈するってわけでもないんだが、バトルシーンが連続ってのも考えものだな。若いときだったらこれでもよかったのだけども、今こうやって考え直してみると一試合の重みが薄れてしまう。副主役の宮田に時間を割き、主人公周りでも脇役寄りの青葉と豊口は時間短めにして、試合ごとの重みも変えているからそのへん抜かりはないんだけど、やっぱ時間短めの試合はその軽重が手抜きの要素も内包するのでなんかもったいない。あと、競技自体はオリジナルなのに、物語は構造的にパロディものなので、それがちょっとおもしろい感じではある。真剣に制作しているけど、力は抜いているよってところかな。視聴者としての態度もやはり所詮コメディという抑制が働くので、これは全体的に見たら個人的にはよい方向性になっていると思う。作品としては自ら天井を作ってしまうから、大ヒットの可能性を潰してしまってはいるんだが、まぁ制作側も大ヒットまでは期待していないだろう。掴みで失敗するかもしれないが、一定数の視聴者を運よく獲得できたら手堅く引き止めるぐらいの位置づけなのかも。