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2006-05-17

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http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/20060516のつづき)


■ 私が圧力説を記事にしたいきさつ


 私はTVでフィギュアスケートの活躍を見ているときにこの記事を思いつきました。元になった知識は、学生のころ熱力学で使用していた教科書です。教科書には水の状態図についての解説と、練習問題としてスケートが滑る理由(圧力説のみ)が書かれていました。

少し調べてみると、リンクに使用したページをみつけました。そこで圧力説は唯一絶対のものでないことを知り、摩擦説が最も支持されていることを知りました。その際の私の認識は、滑る理由についてはまだ未解決であり、摩擦説が有望、圧力説は否定的というものでした。しかし、摩擦説でも説明のできない現象があるようでしたので、圧力説ともそう立場はあまり変わらないと思い圧力説を書くことにしました。教科書に書いてあった内容がそうそう間違っていると思えなかったこともあります。また他にも圧力説を書きたい理由がありました。


 圧力説を書いたわけは、状態図の説明にスケートによる圧力融解がもってこいだったからです。状態図と結びつけて、水の性質を説明すれば、話しが簡単に膨らみます。スケートの高圧で水が溶解する話しに加えて、高い山だと低圧で沸点が低下する話し、海底だと高圧で沸点が上昇する話しなどを例にだすことができます。状態図について知ってもらい、身近な水についての知識を深めてもらいたい、という考えでした。


 そして掲載後に指摘を受け、圧力説は既に専門家の間で否定されている説であることを認識しました。スケートが滑る原理を紹介する事より、状態図を説明することが主眼になっていた感じは否めません。前回述べましたが、おそらくいまだに圧力説がはびこっているのも、私のように状態図を説明する「道具」としてこの話しを利用しているのも一因であると思います。


f:id:galoa:20060305131352j:image

  • 記事に載せた水の状態図。わかりやすくと思い、圧力変化を大げさに書いたのもよくなかった。

(文・図:宮下友則) 最終更新 2006/5/17 ver.1.0

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