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2006-05-30

[][] 映画で科学を考える 〜蠍座〜  映画で科学を考える 〜蠍座〜 - さっぽろサイエンス観光マップ を含むブックマーク



札幌駅前に、蠍座(さそりざ)という小さな映画館があります。

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  • 蠍座外観 (撮影:2006/1/21)

支配人さんが、自分が観た映画の中で良いと思った作品だけを上映しています。

内装にもこだわりが見え、コーヒーの良い香りが漂うロビーでは

テーブルに季節の花が飾られていたりと、居心地の良いカフェのような雰囲気です。


支配人さんは動物が好きなのだそうで

「ディープ・ブルー」や「皇帝ペンギン」などの生物ドキュメンタリーも

これまでたびたび上映されています。


■映写機の歴史 ※写真手配中


映画は、映写機によってスクリーンに映し出されます。

蠍座で映写機を直接見ることはできませんが、

劇場で後ろを向くと、こちらにレンズが向いているのが見えます。


光を使って絵を拡大し映し出す、映写機の先駆は

1646年にスイスの神父、アタナシウス・キルヒャーが作った幻灯機です。

この17世紀には、影絵を映し出す影絵劇場が流行しました。


絵を動かして映像を楽しむ試みも昔から行われていました。

網膜の残像現象を利用したゾエトロープ(驚き盤)などがその例です。

網膜とは、眼球の中の、光を受け感覚を生じる視細胞が並ぶ薄い層のこと。

視細胞には、桿体(棒型)細胞と錘体(コーン型)細胞の2種類があります。

暗い場所で物を見るときには桿体細胞が働き、明るい場所では錘体細胞が働きます。

錘体細胞は明るい光が当たるとしばらくもとに戻れず、

眩しいものを見つめた後はその形がしばらく残って見えます。これが残像です。


19世紀半ば、これらは科学玩具として流行しました。

1892年にはフランスの自然科学者、エミール・レノーが

ゾエトロープに映写装置をつけたプラキシノスコープを作製、上映し

世界最初のアニメーションといえる興行を行いました。


写真を動かして見れる機械を最初に発明したのは、発明王エジソンです。

1893年、エジソンが作ったキネトスコープは、

覗き穴から映画が見られる、映像からくり箱でした。

その翌々年、リュミエール兄弟が

箱の中ではなく、スクリーンに映し出して大勢で楽しめる映像装置を作り、

世界の人々を驚かせました。

1897年には日本にも持ち込まれ、「活動写真」として広まったそうです。


■映写機の仕組み


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  • 映写機 (撮影:2005/10/19)

映写機は、レンズ、フィルム、シャッターがあるという点で

カメラなどの撮影機とほとんど同じ仕組みになっています。

違うのは、フィルムを映し出す光源があるということです。


映画のフィルムは、通常1秒に24コマが映し出されます。

映写機は、間欠輪動装置という装置を用いて

フィルムをすばやく正確に動かしています。


フィルムを大きく映し出すために、映写機では強力な光源が使われています。

強い光に照らされたフィルムが、熱くなって溶けてしまわないように

風を送り込んでフィルムを冷却する装置も取り付けられています。


(文・写真 タナカマイ) 最終更新 2006/5/31 ver.1


【住所】

 

【アクセス方法】

  • JR札幌駅北口から北へ徒歩3分

【参考文献】

  1. 『大百科事典』平凡社
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