白い紙の上をゴロゴロと転がる
動かした手と足が紙をしわくちゃにして
汚れた身体が色鮮やかなあとを残した
それを見た人は通り過ぎてから振り返る
それを見た人はえらく感動して自分もやってみたくなる
簡単なことだとぼくは手を広げる
空を少し見上げてわからないくらい小さく深呼吸する
そして、白い紙の上をゴロゴロと転がってみせる
■[物語コトバ] 笑う男の声を聞け#140
君がいなくなった夜は月も出てきやしなかった
月が出てこない夜は君がいたことさえ嘘のよう
ぼくが吊るされた朝はにぎやかなパレードが続く
にぎやかなパレードはぼくがいたことさえ嘘にする
通りの一本隣りには捨てられた子どもが、
まだその事実もわからずに、にぎやかなパレードに胸躍らせる
神様は上の方でニヤリと微笑むから怖い
同時に世界では何だって起こるんだと大声で笑ってる
そろそろ次はアンタの番だ
気の利いた台詞ひとつで明日の晩ゴハンにありつけそうだ
「神様、あんたは絶対だ」