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2004/01/22

当世流行覗見譚

具体的にどう書いていいものか分からないので、濁しながら。

ちょっと拍子抜けしたコトがあって、その「知らないコトによる威圧感」みたいなコトを書こうとしたが、どうにも「中身も知らずに知ったかしてる」風な文書に見えてしまう。書きたいこととは全然違うんだが。

なんつーか、ガワは意外とショボい、と思った。

Vermilion::text F30 #5 「ウィンドウショッピング」

 男はその店――無の商店では望むものすべてが手に入ることと、それを手にするために支払うべき代価を知っていた。

 男が望んでいるのは、Vermilionの外にある己が故郷に帰り、その風景を描くことだった。彼は七歳で絵描きを志して以来、毎日それを日課にしていた。だが、ある日突然、この朱塔に閉じ込められることになったのである。

 ここでの風景は、決して今まで見てきた風景に劣るものではない。空の色、風の音、雨の雫、花の香り。すべてが未知のものであり、男の中にある感性を刺激して止まない奇妙な神秘性を帯びて見えた。

 しかし、男の故郷はこの塔の中には無かった。

 無の商店に来れば、何でも手に入れることができる。最初、男の棚に並んだのは一個の鍵だった。次の日、男の棚に並んだのは自転車だった。次の日、男の棚に並んだのは故郷まで直通の飛行機チケットだった。

 だが、男はこの店に支払うべき代価を知っていたから、これらに手を出しはしなかった。なにしろ、その代価は『Vermilionから出ないこと』なのだから、それを手にした瞬間に鍵は鉄屑になり、自転車はただの車輪になり、チケットはただの紙切れになる。

 そこで、男は考えた。

「お客さん、このところ毎日来ているね」

「ええ、ウィンドウショッピングという奴ですよ」

 男の棚には、故郷がある。写真でも、ヴィデオでもない。男が故郷と愛する街すべてが、棚の中に入っていた。男は今日も景色を描きに、この店に来る。

この話において「無の商店」を皮肉なユーモアの持ち主として書きたかったのか、一縷の望みを授けるものとして書きたかったのか、それが自分でも分からない。

あと、いくらなんでも街一個が入る棚は無いだろうという気もする。人様が設定した場所に、こういう破天荒なことをしてしまうのは怖い。(逆に、自分が設定したものをひっくり返されたり脇に置かれたりするのは、全然問題ないのだけれど)

ワイルド・ターキー

びっくりするほど絶好調。ホット・スタートだからだろうけど。

発言停止

「バカって言った奴がバカ」スパイラルに陥りそうになったので発言停止。

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