ポール・シムノン

ゴリラズグラストンベリーのライブ音源を流しながら仕事をしていたら、デーモン・アルバーンの別バンド、the good, the bad and the queenの曲も聴きたくなった。そんで動画を探したら、えらくかっこいいものがみつかった。

ベースのポール・シムノンがめちゃくちゃかっこいい。さすがはロンドン・コーリングの人だ。
さて、んじゃブラー@ハイドパークを聴きながら、また作業するかな。今日はデーモンの曲を聴きたい気分の一日だ。

冷たい校舎の時は止まる

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

上下巻で合計約1,200ページ。そのほとんどが高校生の心情の描写。辻村さんは、人の小さな悩みを丁寧に書きたいんでしょうね。俺がいままでに読んだ彼女の本はどれも、悩みごとの丁寧な描写と、ちょっとしたミステリー的仕掛けでできていた。や、この人の書くものに、ミステリー的な部分はいらないんじゃないかな。それがないと、エンターテインメント性が欠けて、商売として成立しづらくなるのかな。

好きな動物その2

鹿を好きになってから、数年が過ぎた。さまざまな鹿グッズを手に入れた。表紙に鹿が描かれたノート、鹿のフィギュア、小さな鹿マークがあしらわれたスリッパなどなど。珍しいものでは、山小屋の壁にかかっている、鹿の頭部の剥製。あれを模してつくられた、美しいぬいぐるみも入手した。
鹿グッズに囲まれて生活していると、鹿の一員になったような気がして、気分がいい。鹿のすらっとした顔、なんの意図も感じさせない無垢な視線、意外と筋肉質な脚。そのすべてを、自分も共有させてもらっているような、妙な感覚がする。自分に新しい一面が生まれたようで、なんともおもしろい。

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街場のマンガ論

街場のマンガ論 (小学館クリエイティブ単行本)

街場のマンガ論 (小学館クリエイティブ単行本)

マンガ論という書名なのに、マンガを主題とする文章が少なかった。残念。内田さんの文章のなかから、マンガ関連のものをとり出して、無理やり一冊にまとめたという感じ。なかにはマンガとほとんど関係のない文章も混ざっている。マンガ論を期待して手にとったので、物足りなかった。マンガについて書かれた文章も、雑感ばかりでどれも話が浅く、心に残るものはなかった。マンガファンのための本ではなく、内田ファンのための本だと思う。この内容でマンガ論と称するのは、誠実ではない。