Hatena::ブログ(Diary)

Creative7 RSSフィード

2013-07-20

秋田県立美術館(平野政吉美術館)の閉館、大壁画「秋田の行事」展示室の閉鎖及び「秋田の行事」、藤田嗣治作品の移転について


秋田県及び秋田県教育委員会 様

 秋田県立美術館にある藤田嗣治の大壁画秋田の行事」展示室が閉鎖され、「秋田の行事」、藤田嗣治作品が、新県立美術館に移転されると新聞報道等で伝えられております。
 秋田県民として、下記のような理由により、秋田県立美術館に展示されている「秋田の行事」、藤田嗣治作品の移転を止めるよう、要望致します。
 秋田県立美術館(平野政吉美術館)の建物及び大壁画秋田の行事」を展示している大展示室に関しての文化的価値、歴史的価値等について、県として、十分な調査、検討が実施されておらず、県の評価が確定されておりません。平成22年2月の県議会などで議論はされておりましたが、議員の様々な意見が出され、県が回答しただけであり、県の評価が確定されたわけではありません。平野政吉氏の新聞、雑誌での証言、親族へ言い伝えられている言葉、美術館建設の件で何度もパリ郊外の藤田嗣治を訪ねた、ご健在である平野政吉氏の親族の証言、発見された藤田嗣治の日記などによる調査を十分な時間を掛けて行う必要があります。
 新聞、書籍などの資料、さらに、親族が平野政吉氏に宛てた公表された手紙などから、秋田県立美術館(平野政吉美術館)の建設、「秋田の行事」展示室の設計などに関して、藤田嗣治自身が深く関わっていることが分かっております。
 世界画壇に名を残す画家・レオナール・フジタ藤田嗣治)と関わり深い建築物及びフジタの指示が反映されている展示室は、世界でも稀であり、極めて文化的価値、歴史的価値の高いものです。
 この秋田県立美術館(平野政吉美術館)及び大壁画秋田の行事」展示室を閉館、閉鎖することは、秋田県の文化的財産を失うことになるものですので、十分な調査、検討、慎重な対応が求められるのは言うまでもないことです。
 後世の人々に優れた文化遺産を残す意味からも、十分な時間を掛けた慎重な調査、検討が求められます。
 また、現在、秋田県立美術館の建物を廃止するか、活用するかについて、未定であると伝えられております。こういった段階で、秋田県立美術館の閉館と「秋田の行事」を始めとした収蔵作品の移転だけを先行させ、既定事実化を計ることは好ましいこととは言えません。
 収蔵作品の寄贈者であり、美術館の創設者である平野政吉氏の意向を尊重する意味においても、藤田嗣治の指示、助言が反映されている秋田県立美術館・平野政吉美術館及び大壁画秋田の行事」展示室は閉館、閉鎖すべきでないと考えます。
 また、昨年、建てられた新県立美術館のオープン記念の企画展が秋に計画されているようですが、その企画展において、藤田嗣治の指示が反映された、広々とした空間、自然光が降り注ぐ、秋田県立美術館(平野政吉美術館)の「秋田の行事」展示室で、藤田嗣治が求めた「秋田の行事」の本来の展示の姿を、訪れた人々に観せるべきであると申し伝えておきます。
 秋田県立美術館(平野政吉美術館)及び大壁画秋田の行事」展示室を閉館、閉鎖することについて及び「秋田の行事」、藤田嗣治作品を移転させることについては、それらに関心を持つ多くの秋田県民の声を聞くこと、秋田県立美術館(平野政吉美術館)及び大壁画秋田の行事」展示室の文化的価値、歴史的価値に関する十分な調査、検討することなど、慎重な対応が求められますが、それらが、秋田県において実施されず、または、何の処置も講じられず、設定した通りの「秋田の行事」及び藤田嗣治作品の移転が実施される予定に何の変化も見られない場合、種々の検討をする所存であることをお伝えしておきます。

                                                           一秋田県





web拍手 by FC2

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/creative7/20130720/1377433201