Hatena::ブログ(Diary)

川合典子ブログ

2013-08-11

No(ンノウ)とNot(ンナット)

私は昨日のブログで、

Little    がルリトルに聞こえる
Render    がウレンダーに聞こえる

という例を出して、

発音の本に解説されている
舌が歯茎についている時に出るLの音「ル」(リトル)
舌を丸めている状態で出るRの音「ウ」(レンダー)

を、日本語の音の出し方とは違うから「関係ない音なんだ」と無意識に排除しないで、それが英語の音なのだと意識して、聞いてくださいと言いました。

もう一つ、皆さんがよく知っている易しい単語でこの例を思いつきました。

なにかを聞かれて答える時、
強調して、「No」と発音したり、「Not」と発音したりする時に出る音です。

No が ンノウ
Not が ンナット

と聞こえることはあると思います。
「ン」の部分は舌の先が歯茎に着いている時に出ている音ですね。  発音の教本で、Nの正しい発音の仕方と説明されている舌先が歯茎に着いている時に出ている音です。  これを聞いて、同様に言ってみてください。  これが、正しいNの発音ですね。

この「ン」の部分を「関係ない音」と無視しないで、英語のNの音なのだと、意識して、聞いて、同じように言う練習をしてください。

このように日本語とは違う英語の子音の言い方を聞いた時、「ン」は関係ない音と排除しないで、意識して聞いて、同じように言ってください。  本人も気づかないうちに日本語の子音の言い方にすり替わってしまうことを直そうと思ったら、まず、本人が2つの音の違いに気づかなければなりません。  気づくためには、2つの音の違いをよく聞いてください。   

自分が違いを聞けない限り、何冊発音の本を買っても、何回発音レッスンを受けても、しゃべるときには、日本語の子音の言い方にすり替わってしまいます。  自分の耳で、音を聞いてください。

教育実習に行った知り合いの大学生が、「中学1年生は3年生に比べて凄くよく音が聞ける」と言っていました。  つまり、聞く力は何もしなかったら、一年一年低下していくということですね。  低下させない一番の方法は自分で、音をよく聞こうと日々挑戦していくことです。  そうすると、聞く力は上がっていきます。  

これは何歳になっても、日々練習すると向上します。  私のところには50歳を過ぎて発音を習いに来る人もいますが、毎日練習して、だんだん聞く力が向上しています。

「先生が聞いてくれるから自分は聞かなくていい」と聞くことを誰かに任せてしまうと、自分の聞く力は、「もう使わない能力」と認識されて、衰退していきます。

特に10代の方は、これからもっと聞く力を伸ばせるわけですから「自分の聞く力を伸ばすのだ」とチャレンジして行かれるのがいいと思います。

私は次回までに練習してくる課題を生徒さんに出すときによく言います。「自分で、お手本を聞いて同じに言う練習をして来てください。  お手本と自分の発音を比べて自分で直してきてください。  次のレッスンで、私はOOさんの発音を聞いてアドバイスしますが、練習するときは、あとで先生が直してくれるとは思わないでくださいね。  自分が直すのが最終チェックで、その後、誰も直してくれない、と思って、直してきてくださいね。」と言います。

人間の体は正直なので、あとで先生が直してくれると思うと、一生懸命音を聞かなくなるのですね。

あとで先生が直してくれると思って練習するのと、誰も直してくれない、と思って練習するのでは、2年間の間に、生徒さんの進歩の度合いがぜんぜん違うんですね。  また、そうやって2年間自分で直す経験を積んでもらうと、レッスンを終了したあとも、自分で、どんどん発音を良くしていく能力がついてきます。

私は、生徒さんの発音を良くするアドバイスもしますが、自分で発音を良くしていく能力を伸ばすためのアドバイスもします。  そして、この自分で自分の発音を良くしていく能力を身につけていただくことが最も大事なことだと思っています。  それは、発音のヒントで皆さんに公開していますし、ブログや本でもすべて公開しています。  それを聞いたり、読んだりしていただけば、皆さんも、自分の発音を良くする能力を自分で伸ばして行けます。  川合メソッドは、自分の発音を良くするために必要なスキルを出来る限り身につけて頂くような練習になっています。

ですから従来の練習に比べると、手間も暇もかかり、音を比べる集中力も要ります。   

完成度の高い発音を身につけるなら、そういう努力も厭わないという方しか練習を続けられないと思いますので、本を買う前に、そのことをお伝えしておきたいと思います。

* * *

高校英語教育文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

* * *

何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  私はとても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

* * *

f:id:creato-k:20170726200921j:image

* * * 

f:id:creato-k:20170731120112j:image
クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。